春

ホノルルも、だんだん春の花が咲き、良い香りを放っています。。。。と書こうとしているうちに、この花はもう終わってしまいました。でも、他の花がまた咲き始め、やっぱり春のいそいそとした空気はいいいなぁと思います。いつも行く「この木なんの木」の公園も、マンゴーの花が芽吹いています。（花は「芽吹いている」とは言わないのでしょうね。でも、まだまだ蕾が小さくて、芽のようです）。そのうち気の早いものは、もう実になって地面に落ち、それを狙ってアヒルたちも、小川のこちら側（私が「神の領域」と呼んでいる、観光客が来ない静かなところ）に姿を見せるようになりました。

あひるのくちばしって、靴べらみたいでかわいいですね。あの形で一生懸命マンゴーをほじくって食べるのが愛らしいです。

今年に入ってから、私はふとこんなことを思いました。「これからの１０年を、自分の人生にとって最高だったと思える１０年にしたいなぁ」と。そして、この最高っていう感覚は、自分だけのものなんです。で、今年は、そういう１０年の中の最初の１年にしたいな、と。

今私は義母の家の、ほったらかしになっていた庭をきれいにすることがとっても楽しくて、枯れかけていた鉢植えを植え替えて元気になってもらったり、草むしりをしたり。暇があるとしょっちゅうやっているので、見違えるように（私の目からみたら！）なりました。

もうひとつ凝っているのは、スターフルーツの新しいレシピの開発。。。今まではスターフルーツケーキだけでしたが、此の間、義母をデイケアに送り届けに行く時に乗ったハンディバンの運転手さんが、こう言ったんです。「おたくの庭、スターフルーツがものすごくなってるね！ボクはマウイ島の出身で、家は貧しかったんだけど、果物だけはたくさんあってねぇ。ばあちゃんが、スターフルーツのピクルスを何十というバケツに作って床下に寝かせて、それを近所に配ったもんだよ。ボクたちも、収穫を手伝うのが大変だったけどね。近所にも他の果物が庭にたくさんなっていたから、みんな自分たちのところでピクルスやいろんなものを作って、近所でわけあったもんさ。何か買って食べたことなんてほとんどなかったな。」

それを聞いた私は俄然奮い立ち、「そうだ！　ピクルスだ！」と思ったんですね。それで、ネットで検索してみると、チャツネのレシピもけっこう出てきました。そんなこんなで、ウコンの粉と玉ねぎも入れた、インド風のチャツネ、それからもっと甘く、レーズンや生姜も入れたチャツネ。そしてシンプルに砂糖、塩、醤油、酢、赤唐辛子をいれたスターフルーツのピクルスなども作ってみました。しかし、これだけ作ってもまだまだ溢れるほどの実がなっています。今度は何を作ってみようかな。。。



さて、上の絵は、ウォーキングする私と帰り道に出会ったスヌーキーと、スヌーキーの家の前にあるゴールドシャワーの木の花が地面に落ちて絨毯のようになったところです。鮮やかな黄色が眩しく、美しくて、その上を踏んで歩くのがためらわれました。。。花がなくなって今はもっぱら、幹がスヌーキーの爪研ぎに使われています。それもまたよし。

春ですねぇ。