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2015年09月21日05:05

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秋の田の穂向けの風のかたよりにわれは物思ふつれなきものを よみ人しらず

秋の田の穂向けの風のかたよりにわれは物思ふつれなきものを
 よみ人しらず
 題しらず
 新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1431

「秋の田の穂を靡かせる風が一方にばかり吹くように、いちずに私は思っている。冷たいあなただが。」『新日本古典文学大系 11』p.416

原歌は万葉集十、二句「穂向けのよする」。
人麿集「田に寄す」、四句「われは物思ひ」。
上二句は序詞。
「秋田に寄する恋」。

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