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2015年05月04日01:39

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先月買ったCD(4月編)その1

坂本龍一 / 音楽図鑑(2015 Edition)

坂本龍一のアルバムでも、もっとも聴きやすくて人気も高いだろう作品である「音楽図鑑」の、リマスター+未発表曲追加2枚組バージョンが発売されました。
このアルバムに収録されている「SELF PORTRAIT」は個人的に思い入れのある曲で、確か中学生の時に、ラジオでオンエアされたこの曲をカセットテープに録音して、何度も聴いたものです。
ある時ウッカリ途中で録音ボタンを押してしまったため、曲の中途でノイズ+無音部分が入ってしまい、それでも何度も聴いていたため、今CDで聴いていてもその部分が来ると音がブツッと切れるんじゃないかと、ついヒヤヒヤしてしまいます。

一切事前に構想をせず、スタジオに入ってから出てきた音をそのまま録音するという実験的なコンセプトによる作品ですが、結果的には彼のアルバムの中でも一番素直かつポップなアレンジで美しいメロディーを堪能できる内容となっていると思います。
今回聴き直して、あらためて完璧な内容だと感じました。
すべての曲が良いだけじゃなく、構成まで見事です。
ただ、このアルバムは再発される度にボーナストラックが追加され、今回のは自分が初めて聴いた時に比べると、4曲も増えています(1枚目の方)。

これはやっぱり蛇足に感じます。
このアルバムはやっぱり「マ・メール・ロワ」で終わらないと・・・と思っていたら、一番最初のバージョンではこの曲も無かったようでした(オリジナルのジャケットには記載されていない)。
まあ、最初に聴いたバージョンが結局自分にとって一番になるというわけですね。

2枚目のボーナスCDにはデモ音源や未発表曲が収録されています。
本当に部品だけの曲もありますが、前述の「SELF PORTRAIT」は完成された別バージョンとなっており、これはこれで素晴らしいアレンジなので、必聴です。




8:58 / 8:58

いつの間にかまた解散していたオービタル兄弟の片割れ(ポール・ハートノル)のソロ作品です。
と言っても、内容はオービタルの新作といってまるで差支えないものです。
ボーカリストを迎えた歌ものが半分くらいを占めているのがちょっと違うくらいです。
オービタルの最後のアルバムが本当に素晴らしかったのですが、これもそれに負けないくらい快楽性の高い内容で、文句なしの傑作です。
特に最初の「8:58」と最後の「Cemetery」が最高。
しかし、いつも自分の好きなアルバムを酷評するミュージックマガジンでは、相変わらずこのアルバムを酷評していました。
本当に・・・くだらねえ雑誌だな!(立ち読みで偉そうに)。




オービタル / THE SETS:LIVE AT SPACE OPENING FIESTA 

解散前に行ったライブを収録した2枚組です。
前述の最後のアルバムの曲を中心にしたセットですが、ライブで名を馳せたコンビだけあって、内容は完全に極まっており、文句なしです。
ただ、このCDには問題があって、曲目のリストもなく(音楽ソフトに読み込んでも登録されない)、曲ごとにトラックが切られていない(1トラックの中で別の曲になり、同じ曲の途中で次のトラックになる)という、謎仕様。
多分、オービタルの曲を聴いたことない人が制作したのだと思います・・・。


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