あら、出ちゃったんだ！

こうしてみるとつくづく民主党って人材がいないんだなあと思う。

今回の選挙でも争点について各人考え方が見事にバラバラだったことも今の組織の不安定さを露呈している。

いまだに旧社会党と民社党、自民党の一部の寄り合い所帯の臭いが消えないことも国民目線で見れば信頼に耐えない理由の一つだ。

団体などの組織を後ろ盾に持たないのが細野氏の「売り」であるとするならば、この党に留まる必要はない。

しかし、代表選に名乗りを挙げたからにはこのバラバラの状態を自分の力で何とかするんだという彼なりの賭けなのだろう。

しかし、この四面楚歌の状況の中で、そんなことを本気で考えているとすれば驚きだ。

結果、敗れることで次のステップへの足固めと計算でもしているのならまだ救いがあるが、当選しようものなら梯子を外されて回り道をすることになる。

目の前の海江田の末路に学ぶことが今の彼には必要なのだ。

民主党は前回政権を取った時に、自民党とは逆の路線を歩もうと官僚を敵に回した。

もう少し利口なブレーンがいれば、あんな「仕分け」なんていう方法なぞ取らなくとも、じっくり官僚を懐柔して取り巻きながら時間をかけてやっていく方法もあっただろうになと今は思う。

よほどのことがない限り敗者に一発逆転のチャンスはない。

ここは安倍政権のエラーを丁寧に拾い集めながら、地道に官僚と国民の信頼を得ていくしかない。

細野氏にそれができるか？

死に体の日教組や連合に大きな顔されている限り当面民主党の出る幕はないね。

■民主党の細野元幹事長、代表選立候補を表明
(朝日新聞デジタル - 12月17日 17:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3189925