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2016年06月26日04:52

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柳澤健『1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代』集英社 2016年5月刊

昨日読み終った本。
柳澤健『1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代』集英社 2016年5月刊。

http://bookmeter.com/b/4087816109
http://www.amazon.co.jp/dp/4087816109/

『小説すばる』2013年8月号〜2014年11月号連載を加筆修正。

『完本1976年のアントニオ猪木』文春文庫 2009.3
『1985年のクラッシュ・ギャルズ』文藝春秋 2011.9
『1993年の女子プロレス』双葉社 2011.6
『日本レスリングの物語』岩波書店 2012.5
『1964年のジャイアント馬場』双葉社 2014.11
の著者(1960年3月25日生まれ)による、1970年代の深夜放送「TBS金曜パック第二部、水曜パック第一部」の林美雄(1943-2002)を描いたルポルタージュ。

全16回分を連載時に読んでましたが、347ページを三日間かけて読み通し、加筆部分とあとがき・主要参考文献・資料を楽しみました。

1960年3月生まれの著者は「TBS 金曜パック第二部」(1970年6月〜1974年8月)をリアルタイムで聴いたことはないでしょうけど、さらに若い高橋秀明編集長(1967-2014.4.19)の企画による成果は、リスナーだった、1955年1月生まれの『1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代』体験者に四十年前の自分を回想させてくれました。

「ユーミンのデビューアルバムである『ひこうき雲』[1973年11月20日発売]に収録された曲は、すべて十六歳までに書いたものだ。

セカンドアルバムの『MISSLIM』[1974年10月5日発売]に収録された曲の多くもまた、十代の頃に書いたものだが、それだけでは足りず、新曲もいくつか付け加えた。

二枚のアルバムを作り終えて、曲のストックは尽きてしまった。

ユーミンにはわかっていた。『ひこうき雲』と『MISSLIM』の二枚のアルバムに収録された曲の水準の高さを。

そして、すでに十代の少女ではない自分には「ベルベット・イースター」や「雨の街を」「やさしさに包まれたなら」のような曲は決して書けないことを。」
p.266 あの日にかえりたい

私はこの二枚以降はほとんど聴いていません。
『ひこうき雲』と『MISSLIM』は素晴らしかったなぁ。

ウィキペディア http://bit.ly/1pNVYd3 によれば、ユーミンは1954年1月19日東京都八王子市生まれ。
私は翌年の1955年1月生まれで、育ったのは八王子の東隣の立川です。

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