僕自身は意外な結果というのが実感だった。
そもそも都構想自体が住民にとって分かりづらいテーマだったし、反対派の主旨も事実と錯誤がごちゃまぜのネガティブキャンペーン一本槍。とりあえず不安を煽られて現状維持についた住民が多かったというだけのことだろう。
特別区制度ばかりが問題の解決策ではなく、この制度自体そもそも東京都において20数年前に区長会が中心になって反旗を翻し、特別区制度改革で大騒ぎして保健所業務など多くの住民に身近な業務が都から移管された経緯がある。
とは言え橋下市長がずっと指摘してきたように大阪市と府との二重行政の問題は彼が取り上げなければずっと市議会は見て見ぬふりだったことを考えれば、仕掛けは十分意義はあったと思う。
現在の大阪の窮状を考えれば代案なき反対案に集った自民・公明・民主、はては共産党まで一丸となった様は異様そのものであり、それぞれの議員たちの保身以外の何物でもないように感じる。
短期間でまとまったのは共通の利益ということなのだろうが、あまりにあさましくひどい構図だった。
きちんとした議論もなく、市民に対し、半ば恫喝のようなキャンペーンを張って僅差で勝利したところでその十字架をこれから背負っていかなければないわけで、市議会は明確なビジョンも能力もないままどこへ進んでいこうというのだろう。
東京に比べたら大阪人は革新的なのかな?と思っていたけど結構保守的でビビリだったね。
その点は期待外れだった。
これで大阪は浮上のチャンスを失ったわけで、さらに暗く長いトンネルに迷い込むことになるような気がする。
大阪市存続 橋下氏の進退焦点
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3420968
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