mixiユーザー(id:7016667)

2015年07月10日22:50

226 view

トラブルメイカーならぬプロブレムメイカー

問題処理に必要なのは知識と能力、やる気。
問題発見に必要なのは違和感と定点観測、センス。
問題構築に必要なのは・・・。



いや、最近将棋教室に来るようになった灘中2年生がめっぽう強いんだが、彼が詰将棋パラダイスに投稿して採用されたという13手詰めの詰将棋を見て色々と考えたんです。


世の仕事の多くは「問題処理」のタイプ。これは今までに解決された問題であれば作業者が誰かと言うのはそこまで大きな差にはならない。新しいやり方を工夫するとなると少し違ってくるけれど。お客さんの注文に対応するとか、何か機械を操作するとか。

あまりに非効率なら問題に対応せず放置する、というのも一つの問題処理です。

問題発見は内部監査がまさに該当する。とりあえず違和感に気づけるか?が何よりも大切ですね。たとえ神様でも不可知の事象には対処できないのですから。問題を発見さえしてしまえば上記の問題処理のプロセスに移行します。

で、詰将棋の作成とかってのは「問題構築」の能力だなと。昨今の電王戦でCPUの強さはすさまじいとよくわかりました。プロ棋士の先生方も当然頑張っているけれど、単純、純粋にCPUの強さはほぼ同等のレベルです。

ところが「詰将棋」となると話は違ってきます。あ、「問題処理」ではCPUが人間よりも上ですよ。そうではなくて「詰将棋作成」です。ここでは人間様が圧倒的にCPUを凌駕しています。

なぜか?

指し将棋や詰将棋とくらべて詰将棋作成というのはルールが広いというか、フリーダムなのです。指し将棋や詰将棋の盤面と言うのはいわば「問題処理」、一方で「詰将棋作成」は「問題構築」。この次元の差があるなと。このあたりに人間がCPUにまだまだ負けない領域があるなと思いました。

あ、13手詰め(打ち歩詰め回避で角成りのあと角不成りを含む)は結局妹が父母よりも早く解きましたとさ。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年07月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031