昨日読んだ本。
安冨歩 『ありのままの私』
http://goo.gl/BhdLWl #bookmeter ぴあ 2015年8月刊。
ツイッターで安冨歩 @anmintei をフォローしているので、新刊の本書を読んでみました。
LGBTという頭字語は、ウィキペディアによれば、[欧米では]「1990年代から現在まで使われ始めた」そうですが、私が初めて目にしたのはいつごろだったかなぁ?
最初の三つは見当がつきましたけど、知らなかった最後のT、トランスジェンダーの意味が本書を読んで理解できたような気がします。
第5章 歪んだ視点 「性同一障害」という歪んだ見方 p.139-151 に、なるほど…。
『誰が星の王子さまを殺したのか モラル・ハラスメントの罠』 明石書店 2014.8 も読んでみたくなりました。
「私の研究の中心テーマは、「バブルだとか、戦争だとか、環境破壊とか、そういった、誰にとっても良くないことを、どうして人間は皆で一生懸命やってしまうのか?」ということです。
[略]
二十年以上研究したその答は、「自分自身でないものになろうとするから」でした。自分自身でないものになろうとしても、なれませんね? 当たり前です。そうすると「自分自身でないもののフリをする」ということになります。
[略]
「自分自身でないもののフリ」をみんなでやっている社会に生まれ育つと、自分がいったい何者なのか、さっぱり、わからなくなります。
それで、私自身、いったい自分が何者なのか、さっぱりわからなくなっていることに、気づきました。
これは大変だ、と思って自分自身の中に、「自分自身でないもののフリ」を見つけ出しては剥ぎ取る、ということを十年くらいやってきました。
そのなかで発見したのが、「自分は男性のフリをしている」という驚くべき事実でした。こういう人のことを「トランスジェンダー」といいます。」p.16 はじめに 研究と女性装
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