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2015年09月19日05:11

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玉くしげあけまくをしきあたら夜を衣手かれて独りかも寝ん よみ人しらず

玉くしげあけまくをしきあたら夜を衣手かれて独りかも寝ん
 よみ人しらず
 題しらず
 新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1429

「明けるの惜しまれるこの良夜を、あの人と袖を交わさず独りねることであろうか。」『新日本古典文学大系 11』p.416

原歌は万葉集九 柿本人麿歌集の同じ歌。古今六帖五 人麿。
玉くしげ 玉は美称。「くしげ」は櫛など調髪具を収めた箱。蓋を開けるので「あけ(明け)」の枕詞。
「袖(衣手)に寄する恋」。

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