2010年の日本年金機構の設立により、「ああ、ついに厚労省は放り投げやがったな!」と思った。
お取り潰しに遭った社会保険庁は労働組合ゴロの腐った職員をクビにし、ドタバタで看板を付け替えたところだが、内情は何一つ変わっちゃいないし、そもそも制度破綻をきたしている状況で、新たに大量採用を行うところ自体まったく反省の色なしといったところだ。近い将来解散を睨んだ準備なのではないかと疑いたくなる。
元々国民に分かりずらくしてある制度なので、素人にはなかなかツッコミどころがつかめないのだが、今回のマクロ経済スライドは分かりやすい。要するに「実質受給額が下がり続ける」ということで、多くの国民がジワジワと国に騙されていることを実感できるという点ではこれまでにない仕組みだ。
これまで「若い世代に高負担」とか、「100年安心年金」などと脅したりなだめたりその場限りの言い逃れで延命を続けてきたが、いよいよ逃げ場を失ってきたようだ。
今回も低所得者向けに5000円の給付を行うそうだが、こんなのカンフルにもならないね。
看板は変えても、相変わらず天下り先としていることや、5万人の職員を抱え、大ナタふるえないよう保身策は抜け目がない。
厚労省の官僚はホントに狡猾で優秀だなぁと思う。これだけ叩かれても今のところシナリオどおりに1文たがわずコトは進めているし、少なくとも自分の天下りが終わるまでは安泰だ。
今回の件で社会の最下層の処理方針は決まったと見ていいだろう。
僕らは覚悟できているけど、今の若者は自分の身は自分で守ることを考えたほうがいいよ。
会社も政府も期待しないほうがいい。自己責任の名のもとに今後は社会の格差は広がる一方だ。それより仲間を大事にしよう。地域を大事にしよう。
原発にしろ年金にしろ国の言うことを鵜呑みにしてきたツケが回ってきたということだ。
マクロ経済スライドで年金は
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3264486
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