私、フェイスブックの「クラシックを聴こう!」というグループに属しています。
3/9朝、ある方が「はじめて買ったレコード、あるいはCDは何ですか?」という問いかけに
私は反応しました。
○はじめて自分のお小遣いで買ったレコードは、
小学4〜5年生のころ(40年ぐらい前)、チャイコフスキーの組曲「くるみ割り人形」でした。
音楽の授業で聴いて、感動して買い求めました。
○はじめて買ったCDは、学生だった1985年。
バーンスタインとウィーンpoによるモーツァルトの交響曲第39番&40番。
買った店が代々木にあった輸入CDショップ「ジュピター」。
ジャケットの写真も印象的でした。今でも時々、聴いています。
と書いて、上の画像を貼りました。
久々に聴いてみると、39番変ホ長調の冒頭に出てくる印象的なティンパニーに響きは、2月末に亡くなったローランド・アルトマン氏がおそらく叩いているものでしょうね。彼はウィーンpoの元主席奏者で、定年後、水戸室内管弦楽団で活躍してくれました。よく耳を澄ましてみると、ややかためだけれど深みがある響きのような気がします。アルトマン氏の叩くティンパニーはもう水戸芸では聴けなくなったのか…と思うと切なくなります。
はじめて買ったCDだったので、演奏の内容よりも、レコードとはちがう鮮明な音にビックリしました。今、聴いても悪くはないのですが、指揮者としてはピークだったバーンスタインにしては全うすぎるというか典雅な演奏すぎて、肩透かしに会ったような感じがちょっとしますね。
バーンスタイン盤がちょっと消化不良だったので、
先週、亡くなったばかりのニクラウス・アーノンクール&ヨーロッパ室内管弦楽団の39番を聴いてみました。アーノンクールはモーツァルトが生きた時代の古楽器を使った演奏を蘇らせた音楽家です。鋭角的なアクセントやテンポの緩急などで音楽をより躍動感あるものにしているような気がしました。クセがある演奏なので、好みは分かれると思いますが…。
美しく、整っていて、普遍性を感じさせるバーンスタイン盤と、
ちょっと荒っぽいけれど、生き生きと躍動感があるアーノンクール盤、
どっちが好きかは聴く人次第だと思います。
ここ数日、追悼という意味で
アーノンクールのCDばかり聴いています。
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