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2015年07月12日09:06

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幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部

を読んだ。2015年7月3日。山本弘著。東京創元社。
OKM氏が貸してくれた。ありがたやありがたや。
 埋火の家に泊まり込んで「恐怖」をテーマにビブリオバトルをした後、今度は図書館で「戦争」をテーマにバトルを行う。
「恐怖」のバトルでは、本当に恐ろしい話から単にタイトルに「恐怖」の文字が入っているだけのものまで、様々な本が紹介された。
しかしまさに恐怖の神髄と言えるタイトルが欠けていたように感じたのは残念だった。
小説で本当に恐怖を感じることができる作品があれば教えてほしかったのだが。
そして今回のメインテーマである「戦争」の方では、その準備段階も含めて、相変わらずの埋火の凝り固まった偏見がうっとうしいが、あえてそういう存在を配置することで論理的思考を浮かび上がらせようとしているのは明らかなので仕方がない。
また前回もそうだったが、この本は化夢宇留仁が読んだ本がどんどん出てくるのも興味深いところで、今回は最近再読したばかりの「馬の首風雲録」が出てきたのには驚いた。
なんか途中からもしかして・・・・とは思っていたのだが。
結局「戦争」というテーマに関しては表面をなぞり、軽く偏見を批判する程度だったが、中学生が主人公のジュブナイルとしては濃い内容と言える方だと思う。
このテーマは議論するだけで本気で怒り出す人もいるので気をつけているというのもあるのだろう。
 全体的には「恐怖」と「戦争」がテーマと言うこともあり、前巻よりもマニアックさと面白みは薄れた感がある。
しかし総じて完成度は高く、楽しめたので、次巻も楽しみである。
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