最初に気付いたのはいつだったろう?
2008年04月28日の日記で写真を上げている。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=789011978&owner_id=258708
本文ではなくコメントの方で、
「線路のドドメに群生していたオレンジ色のポピーです。
どう考えても柵の中、植えたものとは思えないので、どこから来たんでしょうねぇ?」
♪おぉ〜っかのうっえっ ヒんナゲシぃのぉ〜はぁんなぁがぁぁ〜〜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒナゲシ
分類
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ケシ目 Papaverales
科 : ケシ科 Papaveraceae
属 : ケシ属 Papaver
種 : ヒナゲシ P. rhoeas
学名 Papaver rhoeas L.
和名 ヒナゲシ(雛罌粟)
英名 Corn poppy
ヒナゲシ(雛罌粟、ひなげし、学名Papaver rhoeas)は、ヨーロッパ原産のケシ
科の一年草で、虞美人草(グビジンソウ)、シャーレイポピー(Shirley
poppy)とも言う。
虞美人草=ひなげし
し…知らなかった…
と、この時はまだ正体に気付いていなかったようだ。
2015年05月16日「う…美しき侵略者」と題した日記で、やっと気付いたようだ。
写真はその1年前に撮影していた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1942139963&owner_id=258708
最近道端で良く目にする。
アスファルトの裂け目から等もガンガン咲いている。
不思議で仕方なかった。ケシなんか誰が植えるんだ?と思ってたら外来侵入生物だったんだ…
(撮影日:2014年05月03日)
最初にこれを目にした時は、ケシなんかやたらとその辺に咲いてちゃ拙いんでないか?
としか思わなかったが、このナガミヒナゲシは他のヒナゲシと同様、阿片の原料となるアルカロイドを含んでおらず、栽培は規制されていないそうな。
規制されるケシは阿片ケシ(アヘンケシ)と呼ばれることもある、ケシ(芥子、Opium poppy、罌粟、学名 Papaver somniferum)で、ケシ科ケシ属に属する一年草の植物。
そう言った危険はないにしても、この花屋で売っていそうな可愛らしい花。
あちこちに群生しており、まさに誰かがここに植えたの?と思う程野良っぽくない垢抜けた花である。
あまりにあちこちに生えているので「この花はなんだ?」とずっと首をかしげていた。
実はこの花、誰かが植えたものではなく、外来種の侵入者、立派な雑草だったのだ。
それもかなり強力な。
ナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟、学名Papaver dubium)
ケシ科の一年草である。
地中海沿岸から中欧にかけての原産。
元々は観賞用として移入されたらしいが、アメリカザリガニ、ブラックバス、ブルーギルやセイヨウタンポポなどと同じインベーダーなのである。
問題は…
ドクダミすら駆逐する繁殖力。
アスファルトさえぶち破って開花する生命力。更には周辺の植物の生育を強く阻害する成分を含んだ物質を生成するという。
ナガミヒナゲシの駆除は難しい。
逆に、ナガミヒナゲシの栽培はとても易しい。
種を、適当にまいておけば生育してくれる。
現にこれを自宅の庭などで育てている人もいるらしい。
未熟な種子でも生育する。
結実させないためには花後の花摘みでは遅い。
一固体(一本)あたり150000粒の種子を発散する15万倍拡散パワー。
一匹いれば15万匹になると思え!農地に生えたら大変。
開花時期は4-5月とあるが、東京では実際にはもっと前、寒い頃から咲いている事もある。
今年の駆除も、もう遅いのかも知れない。
http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80080.html
侵入生物データベース
この続きは当時の日記を読んで頂くとして…
気付いたら今年も街角のあちこちでインベーダーたちが咲き誇り、そろそろ花が終わり、結実を始めている。
見た目が可愛いだけに、ことさらにたちが悪い。
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