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2024年05月24日18:10

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おもしろいですけどねえリドル

というのは空気感のわかる相手というか
「解き方のわかるGM」というより
「PLへの解かせ方がわかるGM」とゲームしてるからなんでしょうけども。


土曜日はT&T、悪太郎氏GM。ファイブリーグ全滅の僕ら!の巻。

こないだは小ネタをあるだけ突っ込んだような感じのダンジョンでしたが、
今回はリドルダンジョン。


リドルというのがTRPG的に評価が低いんだねえということをGMも調べておられましたが
そうなんだねえ。
「脳内当て」という言葉が非難の言葉になってきて久しいですけれども。

「このGMの脳内なら当てたい!」というGMへの好感度ないし
「このGMの脳内なら当てられるぜ!」というある種の優越感を楽しめるような、やはりGMへの理解度をコミュニケーションの末のある種の友情としてやれるとこの辺娯楽化できるんだろうけども。


と言いつつ今回出てきたリドルはどこかにサンプルがあるやつがメイン。
そう、
「作問」って専門性のある仕事であり、素人が自己作成すると事故る、というのなら
プロやなんかが作ったやつを引っ張ってくればいいわけです。
自作成のファイブリーグも一部ありましたが、こちらはボーナスがもらえるかどうかであってクリアにはかかわらないようにできております。
ボーナスのアイテムがヤバイ可能性はあるんですがね……。



依頼そのものはちょっと特殊な導入。
新宿を拠点にポータル通ってトロールワールドに冒険に行く体の我々ですが、
冒険者と新宿をつなぐような立場の大家さんが、トロールワールドからの依頼を持ってきてくくれるというのがスタート。

古い神と巫女さんを番わせると「正解を知る巫女」みたいなものが出来上がるので、そのお告げに従って最大限リスク回避だけをすることで永らえる村みたいなところがあるのですが、

まず、この儀式に使うための祭場がなんか暴徒に占拠されてて使えないので、儀式を滞りなく行える場にしてくれという依頼と、

この依頼を持ってきた少年が、この先細り以外の未来がない村への反感から
出来たらこの村の儀式をぶっこわしてくれみたいな二重依頼をしてくれます。

どっちに転んでもとりあえず報酬は出るというところですが、

さて、巫女さんとやらの人権がどうなってんのかもわかりませんが、そも法律的には日本じゃないですし、最初からちょっと何がいいか悪いかつらいか幸せかわからんタイプの「そういう子」が巫女の裔として生まれることが毎度決まっており、それを邪魔してなにか幸せが訪れるとか訪れないとかそういう問題でもなさそう。
善悪というより少年は単に旧態然とした村のありさまに対してロックなだけといえばそうかも。


という中、現地に行ってみるとなんと巫女さんと村長はもう儀式上に出発しちゃったとか。
えーどうして。
(今思えば”シナリオの本題じゃない”ところをしっかりそぎ落としているのだなあとは思う)

ここは、「正解を知る」巫女を作るだけあって、「知恵の試練場」。
提示された謎を解かないと進めない構造になっているのですが、


ここを囲んでいるのは、バーサークをする者の権利を主張する思想団体。
T&Tは今知力が18を超えるとバーサークできないゲームとなっているので、
バーサークできるものとはすなわちインテリ層に入れないことを示し、文明的な生活の恩恵を受けられないことへの文句みたいなものを垂れる人々ですが、いかんせん暴力をふるうために知性を抑えている人たちなので、暴力的です。

というわけなので、
彼らはこの「知恵」を試されるこの儀式上そのものを思想として敵視しているのですが、
それはそれとして入れません。知恵がないのでね!

「正解を知る」系譜の巫女は正解を知っているのでガンガン先に入れる。
ああ……逃げ込んだのかな……?


われわれもさっそく、石板パネルのスイッチを押してマス目に配置された石の表裏をひっくり返すパズルをやり、最初の問題だけあってスッと解けるんですが、
これを目撃されたとたん「インテリだ!殺せ!」と祭場の外の連中に襲われます。
とにかく遺跡の中に避難するしかない。
うん、これはみんな逃げ込むね。


部屋に入ってからのリドルは、まず順番あて。
四つの扉が提示されており、

・扉を開くには、ドラゴンを倒す必要があり
・ドラゴンの炎を防ぐには、護符が必要で……

というイベント順番の提示と、

・ドラゴンはバンパイアの右隣で……

といった扉の向こうの位置情報の提示。

正しい順番で開け、イベント勝利していかないのであれば、出てきたモンスターと普通に戦う必要があります。


T&Tは、倒した相手が経験値をくれるとはいえ、なかなか強そうなラインナップとわざわざ券を交えたくはないですが、

これが制限時間付き、かつ解けなければ戦闘で解決してもよし、というあたり、リドルの危険性を十分低減しているといえましょう。

とはいえ、この辺は危なげなくクリア。途中でお手洗いに行ったダンジョン芸人には個人の裁量でバンパイアの扉を最初に開けてもらいましたが、進めます。


ついでの分かれ道の一方に、魔法で隠し通路がしつらえられており、その向こうから悪代官と越後屋みたいな会話が聞こえてきます。
知力の低いカルト信者をこうしたクリアできない遺跡に扇動して定期的に無力化し
レロトラーに奴隷として売り飛ばすのだ
みたいなお話!

これに否やを強力に持つPCもまたいないのだけれど
せっかく隠し通路見つけてせっかく聞いちゃったので「そこまでよ!」をいうよりほかない。
ちょっとしたサブクエストになりますが……

というところでしたが、
PCたちが使うサブユニットのゴーレムが3体倒れちゃったりして、
レロトラーの将軍と取引していた(こいつは倒した)
この商人を何とか生かしてゴーレムの補修キットを買えないかお話をしたりもします。
彼も善悪さだからずとも商人の端くれ、ここは値段をもって売ることを主張しては来ます。ふむ。一つのコネクションとしていけるといいところ。



その奥にさらにある隠し通路には、
SAN値を減らしてくる異次元空間があり、ナゾの神様に接触することになります。
この神様、この神殿付近にもともとどっかからか飛来したナニカらしく、
これが現地の人間と交わって、最初の「子ども」ができ、

この「子供」がこの地の神として住みつき、今でも嫁をめとって巫女を作っているらしいのですが、
それによってこの地域の文化が停滞しているというか、「最初から自由意志の有無が怪しい」人を作成しているといったことに、
この「親」を名乗るなにかはうーんちょっとねと難色を示しはします。

もし人間の力で「息子」をたしなめられるならぜひやっちゃってくれとのこと。
なるほど。

というのとは別に、人間と「遊ぶ」のが大好きな彼、
ここでファンタジーあるあるでファイブリーグをやっていきます。
正解数に応じて豪華賞品!
(全問不正解)

oh・・・!

例えば、「T&Tでも代表的な、ファンタジー世界によくいるモンスター」
と言われて、「トンネルズアンドトロールズ」なのだからトロールと答えるかというと、
ふ「ファンタジー世界で代表的なモンスターというとドラゴンかな」というイメージがあったり、


「トロールワールドでは緑色の肌、黄色い目と表現される、ファンタジー世界によくいる群れて活動するモンスターは」と言われて、
果たしてゴブリンと即答できるかというと、
ゴブリンとコボルドのビジュアル的なイメージを万人持っているか(あるいは、最近のメディアによって「ねじまがった」イメージとどう付き合っているか)で答えがばらついちゃったり。

なるほど確かに、
艦これをやる前には駆逐艦と巡洋艦の違いが判らなかったように
ゴブリンとコボルド、
オークとオーガとトロール、
ドラゴンとワイバーン、ワームとサーペント、
この辺のイメージって「すべての人が100%見分けがつく」ものでは確かにないのかもしれない。

攻撃魔法「これでもくらえ!」の英訳を1単語ずつ
といったやつはまたゲーム知識が必要だったりもしましたが

シナリオ中にGMに説明された「T&Tで経験点が入るタイミングである4つのSは」は言い訳きかないかしら!事前説明されたものね!


おまけで出してもらえた追加問題でようやく正解を拾って、その分のご褒美はもらえました。
種族を限らず、パーティに入ってる人なら1日1回振り直しができる神具!



さて正規ルートをまた攻めていこうというところですが、その先のスフィンクスのなぞなぞ当たりからは本当に命がかかるよと「ナニカ」から忠告もあり、
こわごわと進んでいきます。

そちらはナゾナゾぞーん。「私は〇〇で〇〇、〇〇な時は〇〇だ。私は何?」というタイプのやつ。

ここまで理詰めや知識で組んでいくやつだったので、
発想と思考の飛躍が必要となるこちらには皆大苦戦。
この手のやつこそGMの脳内あてみたいに言われることも多いですが、どっかで作られたサンプル問題を拾ってきたやつだそうで、難易度はともかく納得感のある答えにはなっています。

3問中2問正解しないといけないということですが、
「誰もが願い、誰もが願わないものは」という問題にダンジョン芸人PCさんが「脱糞」と答え、この答えに出題者は納得してしまい、正解ではないものの、ほかに正答者が出なかったときは追加で一問出してやる
などの温情をいただけるなど。
PCが考えたなと億世にOKを出すといった「幅」もやはりこういうのには必要ですよね……。


リドルはここまで。
この先は、「神」らしきナニカの息子さんが待つ部屋という限りですが、

途中の大部屋でなんかチンピラが倒れており、「巫女さん」をさらおうとしたのだが、邪魔が入って逃げられたとかなんとか。

別ルートから入ってきた連中が、どうも「正解を知る」能力や、それを与える「神」のパワーソースを奪い合う流れをやっているようで、
奥に逃げ込んじゃった巫女さん、長老、最初の依頼人だった少年の安否が途端に緊急性を増します。


ラストの部屋に入ってみると、思い切り刃物を刺された少年、ぼろ雑巾のようになった長老、
でかい黒い球体から延びる触手とすでによろしくやっている巫女さん。


何とか少年を起こしてみると、「あいつ……今までさんざん世話してきてやったのに……逃がしてやろうと思ったのに……オレを刺しやがった……!!」と憎々しい目で巫女さんをにらみます。

まあ村の進退とか少年の夢とかとは関係なく、巫女さんは「正解」を求めるのが幸せなのでしょうので、
儀式に最速で臨む流れに身を投じちゃうのでしょうが……


少なくとも儀式を遂行してくれという依頼を出してきた長老は死亡していますし、
儀式を台無しにしてくれという依頼はまだ生きており、
かつ後ろのほうから(我々が追い抜いてきてしまったっぽい)巫女さんたちをさらおうという勢力の連中が近づいてきております。

とにかく、「神」を彼の親の言ってたようにたしなめてみることと、巫女さんを確保することをひとまずのクエストとして自分たちに課した冒険者、
ラスボス戦に挑むのですが、


「距離」を自在に操るボスの権能がこれを阻みます。
触手攻撃にヒットを受けると「距離が離され」るため、次のターン近接攻撃に参加できない……!

どころか、距離が離される判定で射撃屋がファンブルし、異次元に飛ばされます。
パーティのみんなの幸運で、異次元から帰ってくる判定に……うーん目標値が高い、なかなか成功しない!

とかいってるうちに、前線のドワーフも同じようにファンぶって異次元に。戦力がどんどん減る!
もうトロールと映画監督JKしかいない。

この際、と後ろに来ている誘拐組の連中も、敵は同じだろうと参戦していただき、
何とかこれを撃退することに成功しましたが、

ドワーフは帰ってくる判定にもう一度ファンブルし、亜空間にばらまかれました。
か、金で復活できるレギュレーション(回数がかさむたびに倍々になる)とはいえ
どうしようもない……!!


一応巫女さんを回収はできました。
誘拐組の相手も、ボス格の相手なのでタダでは帰さないというようすですが、
日本の時代劇を参考にしたと思しいえらく芝居がかった悪党団。PCたちの志を聞いて回り、とりわけダンジョン芸人の生き汚さみたいなものに感銘を受けて、今回は譲ると高笑いしながら去って行ってくれます。

しかして、じゃあこの娘どうすんのというと、少年も村への怒りに燃えていただけであって、その正義の自分を刺そうとした少女にはなんなら憎しみの目を向けており、
とくにジュブナイルな展開にはならなそうです。
村社会の過渡期のせちがらさを見たに過ぎなかった。

娘さんはPCがマンションに持ち帰るしかないのですが
よく考えたらこのこの生活は誰が見るのかしら!


ふむー、経験点の収入と、なにより人間以外の種族も降り直しができるようになるという神具はオンリーワンの物品でしたが、
ゴーレムとドワーフの復活費用が思ったよりかさんだ!
ファンブル2連続はなあ!

復活費用これ倍に増えていくので、なんというか今回限りの出費じゃないんですよね!
まあ、行けるところまで行ってきましょう。
別キャラ作って財産を譲って死亡回数リセットをしていくほうがライフステージの保全としては正しいのかもしれないけど……!?
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