mixiユーザー(id:258708)

2016年04月29日01:00

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者…車格

久しぶりに車雑誌を買った。

綴じ込み特集に懐かしい車のカタログが掲載されていたから。

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今から50年程前、今は亡き親父が中古の軽自動車を何台か乗り継いだ後、始めて買った新車であった。
トヨタの大衆車として生まれた車種の二代目、その上位機種、今で言うスポーツモデルであった。

パブリカ(Publica)
トヨタ自動車が1961年から1978年まで生産した小型乗用車である。
1950年代の国民車構想の影響を受けて開発されたパブリカは、トヨタ初の大衆車で、長年にわたって同社の生産、販売する最小車種として位置付けられた。
後のスターレット及びダイハツコンソルテ→シャレード、そして現在販売されているヴィッツ及びパッソ/ブーンへと連なる、トヨタ・ダイハツ両社のコンパクトカーの元流である。

「大衆車」を意味する英語「パブリック・カー」(Public car)を略した造語である。唐辛子の一種の「パプリカ」と誤表記されることが多いが、単に字面が似ているだけであり、関連はない。

初代のパブリカは空冷水平対向二気筒800ccのモデルであったが、親父が購入したのは二代目モデル。
初代パブリカは確か36万円定価をそのまま謳った「1000ドルカー、パブリカっ!」(当時の固定レート)と言うキャッチを鮮烈に覚えている。

二代目にも800ccも残されていたが、主力は当時のカローラ1100のエンジンをスケールダウンした1000ccと1100エンジンを若干にツインキャブを装着し、チューンしたスポーツモデルのラインナップ。
“SL”と言う記号を与えられた、そのツインキャブモデルであった。
二代目のキャッチは、「ガッツ!パブリカ」「ハイウェイのカモシカ」だったか。

このカタログにはSLは1200ccと書かれているが、親父が買ったのは確か1100モデル。
後にカローラの排気量アップに伴いエンジンも1200になったらしいが、初期型は同時期のカローラエンジンなので1100だったようだ。発売は1969年。

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緑色で軽快なイメージの車体が私も好きだった。

この車の助手席に載せて貰って、あちこちに連れて行って貰った思い出が残る。

カタログを見ていて驚いた。
車体寸法も重量も現在の軽自動車よりも一回り小さい。
こんな小さな車で親父達は駆け回っていたのである。

1973年、スターレットに吸収されてパブリカの名は消えた。
そのスターレットも今はもうない。
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