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2015年12月04日20:43

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普通の大雨に非ず!!

結局2日夜もアルナーチャラはほぼ終日雲に覆われたままで聖火自体が拝めない状況が続くなかをギリプラダクシナ出発となった。

18時の点火時間を待ったところでまず確実に今夜も聖火は見えない・・となると、雨足が弱まったところで出かけたい気持ちが強く、16時過ぎに出発。

もっともまだ雨が降っていて止む気配がないのを無理に出発したのである・・これは29日もそうだったのだが「あと30分待っていたら雨が止む」結果となったのだが、結果論だからねえ・・・歩く準備を整えたままで「ただじっと待つ」というのは私の性分に合わないのですなあ。


本来「雨具は持たない」というギリプラダクシナの不文律があるのだが、実は私もこれに関しては100%忠実なわけでもない・・・過去の雨季の際にも出発時点で降雨の際に「ポンチョ」を着用した事があった。


歩いている最中に降られた場合にはどんなに土砂降りでも「濡れて歩く」が信条でそれを実行しているが、最初から降っているとなるとねえ・・・順延する余裕があれば良いのだが、

今回は「順延したら明日は晴れ(て聖火が拝める)」という確証が全然無い上に(ところがなんと翌3日夜は久々に聖火が拝めた・・皮肉ですな)、「ミロク計画(今回滞在中に369回到達)」に拘るとなるとスケジュール的にもう順延する余地がない・・のでもある(笑)。


そんなわけで、今回久々にポンチョを着用して雨の中を出発することにしたのだった・・・大義名分としては、

「これは『防寒着』であって『雨具』ではない」・・などという、どこかの国の憲法解釈並の牽強付会な言い訳なのであった(雨が降っていると普段のスタイルでは肌寒い・・のは事実ではあるが)。



さて、前日の続きである「うんざり退屈な」話を書くつもりだったのだが、どうやら「それどころではない」状況が出来している模様である。


日本ではあまり報道されてないことであろうが、実はタミルナドゥ州の今回の大雨というのは記録によれば百何十年ぶりという「歴史的」なものであるらしい、「例年より雨が多いなあ・・」などという私ののんびりした感想どころではない大変な状況となっているようだ。


http://www.christiantoday.co.jp/articles/17944/20151202/india-south-chennai-heavy-rain-flood.htm

・・で、チェンナイの洪水・浸水被害は更に進行中で、国際空港も冠水で2日から全面閉鎖だそうな(空港へアクセスする道路も冠水・通行不能らしい)。

点火前2週間に比べると雨量は減ったように感じるが、それでもまた今月10日辺りまで雨が続くというのが長期予報で、この大量の雨を降らせている低気圧の大きさはなんと「日本列島をすっぽり覆う」ほどの規模らしい・・のですな!!


まあティルヴァンナマライの被害はそれほど大したものではない(と思う、少なくとも私の生活圏内周辺では)・・・というのも当地にはそもそも「大きな水源」となる湖沼や河川がないからである。

それ故に雨季の雨が少ないと翌年の春から夏の酷暑季に「干魃」状態におちいることもしばしば・・なわけで(水不足でアシュラムが「ゲストの受け入れを中止する」事態となったことも何度かある)、今回はその地理的ハンディが幸いしている・・のではないかと思われる次第。


しかし我々非定住者としては、「チェンナイ国際空港が全面閉鎖」というのが大問題なのである・・・当然この時期にチェンナイから入出国を予定している人間は少なくないわけで、すでに身近にも影響が出始めている。


そしてこれは人事ではなく、私自身も18日にチェンナイから出国してマレーシア・ペナンに飛ぶチケットを手配しているわけで(21日にペナンから関空へ帰国予定)、さあてどうしたものか?・・・という問題が浮上してきたのだ。


ニュースではチェンナイ空港閉鎖はとりあえず6日まで・・・となっているわけで、天候次第では18日までに復旧する可能性はある(国際空港の長期閉鎖なんて政府(州および連邦)としては面目が立たないからね)。


しかしその「天候次第」というのが長期予報では10日位まで雨が続く・・らしいわけで、はたして実際問題として「いつ復旧しフライト発着が可能になるのか?」は、現状全く見当がつかないですな・・・インドのことだし結構ギリギリまで待たされる事になる公算も大きい。


ギリギリまで待たされた挙げ句駄目だったとなると、その場合はエアアジアが代替案を出してくれる・・としても、21日のペナン発クアラ乗り換え関空へのフライトに間に合うか?・・も明瞭ではないからなあ。

もちろん「帰国翌日から会社へ行かねば・・」というような差し迫ったものは私にはないのだが、帰国後各地のホテルに予約は入れてあるしあれこれと用事も控えているので、そんなに悠長なことも言ってられない。



であれこれ考えると、気分的にはこの際昨年同様にチェンナイ発のチケットをキャンセルしてバンガロール発のフライトを手配しよう・・・という気持ちに傾いている。

(検索してみたら16日深夜発で17日昼前にペナン着というフライトがあってなかなか悪くないし・・)



しかしまあこうなってみると、25日のあの「どピーカンの素晴らしい初点火!!」ということが、ますます奇跡的な出来事だったのだなあ・・・とあらためてアルナーチャラのご神威に感動する次第であるよ。

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