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2014年12月02日16:11

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紅葉狩り 

11月の最後の日、女房殿の御下知で岐阜の恵那峡へ一泊旅行に出かけた。
「ではでは、途中、犬山城見物と尾張のもみじでら寂光院で紅葉狩り」とあいなった。

犬山公園駅前に車を止め、無料紅葉ルートバスに乗りこんで木曽川沿いに上流方向へ。車内で女房殿が寂光院のもう少し先に桃太郎神社があり、そこまでバスで行けると聞きこんだ。
「何?モンキーで有名な犬山に桃太郎さんもいる?そりゃあそうだなあ!」と面白がって、まずは桃太郎さんに会いに行く。
なるほど、立派な神社がありました。境内せましと色々なコンクリート像があった、桃太郎も犬も猿も雉もいて、お爺さんもお婆さんもいた。宝物殿には「鬼のミイラ、その他メズラシイものあります」と案内書きがあったが、見学は辞退した。地元の人は「愛知が誇るB級観光スポットね!」と笑った。

名物とかの木の芽田楽を頂戴して、木曽川沿いにフラリフラリと寂光院に引き返した。

尾張のもみじでら寂光院、正式名は継鹿尾山八葉蓮台寺寂光院。真言宗智山派で本尊は千手観音、随求堂の本尊は大随求菩薩。いかにも密教寺院らしい、にぎにぎしい古刹。
まずは本尊千手観音にお参りし、引き続いて随求堂を時計回りに三回巡り、丁寧にお参りした(なんでも大随求菩薩は、衆生の求願に随い施しなんでも与えてくださるとかで、特に高齢者にはぼけ封じに持って来いなのだと)

紅葉は前日の雨のためかピークを過ぎていた感じ(特に本堂前のもみじは散っていたのが残念)だが、山内一円のそこかしこはなかなか美しかった。
薬医門前の休憩所で、もみじまつり限定の「あゆは寿司」(アユの甘露煮入りの巻寿司)をつまみ、抹茶を頂戴した。

バスで公園駅に引き返し、木曽川を下流方面に散策し犬山城天守閣にも登ってみた。最上階の周囲を歩いたが、低い手擦りしかなく、今にも落ちそうで怖かった。近年まで、ご城主末裔の方の個人所有の城で国宝だとか。城内も名残りの紅葉に冬桜が咲き競っていた。少しばかり城下町の町並みに沿って散策し、一串だけだが串味噌カツも賞味した(尾張に来たからには味噌カツは外せない(^^))

ノンビリし過ぎたか時間におされて、犬山城下を脱出し一路恵那峡へ車をふっ飛ばした。温泉に浸り、少し呑んだらバタンキュー。歩き疲れたからか、深夜に足が釣って大いに痛い目にあってしまった。
翌朝は、けっこうな雨。岩村城址へ行くのは取止めにして、早々に帰路につく。

一宮IC近くまで戻ったら、雨があがった様子なので、桑名の多度大社に立寄り休憩。なかなか良い神社。その年の豊作、凶作を占う「上げ馬神事」が有名だ。近年は、農事ばかりでなく、経済の先行きも占いますと社務所に書いてあった。アベノミクスや如何?と訊いてみたかった(^^)。

ここの神さまについては、以前の日記で「仮にも神ともあろうものが、…!神通力の衰弱に悩み、人々の期待に応えかね、あろうことか外来新参の仏法の力を借りようなんて!」などと悪口を書いた。

その時のバチが当ったのだろうか、本殿を参拝していたら、急に激しい雨が落ちてきた。神さまがお怒りだ。急いで第二名神高速を走りだしたら、雲間に青空が覗き出した。やっぱりあれは神バツだったに違いない。クワバラ、クワバラッ!。



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