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2015年07月29日05:16

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中山康樹 『ローリング・ストーンズを聴け!』  集英社インターナショナル 2012年7月刊

一昨年読んだ本。
中山康樹 『ローリング・ストーンズを聴け!』 http://goo.gl/zgLY7r #bookmeter 集英社インターナショナル 2012年7月刊。2013年6月25日読了。

1952年生まれの著者(ウィキペディアによればジャズ専門誌『スイングジャーナル』元編集長)よりも三歳若く、1970年に高校へ入学してストーンズに夢中になった私には、著者の意見に同意できないことが色々ありますけど、以下の文章には賛成します。

「一般的には、ストーンズは同じ曲ばかりやっていると思われている。たしかに表面的にはそのとおりだろう。歴史とヒット曲の多さから考えれば、ストーンズのコンサートが毎回同じような曲構成になってしまうのは、ある意味ではしかたのないことかもしれない。

しかしストーンズというグループは、表面的にはロックやポップスの範疇に分類されることが多いが、実質的にはジャズ・ミュージシャンの集団のような柔軟性と即興性をもっている。

したがって同じ曲であっても、その表現や細部は微妙に異なる。それはたしかにキース[・リチャーズ]が言うように「どこが変わったのかはメンバーにしかわからない」ものかもしれないが、少なくとも「どこかが変わった」ことは理解できる。それを発見することもまた、ストーンズのライヴ盤を聴く楽しみなのだろうと思う。」p.173 「31 ライヴ・リックス」

「1960年代のストーンズは、イギリス・オリジナル盤を聴かなければ、ブライアン・ジョーンズの天才性も含め、ほとんど何もわからない(現行のアメリカ盤を土台にしている限り、その上に築かれるストーンズ史は必然的にねじ曲がったものになってしまう)。」p.238 あとがき

https://goo.gl/qwshK1
中山康樹(なかやま やすき 1952年 - 2015年1月28日)

The Rolling Stones - Tokyo Dome 2014.2.26 2:07:49
https://www.youtube.com/watch?v=a3KJg8qw47E

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