さくら さくら 弥生の 空は
みわたす かぎり
霞かか 雲か においぞ いずる、
いざや いざや 見にゆかん.〜
というわけで、弥生三月、最終日に
桜見物に出かけた。
そりゃぁ、
千鳥ケ淵周辺や靖国神社辺りもいいけど、
まずは地元から、
うどんを食わせるって
餌つきで、いつものオヤジを誘う。
多摩川土手から、
平日というので花の下でお弁当を広げるのは
ママ友どうし、だろうか、
子供連れのグループがいっぱい。
花は満開から六分ぐらいまでさまざま、
土手でタンポポを発見!
そして、名前は知らないけど、
白い花が土手一面に咲き誇る。
他にはこんなのも、
名も無い花なんて言うけど、
ちゃんと名前があるんだろうな。
土手から離れて、
六郷用水、個人的には一番お気に入りの場所。
鯉はいるは、亀はいるは、水車もまわる。
平日でもあり、
空には桜花、
下には姥桜、
なんて冗談にもいえねぇ。
多摩川駅から、
多摩川台公園に、
ここは、区内では
一、二を争う、お花見名所。
水生植物園では子供達が割り箸の先に付けた糸で
お魚釣り。
多摩川台公園は
2基の大前方後円墳と8基の古墳でなる
古墳群。
鼻の下を伸ばして、
いやいや、
花の下をそぞろ歩き、
最後の古墳、宝莱山古墳で
OKIより少々年上と思われる、
男性と道連れ、
氏曰く、
「昔は単なる山だったけど、
整備されて良くなりましたねぇ」と、
「え〜ここらあたりにお住まいですか?」と聞いたら、
戦後からお住まいだとか、
お年を聞いたら九〇歳に近くなられるとか、
シャキッとされて、とても若々しい。
戦争中は深川の方におられ、
自分より下は学童疎開でしたが自分は、
東京大空襲をもろに受けてしまった、と
当寺を振り返りながら話してくれた。
氏と別れて宝莱山公園。
鴨がのんびり、泳いでいる。
のんびり観てたら
年配の女性から
「戦争法案反対」の署名してくださいと
高飛車に言われた。
いきなり、「戦争法案」と口を切るのは、
少々違和感を覚える。
ちゃんと「平和安全法制」の反対署名というべきだろう。
言葉遣いで先入観を覚えてしまうし
反対するのが当然、というような言い方に、
へそ曲がりな私は、賛成派だから、と言って断った。
やれやれ、
田園調布駅から多摩川駅まで戻り、
旧中原街道を上がり、
桜坂へ、
そう、あの桜坂、 福山雅治 のヒット曲。
桜橋の上ひは若い女性がいっぱいで、その花を添える。
四月下旬の暖かさといえど、
やはり、日が傾く頃には気温が下がる。
桜をいっぱい見たので
頭の中はサクラン状態。
サクラ以外の花はどれも
分からずしまい。
いやタンポポは分かってる。
ログインしてコメントを確認・投稿する