mixiユーザー(id:1219102)

2015年06月11日23:38

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夜毎太る女のために

すごく久しぶりにキャラヴァンの最高傑作と呼ばれるこのアルバムを聴いた。
リマスターの輸入盤を持っていたはずだが、見つからないので国内盤リマスター紙ジャケ中古が安かったので買い直した。
プログレは、ジャズや通常ロックほど、国内盤の音が悪くない…多分、このジャンルが大好きな人が音決めしているだろうし、リマスター時に紙ジャケのこだわりも大したもんだから、後で見つかれば聴き比べる楽しみもある。

女性が寝そべっている点しかジャケット上の共通点は無いのに…私は同じカンタベリー系のハットフィールド・ノースも好きだが、このバンドのロッターズ・クラブと何か区別がつかない。

夜毎…は寝そべった女性を横から見た図で、ロッターズ…は寝そべった女性を斜め上から俯瞰した図。
夜毎…はリアルで絵心のある絵画だが、ロッターズ…マリリン・モンローを似顔絵的に雑にイラストレーターが描いたようなイメージという違いはあるのだが、どうも区別がつかない。

久しぶりに聴いて、思ったのは
1.ケルト系の無限…循環旋律が結構出てくる
2.意外なほどキャッチーな主題
3.1970年代の録音では結構優秀
4.マッチョなライブシーンのジャケットに写るキーボード奏者が今や京都在住のアーティストという意外性

驚くべきはキング・クリムゾンのデビューアルバムと同じ匂いの完成度であること。
クリムゾン・キングの宮殿というタイトルも意外だが、夜毎太る女のために、なんていうタイトルは、世の中の肥満女性全てを敵に回すような驚くべき挑発的タイトル。
まぁ、ファンの90%が男性だったから出来たことなのだろうけど…

まぁ、久しぶりに聴いても素晴らしい出来栄えであることは間違いない。


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