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2014年12月31日23:56

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2014年私的映画ランキングおよび雑感

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毎年恒例、大晦日なので、2014年に鑑賞した私的な映画ランキング、
および、今年の雑感をまとめておきます。

毎度、毎度のことですが、
作品を批判すると自分を批判されたみたいに怒り出す人たちがいます。
それはあなたの批判ではなく、作品の批判なんだから怒らないでください。

■ベスト3

1位 『インターステラ―』
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1936240922&owner_id=9051319
前年に続き「また宇宙かよ!」って石は投げないで。
作品のすばらしい部分は、もちろん静かで豊かな驚異の映像と、
ありえるべき宇宙・数学理論です。“事象の地平”の映像再現など、
おそらく今後もうないでしょう。
この作品のよりすばらしい部分は本質的な帰結が人間愛だということ。
人間“が”危機を乗り越え、愛が世界を救い、家族への想いで時代が変化する。
“我々”が世界を救う部分に近年支持を得るサヴァイヴ感も感じられます。

2位 『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1930068979&owner_id=9051319
3位と迷う。アメコミ映画にあきたヒトに見てほしいアメコミ作画。
キャップは基本、多少、力が強く、なんでも跳ね返す盾を持つだけ。
非常に人間に近い。
でも、その“人間”部分を逆手にとって現実に着地したマッシヴな格闘を表現した。
複数の人物と組織がからみあうスパイ・スリラー。歴史を組み込む物語も魅力。
現代のアメリカにキャップの抱く正義がゆらぐ。
でも最後に全員がキャップの信念に鼓舞する部分もまた人間らしい。

3位 『ゴーン・ガール』
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1937035794&owner_id=9051319
2位と迷う。非常に内容がピーキーなブラック・コメディにもスリラーにもなる作風。
根幹部分に潜む“男女の違い”と“無理解”が普遍的。
この作品は、価値感のまったくことなる人間という存在があり、
くわえて発生する男女の差異を、まるで異種族であるかのように描き切る。
エイミーの言う“イケてる女”の姿に男は反省しきりですし、
エイミーがニックへ追及する理想の男性像は、まことに身勝手な女の願望。
その根底の探求が秀逸。

■ワースト

ワースト作品に順位はありません。そもそも日記にしていない作品もあります。
今年もいくつかワースト作品の感想が日記にあるので、
興味があるなら、自分で探し出すようにしてください。
今年もっともダメだと思った作品を3本あげています。

『トランスフォーマー/ロストエイジ』
どれほどCGアクションがすごくても、
自分は物語よりもスポンサーにゴマをすって、
映像広告満載の作品を手放しではほめられないです。映画に愛を注ぐゆえに。
とはいえ映画としても前3部作の焼き直しで新味は薄い。

『アメイジングスパイダーマン2』
「自分は恋愛ではなくアメコミ作品を見に来たんだ!」
ただ、その恋愛部分もナヨナヨした、
アンドリュー・ガーフィールドの演技と作風が辛気臭い。
マーク・ウェブ(監督)の恋愛の見方がナイーブなんでしょうけれど。

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』
劇場にはオッサン4人(うち1人は自分)。
最近の押井作品のテーマは老いですけど、本作もそれは充満していて、
老境や老人の意見が登場する。
その枯れた厭世、まだ、自分ちょっと若いですしムリです。老人の映画だ。

ベスト3以外では、『アメリカン・ハッスル』『GODZILLA ゴジラ』
『思い出のマーニー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
『イコライザー』がよかったです。

以下は来年期待している映画です。

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

アメリカン・スナイパー

アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

フォックスキャッチャー

ザ・ウォーク

スター・ウォーズ:ザ・フォース・アウェイクンズ

インヒーレント・ヴァイス


■2014の反省と2015年への抱負

前年に続き新人教育を担当しました。
去年はしんどかったけれど、
総じて言えば今年はもうラクでした。なれたんでしょう。
また、今年の冬のボーナスをもって想定した老後資金の貯蓄は完了しました。

来年はどうするか? ってところですが、
自分はサブマネージャー(課長代理だね)への昇進を打診されているために、
順当にいけば1月〜3月は、仕事をしながら条件設定の話になりそうです。

ただ、最近感覚しているのは、この年齢になると、
自身の専従の仕事なら、
もう大きなミスもしないし、ミスもそれなりに余裕をもって修正ができる。
その繰り返しに“刺激”がないということかもしれない。

今年の元日は残念にも木曜です。
ヒビノキにおいて木曜から金曜の日記(“2015年”の1日〜3日の日記)は、
「日曜(4日)にあげる“決まり”なので」

もう一度いいます。

「日曜(4日)にあげる“決まり”なので」
新年の挨拶をいただくか、あるいは、させてもらうのは、
元旦を大幅にすぎた4日にさせてもらいます。

最後になりますが、今年一年、知人、関係各位には、
ひとかたならぬ厚遇と協力をいただいて、まことにありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
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