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2015年06月24日05:41

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L.T.フォークス 『ピザマンの事件簿 2 犯人捜しはつらいよ (ヴィレッジブックス)』  鈴木恵訳 ヴィレッジブックス 2011年5月刊

四年前に読んだミステリ。
L.T.フォークス 『ピザマンの事件簿 2 犯人捜しはつらいよ (ヴィレッジブックス)』 http://goo.gl/96H8FO #bookmeter 鈴木恵訳 ヴィレッジブックス 2011年5月刊。2011年6月23日読了。

2004年に米国で発表された「働く男のミステリ」、テリー・サルツ・シリーズ第二作。
大工さんが主人公のコージー・ミステリ。

舞台はオハイオ州北東部グランド郡北部のスペンサー。
主人公は26歳、身長195センチ、元大工。酔って暴れたため刑務所入り。仕事も妻も住まいも失い、出所後、ピザ屋の配達の職に就きながら大工もしています。

「夕方からピザ屋の <カーロ> で働くときは、グラフがおれのボスだった。おれは <カーロ> の配達係で、彼は夜勤マネージャーなのだ。けれど、昼間はおれがグラフのボスだと言っていいと思う。

おれたちはささやかな大工業(だいくぎょう)もやっていて、おれはそこの大工兼経営者で、グラフはうちの "作業員" だった。グラフは帳簿づけも引き受けてくれた。父親の店の帳簿づけもやっていた。<スミティのバー> というそのバーが、目下おれたちの昼間の仕事場だった。そこの大改造を請け負っていたのだ。」 p.21

「厨房のシンクで手と顔を洗い、午前中に仕上げた部分をちょっとながめてから、工事中の新店舗を出てカウンターに行った。店は灯りがついてすっかり <スミティのバー> らしくなり、常連客たちがビールのジョッキを前にして座っていた。

おれはグラフの隣の、いつものスツールに腰かけた。カウンターにはすでにおれたちのフレンチ・ディップが、おれのアイスティーとグラフのビールとともに置かれていた。グラフのビールはいつもミラーの <ハイライフ> だ。」 p.27

フレンチ・ディップという食べ物が分からなかったのでググってみると、肉汁に浸したパンに肉類をはさんだ美味しそうなサンドイッチでした。

ミラーのハイライフというビールも飲んだ覚えがありませんが、米国人が昼食に飲んでいるので、軽い薄味のビールなのかなぁ。

追記 ウィキペディアに「ミラー (ビール)」がありました。 https://goo.gl/bxk1lf
「1903年、主力商品である「ミラー・ハイライフ」(Miller High Life)を発売。「瓶ビールのシャンパン」と呼ばれ、アメリカの典型的ラガービールの嗜好を形成したとされる。」
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