１月17日〜１月23日までの１週間分の日記です。
基本的に日々の記録＋エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常がエモーショナルに垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は先週の木曜日〜土曜日までの週後半の日記です。
先週の月曜日〜水曜日の週前半の日記は先週の金曜日にアップしています。
■2016／01／21／Thursday
2,310円のランチの寿司は高いとは思わんが（いや高いが）、
マクドナルドの610円のセットは高いと思うな。感覚の話で――。
これ、嫌味でも、お金のある／なしではなく“価値”の売り方の話。
以前とかわんないんだもん。内容。 ＞ マクドナルド
『ルパン�契ぁ� 第16話 「ルパンの休日」
http://lupin-new-season.jp/
活劇部分は最後だけ。コメディのり。泥棒稼業を休み、５つ星のすし屋に向う、
ルパンら一行。だが、五ェ門の膝の上には一匹の犬が乗る。
その犬（ジョセフィーヌ）は、とある資産家の大切な迷い犬。
ルパンは莫大な報酬の出る迷い犬を探し当て、
すし屋へ行く途中、不二子にジョセフィーヌをとどけようと計画。
だが、そのルパンを行く先々でとっつあんが追い……。
こういう展開があってもいいですが、正直、つまらん。
１stにも２ndにもなかったテイスト。しかけというならジョセフィーヌは美女が好き。
おばさんの飼い主から逃れて、すすんで迷い犬になった。そのぐらいか。
１stと２ndのテイストならジョセフィーヌにもっとシリアスな秘密があるでしょうね。
案外、バカバカしい理由でルパンらしい展開になっていくのは最期だけ
（出航したフェリーの船上へ車で飛ぶ）。
作画としては結構あそんでいる。
たとえば、ルパンを追跡するとっつあんのパトカーの一団を、
２パターンの原画の繰り返しで表現するとか――。
あと、今回の話のキモはジョセフィーヌ。
そのジョセフィーヌの動作はすごく自然。
動物って人間以上に作画がむずかしい。そこはさすが。
『アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』 第２話 「アリーナからの挑戦」
http://activeraid.net/
新人へはパワハラを行い羞恥をあおっていくスタイル――。
大川さんなにいってんすか（笑）
前回の家屋倒壊のバツに、カラオケで“ついてる”アイドル、
神明天夢（しんめいあむ）のモノマネをさせられる、あさみさん。
その天夢のコンサートをウィルウェアで襲撃する情報に、第８が出動。
天夢のファン――36歳無職――の乗るウィルウェアは本人の意志に反し、
外部からコントロールされ暴走して……。
音波攻撃によってストライクインターセプターとエルフΣの、
外部感知システムが機能停止。
起動電源たるバッテリーもイジェクトされるなか第８は最終手段を持ち出す。
最終手段は、相手ウィルウェアの視覚をうばい、あさみさんが天夢のモノマネ。
そのあいだに協会さんがストライクとエルフのバッテリーを交換する。
なるほど。それであさみと、天夢は中の人は同じ（小澤亜李）だったわけか。
そもそも、これ、視覚と音声へ、直接、疑似感覚を送信すればいいんじゃないの？
だが、この機動強襲部隊ノリノリであった（笑）
くわえて「ダメ！ 自分のアイドルは絶対に傷つけず殴らない！」
外部コントロールに抵抗する36歳無職、ドルオタの鑑の模様。
ふりきってんなあ。
『僕だけがいない街』 第３話 「痣」
http://bokumachi-anime.com/
やっぱり犯人がわかっていると魅力半減だな。記憶を忘却したいぜ。
ただ、その視点から見ると、この時点で犯人は相当狡猾だって思うなあ。
母親殺害の未来を修正するため、過去で悟は行動を開始。
目的は雛月加代殺害を防止すること。
記憶を探り、悟は加代の誕生日を見て殺害日Ｘデーを逆算。
様々な人物と接触する。
その経緯で悟は加代の凄惨な虐待現場を目撃し……。
過去に戻り未来を修正することができようと子供は子供。
虐待現場を告発し、加代の母親を社会的・法律的に断罪することなどできない
（とはいえ大人でもできるかどうかあやしいけど――）。
悟は担任教師の八代に相談し、八代が虐待対策をねっている事実を知る。
そんなときに加代がクラスの給食費をぬすんだと噂が立ち……。
本作で未来を修正するベクトルは「行動」と「ただしさ」の実行。
まあ、その単純な行動原理の規定がうまいんだけど、
悟は加代を免罪から救って、結果、ふたたび信頼を得た。
クリスマスツリーとキタキツネのダンスの場面は、
アニメでしかできない表現でよかったな。
過去で重要な人物は大体登場。最期に不穏な気配で次回に続く。
『だがしかし』 第３話 「ブタメンとくるくるぼーゼリーと…／ボンタンアメとセブンネオンと…」」
http://www.tbs.co.jp/anime/dagashi/
女の子（サヤ）の「セブンネオン」の開け方に「ハアハア」興奮する（笑）
率直にいって、いままでで一番おもしろかったです。
ただ、残念ですけど今回で感想は終了。
やっぱりダラダラしてるし、
集約するならテレビアニメって、
ほたるや、さやのエロおしなんですよね。
今回のブタメンの濡れ透けや、そのセブンネオンの開け方も含め。
それ自体、テレビアニメの文法と魅力の押し出し方としてはまちがっていない。
そのエロにつながる展開がナラティブ（物語としては自然）じゃないんだよ。
そもそもエアコンが故障しているとはいえ、
どうして「夏の暑さ」を噛み締めるためにストーブでお湯をわかさねばならんのか。
いや、その部分がコメディかもしれんが（笑）
反対に、あのムンムンの熱気のあとの、ほたるの水着の披露は自然な流れ。
物語の構成はストーブでブタメン → プール →
（遠藤）トウとほたるのやりとり → サヤとセブンネオンの……４部で作る。
今回おもしろかったのは物語を小分けし、
その小分けした物語の起点と終点がハッキリしていたからだろうな。
このぐらいの構成がいいと思います。
■2016／01／22／Friday
おお。寒い寒い。
この時期が今年の冬の底だ。
『紅殻のパンドラ』 第３話 「偽装空間 -テラリウム-」
http://k-pandora.com/
だやだや。ウザル・デリラにクラたんのマスターへと任命され、
アンダーグラウンドを脱出した福音（ネネ）。
セナンクル防衛軍に逮捕されてしまうバニーら、ウザルの部下を残し、
彼女は自身を島へと呼んだ崑崙八仙（ころばせ） 拓美の自宅へ向う。
だが、拓美はネネとクラりんに興味津々で……。
作画はむしろ１話、２話より安定して向上。
おそらく公式ウェブサイトの開設を含め、番組開始以前は劇場作品を作る
……で、バタバタしていたんだと予想してます。
というか現場にとって劇場公開ってイレギュラーな事態だったのでは？
まあ、それはおいておいて、いかにもシロマサ作品を踏襲した変態ハッカーの登場。
……で、今回の話の流れは入室直後からネネの体験が電脳空間のトリックであった。
だだ、ネネは最初からわかっていた……ってオチ。
拓美の斜め上を行き、防壁を、やすやす突破してくるネネ。
ちなみに注意して聞くと、そもそもネネは最初から、
「この空間が電脳空間だ」と理解している。
原作読者の“もしかしたら”の予想だとウザル・デリラが“少佐”ですけど、
案外、ネネ本人が“少佐”……あるいは少佐に関係するのかもな。
本筋自体はアンダーグラウンドに眠るブエルの争奪をめぐり展開。
『昭和元禄落語心中』 第３話
http://rakugo-shinju-anime.jp/
マジかよ。戦争最低だな。
前回、前座に上り、それぞれ客席で、高座を披露するようになった、
菊比古（八雲）と初太郎（助六）。学校へ行き、落語を学ぶ菊比古と、
落語に全力集中の初太郎の差は開く一方。それでもボンはシンさんの前座に、
落語が好きで好きでたまらない。だが、時代は戦争前夜。
戦争の翳（かげ）は芸事も、恋も、愛も、全部うばっていき……。
まあ、菊比古の焦燥に反し、初太郎は初太郎で前座以外は雑用。
それぞれ立場は大変。どっちもどっちだ。
今回は戦争が娯楽を禁止し、同門弟子をうばい、初恋のヒトもうばう。
“事象”としての戦争、最悪の部分は「国家の決定が個人の自由を剥奪する」部分。
平和に努力しているから我々は自由なんです。
師匠は戦地に落語慰問へでかけ、その共へとシンさんも一緒に向う。
ボンは本土に残る。ただ、「まてまた捨てられた」
と思うボンをシンさんが寝る前に慰撫する展開が過去と違う部分。
「ゆびきり」って、もう男と女、初太郎が今回連呼していた吉原の情話のお話し。
ようやく帰還した師匠とシンさん。
以前、師匠が「５銭やるから湯ぃ行っといで」の台詞を、
戦地から帰還したシンさんさへん喜びの表現に使う部分が上手。次回は波乱の予感。
■2016／01／23／Saturday
『白鯨との戦い』――。
邦題だけで判断すると失敗する。白鯨との戦いは“ないからです”。
これ「エセックス号の事件と惨劇」がモデルで、生存と神と人と自然の話。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO76219110X20C14A8000000/
たしかに、この内容ならオスカーの作品賞で選考委が選択していいかも
（ならなかったけど）。ただ、『ライフ・オブ・パイ』とかぶっちゃうなあ。
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