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2016年03月02日13:09

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120%エフェクトを始めて運用したけど(ダブルクロス)

最近は結構Eロイスやらで帰還量増えてるイメージもあるし
結構PCで使っていっても大丈夫なんかね。

土曜日はダブルクロス3・ウィアードエイジ、DD3氏GM。ナチスの技術は巨大ロボとアイドルに収斂して行く。…ゼノグラシアか!の巻き。
日曜日はBoA3、私GM。礼号イベントも終わったので霞さんの話を片付けて行くの巻き。



としかさの人がDXというかウィアードエイジなんかやると
勉強のしがいのあるネタがガンガンあって大変興味深いですね。

1938年、
ヒトラーがオーストリア併合〜ミュンヘン会談ブッチしてからのチェコスロバキア侵攻しに行く流れの裏に、
人心操作と兵器科学、アイドルとドーラ列車砲、魔術と科学を融合させたスゴイレネゲイド技術が用いられていたのだが、
この技術の完成と発展を確信していた研究機関アーネンエルベのいち術者によって、計画はやがて暴走の道を走り始める……

というようなお話。
ちょうど最近新・映像の世紀なんかやってたり、水木漫画全集でヒトラーの伝記が出てたりで
個人的にタイムリーな話題です。


レネゲイド兵器ドーラ列車砲のしくみ:
口径80センチ、砲弾長3m以上、48km先に10m半球のクレーター(もちろん爆風範囲はもっと広いよね)を作れるふしぎ兵器は、
コントロールシステムに同名の人格演算ロボットを採用している。
青く長いツインテールを揺らす少女形のこのロボットは、歌を用いて人を魅了する力を持っており、
これによって魅了されたもの、彼女のうわさを聞いて彼女を愛するものが増え、
求心力を増すごとに、それに呼応して彼女のレネゲイドコンピュータは力を増し、
破壊兵器であるドーラ列車砲の戦闘力を直接増大させることになるのだ。

ので、
効率よくこの作業を行うため、
ドイツ国内だけではなく、各国の首脳が集まり世界の行く末を決めるような会談の場にこそ、彼女のステージをしつらえ、
それを世界に広めることによって、彼女のアイドルランクは上昇し、歌の力でナチスは世界を征服することとなる。

さあ、ドイツ帝国のため、ドーラをプロデュースしよう……


なるほど、
ドイツがあちこちに攻め入ったのを憂慮していたヨーロッパの首脳陣が、
ミュンヘンで「もう今回のチェコスロバキア北部の件を、ヨーロッパでの最後の領土侵攻にするよ(侵攻をやめるとは言ってない)」ってドイツが言ったのを受けて、
とりわけイギリスのチェンバレンとか「ドイツはわかってくれたよ」ってホクホクした顔で帰っていったのは
アイドルにココロを侵されたからだったのか……


しかし、当のドーラちゃんは
戦争などで人が傷つくのを嫌い、
「歌を戦いの道具にする」などということがイヤでたまらない少女。
PC1と知り合い、
作り主である、軟禁されていたミュラー博士との再開と、その愛情を知っていきます。
そんな中、
ドーラ砲が村一つふっとばすなどの非道な威力実験を重ねられているのをPC3が目撃し、
ドーラは兵器としての自分とアイドルとしての自分の板ばさみに苦しんでいくのです。



ナチス側のPC2のオープニング:
頼れる上司だったマンシュタインさんが、「キョウから私の事はマンシュタインPと呼びたまえ」とかいい始めていて、
ナチスの基地もアイドルプロダクションに改装されてる。
マンシュタインプランがこんな様子じゃ、フランス侵攻作戦も滞ってしまう。
こんな事態を引き起こす連中は決まりきっている。おのれアーネンエルベ…!


ゴ ル ゴ ム か


身内の別機関が、有能な指揮官を洗脳して郡の位置部署を私物化するということに
確かに怒りを感じては行くべきですが、

なんかもう最初の、大塚芳忠ボイスでアイドルをケアしそうな名将マンシュタイン、
軍事プロジェクトの一切凍結、基地の大改装、下手をすると自分もアイドルプロジェクトにまきこまれそうな有様と怒涛の異常事態に、
「何が起きてるのこれ!?」を心の中で整理できない若年女性下士官が混乱したまま、
ころあいを見たGMのナレーションで「こんなことをする相手はアーネンエルベ以外にいない!おのれアーネンエルベ!」ともって行かれるシーン構成は
こうなんというか……なんだこれww!!


……
どうやら、マンシュタインPはドーラの監督を任される段で既に洗脳され、
Pとして覚醒してしまったようなのですが、

ミュンヘン会談の段にいたって兵器としての活動などしたくないととうとう漏らしたドーラが
アーネンエルベの術師のコマンドワードによって望まぬアイドル活動をさせられることとなった折、
Pはそのアイドル愛から、むしろ逆にこの計画から彼女を救い出すことを提言するほどになっていました。


彼女を救い、ドーラ列車砲を実用段階以上に引き上げるのを阻止してなお、
マンシュタインPはドーラのみを案じた社会的ケアを是としてくれます。

……「洗脳された」という事実を道具にして
むしろ軍令部を私物化し、趣味を満喫したのはむしろマンシュタインさんなのでは……


というわけで、
ミュンヘン会談では各国首脳はごまかされてくれなかったというちょっとした歴史の変化がありましたが、
でも別に彼らが帰国してすぐチェコ侵攻して、「ドイツめ!」って相手怒らせる流れなのに何の代わりもない気もする。



…………
せっかくのウィアードエイジなので
2ndぶりに巨大ロボットをつくろうと思い
ヴィークルモーフィンツを検討したんですが

・最大レベル3なのに、5に到達しないとロボが出来ない
・ということは、ピュアブリードじゃないとまともに運用できない
・のに、当のモルフェウスには、「運転」ないし「肉体判定」、あるいは「あらゆる判定」をメジャーアクションで行うエフェクトがない
・つまり攻撃にコンセントレイトが組まない
・ウロボロスに手をだすと、「あらゆる判定に組める」エフェクトもあり、ピュアにしても「原書の〜」で必要なエフェクトをそろえられる、技能を問わない判定やダメージボーナスが「そのシーンの間持続する」とかでつきっぱなしになる
・このままではモーフィングロボがウロボロス専用のロボになってしまう
・良くないと思って、「起源種」で何とかクロスブリードでもエフェクトレベルを確保しようと考える
・これなら、「運転」はもとより、「肉体」とか書いてあるメジャーアクションエフェクトを参照できる
・オルクスやブラックドッグはもちろん、サラマンダーやハヌマーン、ソラリスが視野に入る
・が、多分300点級とかにしないと、「ダイス」と「火力」を両立させられそうなのがサラマンダーくらい
・というか、他のクラスは支援力が高すぎてコンセプトが完全にずれるので、モルフェウスサラマンダーしかないなこれは
・大昔、2ndで駄氏と悪ノリして作ったモーフィングロボ×2のアイテム合成(当時、アイテム合成エフェクトは”数値を全部足し算”とかいう壊れ性能だったし、ロボの攻撃力は25だった)で出来たロボは、「氷炎合体フレイザード」であった
・古巣に帰ってきてしまった……。

今回は目立たなかったけど
このロボ装甲とダメージ減少エフェクト1種類くらいでもちゃんと運用したら50点くらいダメージ止めるぞ。


聞いた感じEロイスだのEエフェクトだの結構出そうなマスタリングだということなので
ちょと奮発して氷炎の軍団なんてとっちゃいました。
120%エフェクトなんて運用したの初めてだよ。
でも侵食値10でパーティ全体の攻撃力が30点ずつ位上がるのは破格。
結局全員100点オーバーのダメージを出す機会があってえらい事だった。
誰も装甲点無視もってないのに、装甲30以上あるドーラ列車砲を平気でぶっ壊していけた。





日曜のBoAは
ロケラン大淀が猛威を振るう礼号イベントが艦これのほうで終わったので
以前ちょっと不完全燃焼気味になってた霞さんのお話を
きちんと進めておこうのまき。


戦場に置いて、
「やらなければ」と思ったことはすぐにやり、
「やらせなければ」と思ったことは相手の意見を無視してでもやらせ、
「自分がやればいい」と思ったことは、とりわけ危険な仕事なら誰にもいわず自分ひとりでやりにいってしまう
自分にも他人にもただただ厳しいまま歴史の戦火を潜り抜け続けた英雄騎士は、

1065年の北域大征伐に、ブレダ・エステルランド両国の王族とともに参加し、
その最奥部で、ブレダ王・エステルランド皇太子がオークの王と相討った戦闘の中で死亡している。

「自分が誰を殺すか」
「自分が誰を生かすか」
「自分がどのように生きて、死ぬか」
この、個人が負うには少々重い責任を、他者の分までただの一手に引き受け、
恐怖の戦場で、誰かの迷いを吹き飛ばせるならと、己こそ恐怖の権化たらんと強面を作りながら、
部下の腕を引き背を押すかの騎士は、しかし一部の者からは、その姿を根強く愛され、信頼され、その死を惜しまれた。

彼女がおどさなければ、前に進むこともできなかった者たちだって、いたのだから。


という人を、
以前のシナリオで
「闇の眷属のいたずらで、英雄の器もないのに聖痕者になってしまった者たちを、殺戮者になる前に斬って回る(”他者を殺す”という咎と、”闇に堕ちる”という罰は全部私が取る)」とかいう
いびつな復活を遂げさせてしまっていたところ、
彼女を止めはしたものの、そのイデオロギーについての言及が不十分だったところがあったので、



「戦友たちの中で一人生き残ってしまって、その後の幸せへの罪悪感と、失ってしまったものの復活を願わずにいられない大淀さん」
を軸に、
「あのころよもう一度」「私をなぜ連れて行かなかったのか」「一人残った私を、きっとみなは恨んでいる」
この三つがごちゃ混ぜに内包された願いを魔神が叶える形で
「大淀さん自身を不幸にすべく、その後の縁談相手を(不本意ながら)呪い祟る亡霊集団・足柄さん、朝霜、(傭兵伯になりたかった)清霜」
という中、

同じく亡霊ながら意思の強い霞さんがその事態に出会い、
果たして闇に落ちる前に大淀さんをみんなのところに送るための剣を振り下ろすか、
その前に追い詰められた大淀さんがはっきり殺戮者になっちゃうか、
それとも……。
という、



「NPCで人間関係は大体完成してるけど、PCが介入しないと絶対バッドエンドになる」
系のソレ。

襲撃してくる亡霊たちから、「こんなことをしたくはないけど、あの娘の願いじゃ仕方がない」という本音を、
しかしヒロインを不幸にしたくないだけで、戦闘は別に嫌いじゃないから、普通にダイス振って攻撃してこられる中で聞き出したり、
「分不相応な願いに手を出して闇に近づいてしまった」人を、完全に闇に落ちきる前に切らなければ、という非常な判断を
相手が元部下だからこそその責任を負って下そうとする霞さんをロールプレイで差し止めたり。




……この「PCがいなければ、PCが介入・変更さえしなければ完成したバッドエンドになる」形態って、
なんつうかTRPGとして需要あるのかなあといつも不安ながら、
しかし、我侭な欲求をいうなら、
私が常ごろ一番やりたいシナリオってむしろこのパターンのシナリオなので、
面子さえ許すならぜんぜんやって行きたいんだけど、
うーむ。


ともあれ、
PCとして霞さん(っぽいキャラ)を転用出来そうなENDになったので
機会を見計らっておいてみよう。
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