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2016年07月15日21:15

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若き6番弟子誕生???

13日は裏門からの登山道を歩き大寺院の方へ降り、ティルヴァンナマライの街の繁華街まで行って「インド製サンダル」を2足調達してきた・・これまで履いていたものより上等な品質のようで、お値段も350と395ルピーの品である。


私は日本での日常生活でも普段は「インド製サンダル」を愛用しているので(もちろん真冬でも素足にサンダルざんす・・これが健康の秘訣なのだ!)、こちらに来たときに新調するのである。

そういえば先日の劇団公演のお手伝いでは、舞台の設営&撤去作業に際してなんと2年ぶりに靴(しかも安全靴)を履いて、少々足先を痛めてしまった・・「安全靴」なのに内側で足を痛める、というのは大いに皮肉であろう(笑)



さて片方のサンダルは早速履き下ろしたが、なるほどなかなか良い感じではある・・ただし耐久性についてはもう片方の物に比べるとへたりが早くきそうな感じなので? インドを出る前にあらためてもう一足スペアとして買っておこうかな?・・とも考える次第。



でまあ、日本から履いてきた物は「もう充分履き潰した」と言っても過言ではないヨレヨレのへたり具合であり、そもそも新しいサンダルを買ったら「お役御免」で捨てるつもりであったわけだが、

たまたま先行して現地入りしている知人が「履いていたサンダルを盗まれる」という事件があり(インドでは全然珍しくない・・私も過去に何度か盗られた。子犬がおもちゃとして持って行く・・なんてこともある)、そういうタイミングであるから「こんな履き潰したものでよければ、とりあえずの代用品として進呈しますよ」・・・という運びになってしまった(笑)。


もちろん知人は他の靴などを持っているのだが、こちらでの生活は靴というのはあんまり実用的ではなくサンダルが一番なのである。ところがどういうわけかアシュラム周辺には未だに「履き物屋」が存在せず、こればかりは街中まで買い出しに行かねばならない・・・という事情がある。


とはいえ常識的に考えると、「若い娘(その知人はまだ20代半ばのおねーさん)が中年のおっさんの履き潰したサンダルを履く?」・・などというのは、なんともあり得ない&信じ難い情景であるのだが、そこらへんを全く意に介していない辺りが、なんだか「浮き世離れしている」彼女の個性・・と言えるかも知れないざんすねえ(笑)。



しかしこの「履き物を譲る・譲られる」というのは、インド的精神風土の中では何となく「イニシェーション」を想起させられる象徴的営為と言えるのではなかろうか?

たとえばインドでの目上の存在への「最上級の儀礼的挨拶」とは、「相手の足に触った両手を自分の頭頂部に持って行く」仕草なのであり、また時に「聖者・賢者の履いていた履き物」も同じ様な礼拝の対象となる・・のである(ただしラマナは生涯裸足のままであった)。


そんなわけなので半分冗談話として、今後この「浮き世離れしている」若いおねーさんのことを「6番弟子」と呼ぶ(もちろん当人の了解の上である)ことになったのであった、わははははは・・・・・!!!!!

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