■Enjoy！オーケストラ 〈Part�機咫漸山擇離侫�ーム〜
■2015年10月29日（木）19時
＠大阪｜ザ・シンフォニーホール
大友直人（指揮）
大阪フィルハーモニー交響楽団
好本惠（司会）
♪J.シュトラウス�鏡ぁД肇螢奪繊Ε肇薀奪繊Ε櫂襯�
♪ベートーヴェン：交響曲 第5番 ハ短調「運命」より 第1楽章
♪ブラームス：ハイドンの主題による変奏曲
【休 憩】
♪吉松 隆：「鳥たちの時代」より 第1楽章 “Sky”
♪ラヴェル：ボレロ
【アンコール】
♪アンダーソン：舞踏会の女王
先週の関西出張の初日の夜、
ひさしぶりに大阪のザ・シンフォニーホールで
大阪フィルの演奏を聴いてきました。
この演奏会は、定期演奏会とは異なり、
クラシック音楽に慣れ親しんでもらうための
教育プログラムのような感じのものです。
前半は演目がそれぞれ
「三部形式」「ソナタ形式」「変奏曲」に
なっているものが選ばれ
形式のつくられかたをオーケストラを使って解説し、
最後に曲を通して実演をするという内容。
後半は、「鳥の時代」にある
鳥の鳴き声や羽ばたく様子などを音で表現すること、
そしてボレロのリズムにのって
さまざまな楽器でメロディが出てくることを解説をしながら
最後に通して実演とうい内容。
オーケストラを使いながらの
贅沢な音楽の授業と言えるでしょうか。
私は子どもの時にみた
山本直純氏の「オーケストラがやってきた」を
思い出しながら聴いていました。
クラシック音楽を啓蒙することが趣旨であることは
理解していますが、
ひさしぶりに聴く大フィルの音に
私はさびしさを感じました。
なぜなら学生のころ東京で聴いた
朝比奈隆＆大フィルのブルックナーの交響曲の演奏が
あまりに強烈だったからです。
多少、無骨であっても、
その愚直なまでに音楽に誠実で
その分厚いなサウンドが脳裏に刻印されていたので、
およそ２０年ぶりに聴く大フィルの
やせ細った音には正直、がっかりしたからです。
9/26にパーヴォ・ヤルヴィが指揮した
N響定期のマーラー「復活」の大名演を聴いてしまったので、
両者を比較してしまうと、
大フィルがお気の毒に思えてしまいました。
それと、弱音があまり美しく響いてこなかった。
音が遠くの方で力なく鳴っている感じでした。
ホールの隅々まで響き渡るような弱音じゃなかった。
そんなはずはないのになぁ〜。
大フィルはザ・シンフォニーホールのことを
知り尽くしたオケと思っていたのに…。
終演後、オーケストラの関係者に
「シンフォニー・ホールって大フィルさんのホームですよね？」と訊くと
「フェスティバール・ホールに変わりました」
という回答でした。
それを聴いて合点しました。
だから、借りてきた猫のような音だったのかｗ。
私の地元の水戸室内管弦楽団はまともだし
上京した時に聴く
都響、N響も最近、かなりがんばっているので
もうちょっと大フィルさん、
がんばって欲しかったなぁというのが本音です。
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