mixiユーザー(id:2027350)

2015年11月29日14:45

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『ルパン三世』を見続けている(その壱)G&R

中間テストも終わり、次は家のリフォームと正月の準備と、年が明けたらまたテストである。
フィルムセンターに行く精神的余裕もない。

それで・・・というのも何だけど、この間からずっと『ルパン三世』を見てる。見続けている。
気になるものは気が済むまでとことん見るのが私のやり方だが、ルパンシリーズはTVシリーズだけでも、第一シリーズ(1971〜72)が23本、第二シリーズ(1977〜80)が155本。
第三シリーズ(1984〜85)が50本、『峰不二子という女』(2012)が13本、そして現在放映中の2015の第四シリーズ。
この他に劇場用が『ルパンvs複製人間』(1978)〜『次元大介の墓標』(2014)まで7本。
TVスペシャルが、『バイバイ・リバティー危機一髪』(1987)〜『隠された空中都市』(2013)まで24本。
その他、OVAが『風魔一族の陰謀』(1988)やコナンとのコラボが数本作られている。

このうち半分は家にあって、それを全部見直して、あとはTSUTAYAで借りては見ている。
時代とホンと演出と作監によってまるで違うルパンでコミカルだったりシリアスだったり、どれもなかなか面白かった。
一番最初にレンタルしてきたのが、悪名高い『GvsR』だった。


○『ルパン三世 GREENvsRED』(2008)ーーー絵コンテ演出・宮繁之。OVA。70分。
ルパン生誕40周年として作られたもの。
しかし物語の内容は暗く、いったいどういう大人の事情があるのか知らんが、何故こんなに?てくらい宮崎ルパン、ひいては山田ルパンを否定している。(まあ先に他のルパンを否定したのは、お姫様を助ける王子様ルパンが好きな宮崎駿だけどーー)
【緑上着のルパンと赤上着のルパンの対決。どちらが真のルパンか? ルパン三世とは何者か? ルパン三世の存在意義とは?】
戦争、原爆、等々・・・小難しいことを言いたいようだが、何でこれほど山田ルパンを否定して栗カン・ルパンをヨイショしなくてはならないのか? アンチ宮崎派の私でも見ていて不快になってくる。

パイロットフィルムから一貫して小林清志が演じている次元大介がファンの気持ちを代弁してくれている。
「本物でも偽物でも関係ない。俺にとっては組んで一番面白いやつが本物のルパン三世だ」と。次元はルパンのそばで「まあ、見ていてやるよ」と佇む。
我々もそうするしかない。
ルパンと同じように次元も様々な性格設定作画デザインの次元が作られてきたが、この『GvsR』の世界では“本物”の次元は一人だけらしい。美味しいアクションシーンは全て次元が持って行ってしまっている。主役?ってくらいカッコ良すぎて男前だ。
全体的に映像は美しい。
良い見方をすれば、何百本と作られてるルパン三世の楽しみ方をアドバイスしてくれた作品でもある。
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