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2015年07月04日09:36

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こうして日本はダメになる

この問題は根が深い。

払えない人への対策や給食経営のシステムは確立されているにもかかわらず、うまくいかないのはひとえに民度の問題である。

また、生活保護や就学援助など福祉的支援が充実している地域の未払い問題が少ないかというとこれが全く逆なのだ。

給食経営は地域によって違いはあるが、学校栄養士が月初めに献立計画を立て、校長承認の元実施される。

問題のある学校は栄養士がせっかく立てた献立が年度末に近くなるにつれ寂しいものになるのこのせいだ。

未納者の少ない学校と多い学校とではその差は歴然。朝日新聞が無責任に「いかがなものか?」などと悠長に構えていられない不公平な現実がそこにある。

先の福祉的支援の充実している地域の校長から話を聞いたことがある。

「学校がいくら手をかけてもそもそも払う気のない保護者から給食費を集めるのは至難の業。せめて本人に支給するのではなく、給食費分だけでも学校に直接送金してくれれば一気に問題解決なんですけどね」と語る。

聞けば保護費は医療費以外は全て現金給付が原則で、そこが壁になっているそうだ。

おまけに以前は革新系や宗教系の政治団体が「生活費を優先し、給食費は払わなくても大丈夫!」的な助言をしてきた経緯があるらしく、保護者の間のクチコミで未払いが当然という悪習慣が根付いたようだ。

僕が子どものころは、学級費や給食費を忘れると教室の後ろの黒板に払うまで未払者の名前が書き出されていたものだ。

いかにもこれはやりすぎだと思うが、こうした荒療治が必要なくらい切羽詰っているのが今の状況なのだろう。

かの校長が、「多くの児童・生徒が9年間食い逃げですよ。未払いの保護者を呼び出して事情を聴いてもパチンコやカラオケに行く金はあっても給食費に回す金はないなどと平気で言いますものね。真面目に払ってきた保護者はばかばかしく思うようになり、だれも払う人はいなくなりますよ。そうなれば制度崩壊は必至ですな。」と嘆いていた。

この話自体もう20年前くらいのものなので、今なお問題になっているところを見ると、その当時の子どもが親になる世代なのかもしれない。

皮肉を言わせてもらえばマイナンバーが導入されるとこんな問題も一気に解消しますくらいのことをあの官房長官なら言い出しかねないね(笑)

権力に管理されないとまともな人生が送れない国民になってしまうとしたら、これは悲しいことだな。




■給食停止、やり過ぎか 埼玉・北本市「未納なら弁当を」
(朝日新聞デジタル - 07月04日 05:26)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3499128
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