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2015年05月07日13:25

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GWほぼフルスケジュールで

セッションできてしまった。
全部ぎっちり書いてちゃまた入りきらないかしら。とりあえず前半二日分。

土曜日はD&D3,5、Adeline氏GM。バーバリアンだったからか、敵を倒す爽快感と自分のHPが減る速度の感触が昨今のTRPGと違うようなの巻き。
日曜日はBoA、私GM。間違った思考に陥ってるNPCに、どうしたいか聞いちゃうと……の巻き。
月曜日はN◎VA−D、悪太郎氏GM。MMD(メロディ・モデル・ダンス)事件が尾を引いているの巻き。
火曜日はBoA,悪太郎氏GM。天羅のような刀の斬りあい、歌の打ちあいの巻き。
水曜日はBoA,悪太郎氏GM。ももたろう(うらしまたろう)の巻き。



DDなんてなんぼぶりでしょうか。
というか
そもそもあまりなじみがないシステムと言うことでもあるんですが


DMにもよるんでしょうが、
今回はとりわけ軽めの連続戦闘をメインにおいた進行だったと言うこともあり
(ゴブリン十数体との戦闘を数度に分けて)
むしろコンピューターゲームに近い遊び心地を受けました。

DM,外国からの留学生さんなのですが、
母国でもDDやダブルクロスなどに手を出しておいでだったらしく、
なんというか「最低限遊ばせるためにどのくらいの情報を与えればいいか」みたいなものの取捨選択にたいそう手慣れを感じました。
その分、「プレイヤーが何をしたいか」は今回はあまり反映させる機会を得られなかった形ですが、
この手のゲームは多少続けてこそPCの味も出てくると言うもの。
次回以降も開催される機会があるようですし、
その辺りは期待です。


……この手のゲームの場合、
「役割分担」というのがあるところではあります。
攻撃役、回復役、DDであれば制御役なんて言葉もあった気がします。

この手の「役目」を、「PLが知っているかどうか」と言うのを、マニュアル化する意義があるんじゃないかなとちょっと思いました。

「PLのしたいこと」というのを、TRPGにおいて「やっていい」かどうか、
というのは、
ノウハウによって処理されていく部分が大きいとは思うのですが、
(たとえば、事前に相談する?あるいは、その場で思いついた物を悔いなくやる?どう周りと折り合いをつける?など)


今回、回復役を選んだPLが、
DDそのものに触れる事も初めてということで、
おそらく
「何役を選べば自分が楽しいと思えるのか」を判断できる材料がない状態で
(ルールブックを見る機会が当日までない中)とりあえず必要と思われる「回復役」の使用を宣言するも、
当日詳しいキャラメイクをしているうちに「自分が楽しいと思えるデータの組み合わせ」を徐々に見出してしまって、


まあありていに言って、回復役であることを危うく忘れかけたのです。

回復役と言うなら、
やはり戦闘中の関心ごとは「味方PCのHP」であるべきところでしょうが、
一定量の攻撃能力を自分に持たせてしまったために、
「攻撃が効果的な敵」に関心を寄せてしまって、
自分の行動手番で「回復行動を宣言しよう」という思考がどっかトんじゃったんですね。

回復役と言う役自体は、いうなれば魅力を感じて選択したわけじゃないのですから、
自分が魅力を感じた方向に思考がよってしまう、という現象自体はわかるんですが、

これは普通に防がなければまずい現象です。

……そもそも、思考として「役目」と「やりたいこと」が乖離している状態と言うのがナンかもしれませんし、
決められないなら決められないで、どの役目なら楽しめそうかと言う質問や相談、DMからのより詳しい紹介の請求などをするのが
「楽しもうとする義務」を追うPLとして必要な作業でもあるでしょう。


考えて見ればコレを防いだり、防いで行くための環境づくりの方法はいくらか思いつきもするんですが、

やはり問題は、
「その手の問題意識」自体の継承がなされていない、と言うところに帰ってきます。

出来ないことも問題ですが、
「ソレができないとまずい」ということが今若い人に伝わっていないのはなぜか。
転じて、
「ソレが伝わっていなくても支障のない環境」、というのが今日成り立ってしまっているのではないか。
そして、
「ソレがなしでも別にいいセッション」というのを、哲学的に想像して見ると、どんな弊害のあるセッションになっているか……。

という方向に思いをはせずにいられません。


PCが「やりたいこと」の為ならば「役目」を持たなくてもいいセッション。
つまりは、
”して欲しいこと”を望まれなくていい、また他者に望まないセッション。
すると、
”他人に興味を持たなくていいセッション”……。


極論のように見えますが、
実際の所、部分的にはある程度蔓延しがちな現象じゃないだろうか……。

他人事じゃない部分は大きいな…私も気をつけないと……。





日曜は
ざくアクキャンペーンも佳境。

この世界になじめないハグレモノたちの為に、「向こうへ帰る穴」を、禁忌術を用いて開けようとする天才術師と、
禁忌を犯すその術師を追いながら喧伝活動をするうち、引っ込みがつかなくなってきて討伐行が暴走し始めている魔術結社。
その魔術結社に天才がまだ所属していた頃、後輩であった学生は、天才の追放後にはその後に収まる形で出世し、禁忌の天才討伐隊長のような席を預かって、それでも天才が残して行った部署とその所属院を守るため、仕事を止めるわけにはいかない…


の構図。

この話はこの後輩が闇に落ちる可能性があるのですが、
彼女をどう説き伏せるかがクエストと言うか経験点に直接関わってきます。
この際、説得ポイントは2点あるのですが、

そのうちの半分をGMが表現する機会を逃した。

んん、ちょっと片手落ち。

この後輩ちゃんは「仕事」と「友情」の間で揺れ動いているようでいて、
実の所結局先輩の残していったもの(自分が率いている部署)に執着しつつ、
おいていかれてしまったことにあてつけるように「自分は部下を絶対においていかない、全部背負う」という決断をしている、という意味では
責任感など後付けで芽生えたものは多かれど、根っこはやっぱり先輩への思いで出来ている。


なので、友情を押してやるのはもちろん必要なんですが、
逆に言えば友情を理由として先輩殺しをしようとしているので、ソレだけでは考えを変えません。

「置いて行かれたのがイヤだったのなら、(全部放って)君もこっちにこない?」という質問は、だから彼女を苦しめるだけなのです。
この世全てを憎悪する顔で「絶対にお断りします」としか言いません。


また、
「置いていかれる側、捨てられる側」の気持ちを考えきっていない、と言う点で、
後輩をおいていった天才と、部下を全て背負おうとしている後輩はよく似ています。

もちろん、部下というか部署の連中は、部署全体の異例な出世に戸惑い、その責任のほとんどを後輩さんに丸投げしており、
自分達は最終戦闘に顔さえだしていません。


しかして、彼等が実際にはどう考えてそうした立ち回りをしているのか。

コレを描写するシーンを、決め撃ちで用意できなかったという……
おお、もったいない。


適切なNPCを連れて行けばある程度解決してくれるようにはしてあったんですが、
この、界隈誰にでも元ネタをお勧めしたいくらいには近年まれに見る良ツンデレは、
しかしなかなかに扱いが難しかったのか、PC達も手をこまねいてはいました。


……結局、
「友達」とか「仲間」と言った物に対する極度の神聖化がネックではあったわけですが、
その思いを受け止める側がどう受け止められるか、と言うことではあるのですよね。

Aが破滅に向かおうとしているとき、それをBが説得する際、
Aが正しいか、Bが正しいか、をいい合うだけなら敵対だし、
Aを全面的にBが受け入れるか、と言う答えは相手を思いやっている様でいて、判断責任をAに押し付けている。

この際、AのためにBがしてあげることは、
「Aにとって正しいこと」を「Bが考え出してあげること」であるべきだろう、と言うような。
Bはだから、「自分はこうなって欲しい」なんて身勝手な願望ではなく、
B自身の望みがどうなろうと、「A自身はこうなったらきっと幸せ」になれるという答えを
破滅以外頭に浮かんでこないAの変わりに考えてあげる。

まあ、「相手の立場になって考える」というやつですが

このとき、間違った答えしか考え付けなくなっているAの「自由意志」なんて、B自身の願望と同じように軽視していい案件ではありますよね。

今回の場合なども、
「義理の関係で、”仕事を止める”と言う言葉を彼女自身だけは絶対に言ってはいけない」
という倫理がありましたから、
「彼女以外の誰かがソレを強制してやらなければいけない」というのが一応の落としどころ。

友人に何かを強制すると言うのがいいことかどうかというのはまた議論がつきないでしょうが、
「友人の幸せの為にならその咎、泥を被る」、悪役になる優しさというのは確かにあるでしょう。
泥なんてなんだいという奴です。



まあ、適切なNPCをつれて言ったこともあって、
命などは助かり、PC達側で保護する感じにもなりましたが、
この後のケアはどのくらい必要なのかな。んー。
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