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2016年02月15日05:35

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【シフト出たよ】5月公演初稽古レポ

ども。2/11の祝日に空川暗渠すぐ上の駒場住区センターにて、恒例の麦とろ結団式やってまいりました。
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やりもやったり7時間7本。役者3人しかいないのにようやったわジブンら。ほんま。
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写真2枚目は書き始めたばかりの「武智川浄土」の最初の頁、3枚目はとりあえずPOしていった台本群です。

集合したのは「花飾りも帯もない氷山よ」主演の角智恵子と「詩とは何か」「ねと☆ぼん」主演のひなた、助っ人&観客担当で中沢寒天、第二演出で亜麻野こよ海。本番に向けてはこれに泉田奈津美、嵯峨ふみか、森かなみが加わります。8月公演の稽古も兼ねる場合は屋久梅知吉と小島望も。

あ、5月公演は5/22(日)マチネ@是政豆茶房でこ、夏公演は8月後半の土曜日に宮代町の古民家と花火大会会場にて昼夜ぶっ通しで行います。あけといてね♪



ではレポです。時系列で。

まずやったのは、ひなたソロによる「ゴネリル」。リア王の福田恒存訳からゴネリルのセリフを抜き書きした構成台本から、さらに冒頭のセリフと後半のラブレターのとこだけを抜粋したテキストです。これは宿題にしといたのでかなり良かった。ステロタイプ的な悪女としてのゴネリルではなく「ひとつの人格としてのゴネリル」、性格は激しいけど決して偽りを述べず妥協もしない、かつ長女としての世知や苦労を知っている人物として僕はこのキャラ大好きですしピーター・ブルックもWSで使ったとの故事から、たぶんコレ、5月の上演に突っ込むと思われます。

次、「うち、ちゃいまんで」。ベケット「NOT I」を河内弁に翻案したテキストで8月の本番では小島望がソロで演じますが、40枚を15分で読むという気が狂ったベケット節が可能なのかどうか、現行うちで一番芝居の速い寒天に試しに読んでもらいました。したら、14'12"という時計をはじき出しまして!!(笑)、初演の記録を塗り替えたというねw しかしそのあまりに過酷なミッションに寒天のちほどぶっ倒れることに…(スマヌ)。原作では「口」の他に「聞き手」ていうキャラもいるんですがそれは省略、「口」の全身黒塗りも省略でええかなあ、と思いました。もうひたすら「4倍速落語」みたいなんで成立すんじゃないかと。役者の脇に秒針つきの大時計を置きたいですね。ともあれ上演可能なことが確認できて良かったです。

中入りで麦とろパーリー。

去年の麦とろには智恵とこよ海も出席してたそうで。これ島崎藤村「春」の130、131章(ほぼラストシーン)にあるフェアウェルパーティが元になってまして、おじや☆ダンスの1幕として上演したこともありますね。年に一度はやりたい企画。

ここで午後に。

「花飾りも帯もない氷山よ」。これは木冬社の代田橋スタジオ(ガソリンスタンドの屋根裏という現在ではあり得ない立地)で清水邦夫本人の演出で見たことがありますが、まず上演されない珍品です。今回、角智恵子の主演舞台を企画する、という目標がありまして、初見ながらなかなかの大活躍。ものっそいエロくやることがまず下塗りで、そこに色んなキャラを乗っけていく順番で作れば成立するな、という感想でした。ちえ、めっちゃ可愛いんだがどうしよう…。共演者は欠席につき寒天が代役するも、次の演目に移ろうという時にグロッキーとなって寝る。すまん。すまんがひっくり返るまでペース配分なしで突っ走る姿は素晴らしい。後輩には見習って欲しいところ。

八王子の南多摩中高演劇部によって4月末に上演が決まってる「ねと☆ぼん」。「煙草の無害について」の2幕だけを抜き出して上演予定とのこと(1幕はまた別企画でやるそうです)。代役は寒天見込んでたんだけど倒れてるためちえをボケ代役に、なにしろ「間が分かってない」ひなたにひたすら食い食いでボケまくるという練習。ちえは落研なんですごく有能で引っ張る引っ張る。ひじょうに頼もしい先輩でありました。がんばれひなた、割りといい。あと意外とテキストおもろいでコレw

引用されてる映画。
アイアンスカイ
シャークネード
メガシャークVSジャイアントオクトパス
ベルリン忠臣蔵
悪魔の毒毒モンスター
地獄のシオマネキ蟹味噌のしたたり
死霊の盆踊り
バトルロワイヤル2
デビルマン
キャプテンスーパーマーケット
アタックザキラートマト
他。BGMはダニエル・ヴァタル「オー・シャンゼリゼ」とザ・タイガース「モナリザの微笑み」になります。

ここで寒天復活したので北村想「寿歌」を1幕だけやってみた。キョウコが寒天、ゲサクが代役でちえ、ヤスオがやはり代役でワシ。まあね、ピッタリですよ寒天にはこの芝居。問題は長さだけなんで練習時間さえ取れれば必ずいい舞台になる。本編ではゲサクは屋久梅です。

開高健「日本三文オペラ」から禿げのキムの勧誘シーンをひなたソロで。地の文も大阪弁ぽくやって頂戴、朗読だからって客観的になるな、ともかく当事者性を持ってくれ、ていう演出。アパッチ部落を題材にした「うち、ちゃいまんで」への補足でもありました。

「詩とは何か」。ひなたソロだけど、正直これはまだ良くなってなくて、寝た。すまん。すまんがコレ、寝るような退屈な芝居じゃないはずだ。着飾るのはいいけど着飾ってるキミはどこにいるの、上手に作ってくるだけではあなたの実存は見えないよ、という指摘。

ほぼ以上。くったくたやでw

あと、あみだむくさんの漫画「めしぬま。」の立体化について、こよ海と相談しました。どうなるかは分からない。もうメジャー誌に載っちゃってるからなあ。

終了後旧山手通りのロケハンをし、二丁目でラーメン食って、池袋シアターグリーンでWSの相談をするというひなたを落として、早々に帰宅しました。ふー。



次回以降の稽古です。
とりあえず
 2/21(日)
は午前中でこの下見に行ってから午後枠でやろうと思ってます。そのあとは
 3/6(日)
 3/13(日)
の二日間はやります。現在本番抱えてる俳優たちも3人とも公演終わってるので始められると思います。5月はひなたソロ、角森組、泉田嵯峨亜麻野組の3部構成になってますのでパートごとに連絡取り合って誘い合わせて参加してくれると効率がいいです(業務連絡)。

あと懸案事項。本番で食べるウェルチのグレープジャムのパイ包み焼きを作る余力が早くもなさそうなのと(おい)、本番でふみかが乗ってくる電動アシスト自転車を我が家から運ぶトラックがないというね。どうしよう。気に留めといて下さい−(業務連絡)。

きばるでー。
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