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2015年01月22日01:22

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紅の勇者オナー・ハリントン6 サイレジア偽装作戦

を読んだ。2014年10月20日。デイヴィッド・ウェーバー著。矢口悟訳。ハヤカワ文庫。
 マンティコア航宙軍に復帰したオナーだったが、与えられた船は商船を改造した仮装巡洋戦艦だった。
その背景には彼女に恨みを持つハウプトマンの口添えがあった。
その船で海賊の頻発するサイレジア空域へ向かう。
 サイレジアの海賊行為の一部は、実はヘイブン共和国の牽制を兼ねた通商破壊だった。
しかし中には残虐極まる本当の海賊も混じっており、その被害船に遭遇したヘイブン共和国の人民軍艦<ヴァーボン>のキャスレット艦長は、件の海賊退治を決意する・・・。

 本編のほとんどがオナーが宇宙船に乗った状態で進行する、実は珍しい純正宇宙艦ものとでも言うのがふさわしい内容となっている。
ただし乗艦が正規軍艦ではないのでいつもと勝手が違うが、そこはこの作者のこと、逆に仮装軍艦ならではの見所満載となっている。
正体を隠して敵艦をおびき寄せるのは当然として、元が巨大輸送船なのを活かし、異常に大量のミサイルを装備し、かつこの世界では初登場となる航空母艦としての要素も付け加えられている。
この辺の見せ場はまさに手に汗握るものがあり、またミサイルとレーザーによる攻撃力では超ド級艦を凌ぎ、いつの間にか背後に多数の高速攻撃艇を展開する圧倒的な攻撃力に対し、元が商船なので防御力は皆無というギャンブルっぽい偏った性能もドラマを盛り上げるのに好都合で、宇宙戦闘を楽しむという点では今までで最高の巻である。
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