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2015年11月02日18:28

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差別と区別の違い

■「女性トイレ禁止は差別」提訴へ 性同一性障害の公務員
(朝日新聞デジタル - 11月02日 17:07)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3693432

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現状自分が知っている範囲の情報や知識での意見です。前提が変われば意見はごくあっさりと変わるかもしれません。

なお「良く知りもせずに意見を言うな!」と言うのは少し乱暴でして。「よく知りもせずに行った意見を周囲に強制するな!」だったら同意できますが、知らないなりにでも意見を持つようにしなければなりませんし、発言権そのものまで封殺してしまうのは問題だと思います。

と、前置きした上で。
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まず性同一性障害の方は何かと苦労されているであろうとお察しする。完全に理解することは、私がそうでないので不可能だが、一定程度の想像はできる。

で、おそらくこの問題で重要なのは「自己認識と他人認識の適用境界線じゃないのか?」ということだ。

記事中でこの差別を訴えている男性(心は女性)が女子トイレを使用することに対して「2名が難色を示した」とある。

現状はこの男性(心は女性)がマイナスを訴えているわけだが、この訴えを通すと、難色を示した2名がマイナスをこうむる。あちらたてればこちらたたずという状態だ。

世の中、双方の利害がからむと問題は簡単に解決しなくなるもので。(なお、両者がプラスなら分け前の争いはあり得る。両者がマイナスの時が一致団結して、意見については一番うまくいったりするものだ)

両者の利害が対立する場合、私は「領域」「境界線」で考えるようにしている。

少数派だからと言って意見が圧殺されることはあってはならない、だが社会の効率性から言えば少数派が「弱者であることを武器」に横暴を唱えるものでもない。

たとえば先ごろの安保法案ではSEALSという団体が「数で決めるな」と言っていたが、多数派が数で決めるのが民主主義だ。少数派を無視してよいとは言わないが、かといって少数派を多数派より優先するようなことをしてはならん。それこそ民主主義の崩壊であり少数による独裁になってしまうからだ。

で、このケースでもいささかこの男性(心は女性)が権利主張の範囲を逸脱しているように見受ける。利便性以上とか女性として見られたいと言う事以上に職場の上司や同僚への意趣返し的なものを感じる。根拠は弱いので、決して断言するモノではないが職場の人間関係が相応に上手にいってたら訴訟までしないでしょう?と思うわけだ。

たとえば犯罪者を刑務所に入れるのは差別ではなく区別だ。なぜ犯罪者を閉じ込めるかと言えば、善良な一般市民を守るためと、犯罪者への罰則と言う2つの意味がある。
(この例えを使うと『性同一障害者を犯罪者扱いするな』と言うツッコミが来るが、別に同一に扱っているわけではないので先にお断りしておく。あしからず。文章そのものならともかく勝手な解釈で難癖を吹っ掛けてくる人には論理は通じないのでいちいち相手にしてられない。)

この男性(心は女性)に対する「区別」については「罰則」の意味は当然皆無だ。この方は何も罪を犯してはいないのだから。ただ、善良な一般市民を守るという意味は残るのではないか? と言うのが現状の私の意見だ。

この男性(心は女性)は既に職場で相応に女性扱いを受けているようだ。で、あれば、訴訟などと言うある種もっとも対立的で乱暴な方法を用いるのではなく、話し合いで淡々と進めたほうが全体利益のためには良かったのではないかなと思う。

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