11/15BBつばめツアー

行きつけの鉄道風床屋BBつばめ主催のツアーがあったので参加する事にした。今年で10周年を迎えるとは言え地元西武線だけなのでやや拍子抜けの感がある。今回は牽引用101系である263編成で各所を回るツアーである。基本的に池袋線や新宿線を走らない263編成も捨てがたいが、白い101系が池袋線・新宿線を走る姿を見たかった。
集合場所の清瀬に向かい、受付を済ませると運行を確認する。小手指車両基地を出区して回送で保谷まで行って折返すダイヤとなっていた。時間があるので近くの跨線橋から撮影をする事にしたが、高所から撮ると架線が入ってしまうのが面倒な所である。保谷から戻ってくる間に駅に戻り、ホームで列車を待つ。列車が出発すると所沢を通過し、小手指で運転停車をして小手指車両基地へ向かう。滅多に立ち入る事が出来ない場所に列車に乗ったまま乗入れると言うのがこのツアーの醍醐味であるが、洗車台で洗車体験をしつつ乗降場に到着した。雨交じりの天気で洗車台を通過したので窓が曇っていたが、その後晴れたので問題はなくなった。始まったばかりで傘が不要になると言う点は致し方がない。車庫内では展示用車両が停車し撮影会となった。263編成を始め黄色い6000系・9000系RED LUKCY TRAIN等が並んでいた。車庫内の別な場所には30000系ハロウィンラッピング電車も止まっていたが、撮影可能場所にいなかったのは謎である。一応非公開であるのに何故か車庫の外にも人が集まっていたのが気になるが、目立つ車両が揃っていると言う事実もある。続いて休憩用の車用に移動して休憩をするが、休憩用車両は奮発したのか10000系レッドアローであった。残念ながらレッドアロークラシックではないが、車内は大して変わらないので問題はない。小手指車両基地を出発し西所沢へ向かう。
西所沢を通過すると池袋方の留置線で停車し、このまま狭山線に乗入れる。通常ではあり得ない運行形態だけに車内では歓声が上がる。その後西武球場前に移動して撮影会となる。撮影会と言うだけに他の車両が来るのかと思ったが、263編成だけであった。263編成を楽しむ会と言えるが、263編成だけでは飽きるので山口線ホームへと移動する。今年で新交通システム30周年を迎えたらしい。いつの間にかと言う印象であるが、大手私鉄唯一の新交通システムと言う面もあるのでこれからも活躍して欲しい。列車を一目見ようとホームで待機する時間が長くなってしまったので滞在時間の半分近くを使ってしまった。上手くいけば西武遊園地まで往復出来た可能性がある。
この後は本川越へ向かう。所沢から新宿線に乗入れるが、池袋線下りの4番線を使わずに新宿線下りの1番線に直接乗り入れるのも珍しい印象を受ける。しかしここで運転士交代をしなければならない事は変わらない。新宿線に入ると直線が多い為速度が上がる。全車動力車だからか最近の車両は静音性能が向上したのか分からないが、いつも以上にモーター音が大きかった気がする。本川後へ到着すると2時間近くフリータイムとなるが、特に予定がない為時間を持て余す。一旦蔵造の街並みに移動すると祭りでもあったのか人が多かった。仕方がないのでJR川越へ向かうと駅構内で川越線開業75周年記念の写真展が行われていたので見て行く事にした。丁度良い時間潰しになったのか本川後へ戻ると発車時刻近くであった。再び所沢へ向かって出発し清瀬に戻る。所沢到着前に日没を迎えてしまったのが残念であるが、見慣れた車窓なので気になる事はなかった。
清瀬に到着してツアーが終わったが、いよいよ101系も引退の時期が迫って来た印象を受ける。引退前に101系に乗っておきたいが多摩川線や多摩湖線に乗りに行かなくてはならない。101系四季彩電車の登場以来多摩川線に乗っていないので乗りに行く機会を見つけたい。

この日の乗車列車
清瀬-小手指車両基地(池袋線)
小手指車両基地-西武球場前(池袋線・狭山線)
西武球場前-本川越(狭山線・池袋線・新宿線)
本川越-清瀬(新宿線・池袋線)