関川夏央・谷口ジロー 『海景酒店 HOTEL HARBOUR-VIEW　新装版』 　双葉社 2015年4月刊

昨日読んだマンガ。
関川夏央・谷口ジロー 『海景酒店 HOTEL HARBOUR-VIEW　新装版』 http://goo.gl/G4tqBz #bookmeter　双葉社 2015年4月刊。

奥付ページに「本作は1986年1月14日に ACTION COMICS として発行されたものを再編集」とある五篇の拳銃とドス（小刀）による殺人のマンガ。

初出が記載されていないのが残念です（双葉社だから『漫画アクション』？）。

巻頭の「グッドラックシティ」（36ページ。「この作品は1983年の秋に、ここまで制作された段階で中断された。」p.38）はオールカラー。

「海景酒店」と「迷子通りのレストラン」はパートカラー。

「つかのまの恋」と「東京式殺人」は白黒。

ウィキペディア https://goo.gl/mX745E によれば谷口ジローは1947年8月生まれ。
最初の連載『無防備都市』は『漫画パンチ』芳文社 1978年。

本書初版は何冊目の単行本だったのかな。

物語の筋の展開が理解できなくても、丹念に描き込まれたコマに魅了されます。

「なにがそんなに悲しいの？
思い出してもらえないのが悲しいの？
9年……ひとが堕落するのにも、記憶の色があせるのにも十分すぎる時間だと思う
マニラでのたった1週間……
つかの間の恋を箱にしまってリボンをかける女もいれば、使いきったマッチブックみたいにきれいに忘れる男もいる
誰もそのことを責められない」
p.155 「つかのまの恋 SCENE 2」

http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-30856-3.html

http://ameblo.jp/1031nameless/entry-10513385825.html
こんな女に殺されたい「海景酒店」関川夏央/谷口ジロー

http://mangabruce.blog107.fc2.com/blog-entry-994.html
大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)