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2016年06月27日19:23

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ピアノ連弾で聴くブラームスの交響曲第2番

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6/25土曜のお昼、日立シビックセンターのアトリウムで
ピアノ連弾の演奏を聴いてきました。
演目はすべてブラームスの作品です。

♪ハンガリー舞曲第5番
♪交響曲第2番ニ長調op.73 
♪(アンコール)ワルツ第15番変イ長調op39-15
♪(アンコール)交響曲第2番の第2楽章

演奏は Nodus Secundus(大浦智弘・伊藤亜紀)。
大浦智弘氏は昨年の夏に行われた
野外ひたち市民オペラでヴェルディ作曲「マクベス」を指揮されました。

私、ブラームスの交響曲ではもっとも2番が好きです。
通常はブラームスの2番だから「ブラ2」と呼んでいます。
構築的でドラマティックな1番の作曲に
ブラームスは20年を費やしました。
一方でこの2番は4ヶ月です。
短期間でできたけれど、内容は非常に充実しています。
自然の似姿のようなのびやかな音楽です。
オーストリア南部のペルチャッハという美しい湖畔で作曲されたためか
水の流れ、光と風、樹々、鳥の声、森からの角笛の響きなど
景色を音に封じ込めたような音楽に仕上がっています。
それと美しい歌にあふれていますね。

もともとブラームスの音楽は
簡潔に作曲されているにも関わらず、響きが豊かです。
それらがピアノ連弾で弾かれると
全体はシンプルになりますが響きの豊かさはそのまんまです。
むしろ原曲がピアノだった!と言われてもおかしくない。

アトリウムという大きな空間で演奏されたためか
反響というよりも、抜けがよい音場感になっていました。
だから、全体的に透明感がある響きでしたね。
この曲はそういう響きの方がフィットするように思います。
またピアノの音であっても、原曲にある弦だけでなく
木管や金管の音を意識した演奏でした。

コンサートを楽しんだ後、
私はカシマスタジアムへ向かうので、
アントラーズ優勝前の気持ちの高ぶりを
ブラ2でクールダウンさせたという感じでした。

下の写真は野外ひたち市民オペラ「マクベス」の写真展で撮ってきたもの。
大浦氏がオーケストラの前で指揮されています。
ちなみにこのオペラはイングランド軍の勝利の歌で終わります。
先週末の英国のEU離脱が国民投票で決まったばかりですが、
いわゆるBrexitは、Regrexitになりそうだ!と、今日の夕刊にありました。
Regrexit=Regret+Exit と意味しています。
英国、悔やんでる?

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