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2015年07月09日23:59

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ヒビノキ426(7月5日〜7月11日までの1週間/週前半)

7月5日〜7月11日までの1週間分の日記です。
基本的に日々の記録+エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常がエモーショナルに垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は今週の日曜日〜水曜日までの週前半の日記です。
今週の木曜日〜土曜日の週後半の日記は来週の日曜日にアップします。

■2015/7/5/Sunday
 あ〜。ダメだな。
 読み返し、見たら見たで、訳語が、ぜんぜん統一してない。
 3.5と4.0を一緒に参照して翻訳の言葉を当るべきではなかった。
 修正するべきかもなあ……。

『GANGSTA.』 第1話 「NAUGHTY BOYS」
http://gangsta-project.com/
原作はコミックバンチで連載しているコースケの漫画作品。
あらゆる犯罪がはびこるエルガストルム。その街で濡れ仕事を“便利屋”と名乗り、
引き受け、生計をたてるウオリックとニコラス。
2人は様々な街の事情と、自身の秘密を、その立場から見つめ……。
言い方はよくないけどピッタリの表現は『BLACK LAGOON』みたいな高2病作品。
ウオリックとニコラスは正義の味方ではなく悪人で、現実と社会に翻弄もされる。
黒でも白でもない世界に、強い嗜好を感覚するヒトは気に入る作風。
初回はウオリックとニコラスの日常に、以後、事務所で電話番をつとめ、
2人の秘密を目撃していく売春婦のアレックスが関る。
いかにも監督の村瀬修功が好む作風で、その意味ではピッタリかも。
キャラクターの原作再現は上手だし、一部で情が凍り付き、
残酷な世界をうまく表現している。ただ、ニコラスの殺陣は、
案外、場面を割り気味で、いわゆる刀を振る連続感(接続感)はうすめ。
現在だと欧州のどこか……って世界にも見えるけど、
この作品はじつはSF(いや伝奇かな?)の要素をいずれははらむ。
まあ、原作読者には充分なデキだと思うし、
現在だと区切りのよい部分で物語は区切れるはず。
これはとっておきます。

■2015/7/6/Monday
 下の子の資料を確認して、デスクに呼び、
 自分のパソコンを使い、ついでに修正してもらったのだ。

 「〜この扇状グラフがしめす赤色部分に(中略)」

 って文言の差し込みで下の子がいわく。

 「おくのさんのパソコンは“おうぎ”の第1変換候補が、
 “扇”でなく“奥義”ですね――」

 ……………………。

 おい、やめろ。やめないか。

『実は私は』
http://jitsuwata.tv/
原作は週刊少年チャンピオンで連載している増田英二の漫画作品。
心の中が顔に出る性格で、“アナザル”のあだなを持つ黒峰朝陽。
その朝陽がクラスメイトのクールビューティー。白神葉子に恋をする。
だが、朝陽は、葉子の“人外”の秘密を知り……。
人間以外の少女が人間の少年と恋をむすぶ……作風は、
万年、日本のすたれない王道と伝統(ちなみに少女漫画の場合、反対が多い)。
その意味において、この作品に新味はゼロ。
今期は『モンスター娘のいる日常』と作風がかぶるな
(どっちがアブノーマルか? むこうだ!)
初回の感想は、まあ、無難な展開と作り。作画のデキはちょっと弱目。
ただ、葉子の方言しゃべりはかわいい。あと葉子の正体(吸血鬼)を知り、
だがそれがいい、と言う朝陽のポジティブさ。そう。かわいければ問題ない!
原作の増田英二の作画は独特のタッチですけど、
アニメは、そのタッチを汲み取りつつマイルドに。
正直なところ、この古風なラブコメ作品はチャンピオンっていう媒体と、
連載作風で成立しているのを感覚する。
多少、古臭い物語と絵柄に、原作ユーザー以外の新規を、どう取り込める……か、
だよなあ。まあ、これはファンのヒトとラブコメが好きな人は満足できそう。

『のんのんびより りぴーと』 第1話 「一年生になった」
http://www.nonnontv.com/
原作は月刊コミックアライブで連載しているあっとの漫画作品。
この作品のおかげで、今期は「きんモザ」終了でも難民が発生しなかった模様。
“牛横断注意”の標識が存在し、バスは5時間に1本しか来ない田舎。
その田舎の分校を舞台に、一条蛍、宮内れんげ、越谷夏海、越谷小鞠の日々を描く。
1期の予想以上の好評をうけた続篇(まあ、でも、
こういう制作すら予想してないヒットがアニメって現象では一番おもしろいよな)。
……で、タイトルの“りぴ〜と”って、そういう意味なんだね。
つまりは1期で放送した原作を含め、また、
(ほたるんの転校を含め)最初から原作をなぞる……と。
初回はれんげ(れんちょん)が1年生になって、
蛍(ほたるん)が都会から田舎に転校してくるまで。
とはいえ前期とは原作の切り取り方が違いますから展開も別物。
というよりも、この“りぴ〜と”って方法は、
まず、最初からやらないと原作ストックがもたない &
最近だと原作の話数自体、時系バラバラだからなんでしょう。
この作品のもう1つの主役たる田舎の風景(美術)は、
あいかわらずキレいの一言。
1期同様、ふつうすぎる田舎の日常を期待してます。

■2015/7/7/Tuesday
 あ〜。くそ〜。
 予定がくるったな。先月電車で今月は“そんなに忙しくない”と、
 安穏としてた自分はなんだったのだ。
 6月の出張と同じ状況か。まあ、しょうがなんいだけど、
 自分が原因ではない仕事の遅延は、本当にまいる。

『それが声優!』
http://soregaseiyu.com/
原案が声優のあさのますみ(浅野真澄)。作画が畑健二郎の同人作品。
いわゆる声優業界パロディ。
同時に、業界の裏側を本職の立場から入れ込み、たのしむ。
初回の展開は予想どおりでした。最初の野沢雅子の声は衝撃だったけれど、
基本路線は新人声優の悲喜こもごもと上昇の過程。
いずれはユニットを結成する彼女らの活躍を描く。業界を裏側から見せる作品は、
最近だと去年の『SHIROBAKO』が記憶にあたらしい。
この作品も、その系譜ですけど、内輪ネタを、どう嫌味なく見せられるのか?
『SHIROBAKO』は、すっごくうまく調理していたので。
とはいえ本職の視点から展開する業界ネタは『SHIROBAKO』同様、
本物(本当)がモチーフ。正直なところ同人作品(しかも内輪ネタを)、
商業へとひっぱりだす部分は関心はしない(どんだけネタないんだよ)。
ただ、まあ、お仕事作品が一定の重要を得る昨今の時流なのかもなあ……。
『SHIROBAKO』は業界全体だったけれど、この作品は声優部分に特化しているため、
それはそれで後学になりそう。
あと、ひさしぶりのGONZOの元請作品。

『モンスター娘のいる日常』
http://monmusu.tv/
原作は月刊COMICリュウで連載しているオカヤドの漫画作品。
世界よ、これが日本(の漫画)だ。
もともとは作者の発表したイラストが原点。原作はあれよあれよと人気作品に。
海外(アメリカ)での人気はすさまじく、しばらくチャートで不動にあった作品。
まじめな話をすれば、海外のファーリー = ケモナーはHENTAIですけど、
日本よりはずっとシェアが広い。
モンスター娘(モン娘)は純粋なファーリーではない。
けど、まあ、親和性と話題性で取り込みに成功したのかもね。
作品としては超上級者むけ(笑)
内容は、いびつな(いや、ホメ言葉だぜ)ラブコメ + ハーレムですけど(笑)
ヒロインは全部“あれ(怪物)”です。とはいえ作画は丁寧だし、
ミーア(ラミア)の描写もかわいい。世界説明も今回でしきれている
(あってないようなものですけど)。
そういう意味では原作読者はうれしいはず。
ただ、今回のように物語全体はテンプレで、
どこかで理解されない異種族を来留主が理解していき信頼を得る。
まあ、その部分は王道でいいけどね。
ミーア(ラミア)以外のモンスター娘(モン娘)が複数登場する来週以後が本番かな?

■2015/7/8/Wednesday
 電車が停車し、最寄駅で線路内に入り込む“お客様”を鉄道員が“保護”に向う。
 その車内放送に目の前のオジサン2人が、
 「こういうときは生きた人間より死んだ人間のほうがラクだわ」
 いや、まったくすべては首肯しかねるけど、でも、そうかもなあ。

『オーバーロード』
http://overlord-anime.com/
原作はエンターブレインが刊行している丸山くがねのライトノベル。
VR-MMO「ユクドラシル」のサービス終了日時。
超々高レベル・ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」のギルドマスター、
モモンガは「ユクドラシル」からログオフできない事実へ驚愕する。
周囲は未知の世界。モモンガのまえには「ユクドラシル」の有名NPCが現れ、
彼を王と慕う。異常な事態のなかでモモンガのゲームプレイ(?)は続き……。
いわゆる「〜なろう」出自の作品で、
いわゆる仮想現実に異常事態が発生して物語が展開する作風。
この作品の特徴はモモンガ以下、従僕が敵側の造形を含み、
とんでもない能力を所持すること。
その従僕らが、とにかく衝突して、その仲裁にやたらと気をまわすとこ
(しょせんモモンガ人間ですしね。そこがおもしろいんだけど)。
初回の感想は、まあまあ。モモンガが体験している異常な状況の説明はできている。
ただ、つるんとした線描で、描き込みがうすく見えちゃう画(え)は、
手間がかかってないと思われてちょっとソンかも。
もう1つは乱立する仮想現実作品の類型が新規ユーザーに中傷されないかでしょうね。
まあ、まず原作読者を大事に、独特の世界を見せ切れば、
そこそこのセールスになるんじゃ?

『六花の勇者』
http://rokka-anime.jp/
原作は集英社のスーパーダッシュ文庫が刊行している山形石雄のライトノベル。
作者作品は『戦う司書』に続きアニメ化ふたたび。
1千年前に封印され、二度復活した魔神を、時代・時代で封印してきた6人の勇者。
通称“六花”。ふたたび魔王が復活する時代に、その勇者らが集結。
だが6人の勇者は7人(!)いて……。
この作品の現在の呼称はファンタジー推理。
その理由は1巻で特殊なクローズド・サークル(密室状態)を準備し、
ちゃんと推理可能なトリックをしかけたこと。ギャレットのダーシー卿シリーズや、
最近だと米澤穂信の『折れた竜骨』と一緒。ただ、
特色は巻数を重ねるごとに薄れていって、現在だと勇者の出自を解明する展開に。
ですから作品がちゃんと推理作品をしているのは1巻と2巻のみ。
中心は推理ではないんでしょう。
テレビアニメがどこまでやるかわかりませんが、
初回は作画も十分で、物語のテンポも良好。
まず6人の勇者が7人!?
来週でさらに疑心暗鬼が噴出する。
とはいえ、自分は原作を全部読破していてトリックと今後の展開を把握している。
ですので、この作品は、まあ、感想はやらず、個人で視聴だけさせてもらいます。

『空戦魔導士候補生の教官』
http://ku-sen.jp/
原作は富士見ファンタジア文庫が刊行している諸星 悠のライトノベル。
突如出現し、地上を襲撃。人類を恐怖におとしいれた魔甲蟲。
人類は生存圏(制空権)の確保と魔甲蟲へ対抗するため浮遊都市を建造。
魔甲蟲と戦う“空戦魔導士”を養成する。その“空戦魔導士”の1人、
カナタ・エイジは10戦10敗のFランク小隊の教官へ任命され……。
今期においてコッテコッテのライトノベル原作。
「能力を隠す主人公」「学園」「美少女」「そののちハーレム展開の予感」
まあ、でも、読者の要求がそこにあるんだから素直ではある。
空戦……って部分が毛色の違う部分だけれど、
その空戦のウリが1話でメインキャラクターは描写ゼロって部分はダメだよなあ。
初回以後に展開する空戦 → 最初に巻き戻す……で、いいのに。
作画は原作イラスト(Leafの甘味みきひろ)とくらべると、
ずいぶん野暮ったいし古臭いな。「原作の絵柄と相違なく」……が、
現在のテレビアニメの主流ですけど。というか、まず、作画全体がパッとしない。
OPに、おそらく今話と今後の話数の場面を使用している。
話数ごとに入れ替えするのか? それとも完成までのつなぎなのか?
その状態に、どうにも制作はキツそう。
ちょっとファンのヒトは残念でしょうね。
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