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2015年11月22日20:23

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「初めの一回」となるか?

ところで20日というのは、私の11月のもう一つのメモリアルデーなのである。

海上自衛隊を退隊したのが81年の11月20日だったのざんすね・・・本日で34年が経過したわけですなあ。


退隊のための全ての手続きが終わって最後に隊門を出た時のインプレッションは今でも鮮明に覚えている。

「ああ、これで自由になった。『悪魔』からようやく魂を取り戻したみたいだよなあ!!」

・・・だったざんすねえ(笑)

因みに軍隊だから悪魔だと表現したわけでは毛頭なく、単純に自分の追いかけたいヴィジョンにとって全く相反する世界である「宮仕え」という構造それ自体、そしてそれに束縛される事に甘受していた自身をそんな風に表現したかったのである。


そして当時借りていた横浜・金沢文庫のアパートまでるんるん気分で帰った・・・のだが、その時頭の中に響いていた音楽は「美代ちゃん歌曲」ではなく(その頃は全く興味なし・・因みに当時の浅田美代子は吉田拓郎夫人として家庭にあり芸能界から引退していた)、

なぜかベートーヴェンの「弦楽四重奏のための大フーガ 変ロ長調作品133」だった・・・ことも忘れられない。(ベートーヴェンの後期作品群の大傑作の一つで、私の好きな楽曲でもあり現在も聴く機会が多い)




まだ20歳だったその頃に夢見ていたヴィジョンとは、「ヨーロッパ放浪旅」・・・あちこちで本場のクラシック音楽を聴きまくり、またどこかの劇場に潜り込んで演劇の勉強をする・・・というものだった。

もしこれが実現していたら80年代半ばに活動を開始したTAICHI-KIKAKUとヨーロッパで出会っていたかもしれない?(笑・・現実にはその出会いにはその後25年を要した)


かくしてあれこれと「表現活動」を始めたものの結局その夢はあまりにも稚拙すぎて、現実生活の厳しさに押しやられていつの間にか衰退してしまった・・のだが決して消滅してしまったわけではなく、

9年後にはインド・ネパール・タイ・香港・上海を巡る約1年間のバックパッカー旅へと変容して登場し、私の人生を根底からひっくり返すことになった。

(実はこのときも出発当初は陸路でヨーロッパまで行くプランも含んでいたが、パキスタンのラホールで泥棒宿にはまって大金を失い断念した・・笑)。


また翌年の82年には「ラマナ・マハリシの教え」と「南インドの瞑想」という黎明期のラマナ関連書籍2冊が出版され、ラマナの存在が初めて「不特定多数」の日本人に向かって紹介されたのだが、もちろん当時の私は全く関心がなかった・・私が初めてアルナーチャラの元にたどり着くのはこれら書籍の出版から14年後の96年なのである。



しかし「すまじきものは宮仕え」という言い回しがあるが、それにしてもこの34年間というものは、結局一度たりとも「就職(正規雇用としての)」をせずに来てしまった・・・であればこそ、毎年アルナーチャラに長期滞在して「食って寝て歩く」生活を過ごすことが出来るわけなのだが。


結局この変梃な人生航路は私の自由意志などではなく、御神意の現れとしての運命なのであり、それ自体が比類無き恩寵と臨在の顕現なのである・・・としか言いようがあるまい。



そしてあれから34年後の20日に実施したギリプラダクシナが通算361回目、果たしてこれが次の大円環完成である720回のための、「初めの一回」となるのだろうか?・・という想いを抱きながら歩いたのであった。


私の最初のギリプラダクシナは、97年2月の満月の夜というか未明に故・柳田先生に案内して頂きながら歩いたわけだが、その時にはまさかそれから後に360回もギリプラダクシナをする事になる・・・とは全く思いも寄らなかったのである。


2010年だけは当地を訪問・滞在出来なかったのでこの1年を除くと、360回到達に18年かかった・・ということになるのだが、さてもし「次の大円環」完成の720回目到達に同じだけの年月である18年かかると仮定すると、その時私は72歳になっているのざんすねえ。(笑)


まあ、還暦もしくはその翌年にあたるアシュラム創建100周年(2022年)には500回到達・・・という辺りまではある程度現実的な視野の中に捉えているのではあるが、さて720回まで歩けるのかどうか?(実際にはかなり困難だろうと推測される)


ギリプラダクシナ初歩きが36歳の時だったから仮に72歳で720回到達だとすれば、全体では36年という年月がかかることにはなる。

仮に72歳で720回に到達したとして、その時私はどんな爺いになっていかなる生活をしているのだろうなあ?・・・などとついつい妄想してしまうわけだが、

多分きっとまた同じように「思っても見なかった展開」の老後の人生になっているだろうことは、これまでのパターンから容易に察せられますなあ・・・。


もちろんそれは御神意次第であるのだが、是非とも「いやあ、わしは海上自衛隊退隊後52年間ずっと就職もせずにお気楽脳天気!に生きているぞよ」とうそぶいていたいものざんすねえ、わははははは・・・・・!!!!!

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