3月26日。
毎年この日が来ると、まるで大切な人が眠る墓前に立っているような気分になる。
あれから11年になるというのに、いまだに精神科通いを続けているのである。
自分の意思に反して、激しい怒りを覚えることもしばしばである。
あまり考えないようにしているが、あの日が来なかったら今頃どうしていただろうか。
私が一瞬で失ったものは仕事に対する意欲だけではなかったということである。
過去を消せる薬があればどれほど楽なことか。
実際、過去というものは簡単に消せるものではない。
それは「全か無か」であり、いくら希釈倍率を上げても感受性は残るのである。
ただ、影響度を限りなく下げることは可能である。
新たな経験を積むのもいいが、過去の解明を行うというのも一つの手段である。
そのためには、いささか攻撃的にならなければならない。
泣き寝入りするしかなかった過去の自分になり代わり、あの組織と対峙するのである。
私は元の社長にあたる山梨県知事に対し、報告書とともに質問状を送ることにした。
報告書の内容は日記で紹介したものに、さらなる詳細をプラスしたものである。
「山梨県庁の正義」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1919406911&owner_id=5753041
「山梨県庁の困った人たち」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1919502017&owner_id=5753041
質問状の内容は、私が農業試験場にいた頃のものがメインとなる。
以下の2つは、私の中で特に怒りの火種となっている事項である。
私には回答を求める権利があり、それを行使するまでのこと。
<strong>1.「2004年度の人事が行われた経緯と根拠について」</strong>
そもそも、習熟度の低い私が異動させられる理由などはどこにもなかったのである。
人事について明確なルールが存在しながら、それが順守されなかった結果である。
不当な扱いにより発症させたのだから、その経緯と正当な根拠を示せということ。
調査報告書をまとめさせ、こちらの調査結果と照合する。
人事については情報公開の対象外だが、もちろんそんな言い訳はさせない。
報告書はそのためのものである。
<strong>2.「農業試験場の成果情報の研究期間について」</strong>
これは昨年の続きである。
「農業試験場へのメール」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934078530&owner_id=5753041
実質的な観点から言えば、研究期間は明らかに2003年度からとすべきである。
今は詳しいことを言えないが、2004年度からでは非常に困るのである。
必然的に私は担当者ではなく、試験場での2年間が完全に無意味となるのである。
また、私が健常者の県職員として働けた唯一の期間である。
他人の努力を無断でないがしろにしたのだから、その根拠の所在を明らかにせよ。
追求はしないが、記載そのものより元上司の配慮のなさに腹が立つ。
水たまりに石を投げて波紋の広がり方を見るような感覚である。
実際に文書を送るのは来月を予定。
回答が来たら公開しますね。
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