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2014年11月19日13:23

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太陽落としを

奇しくも二日連続でやるハメになった。

土曜日はカオスフレア、そらりぅ氏GM。7000点はすげえな…の巻き。
日曜日はBoA、わたしGM。「太陽は一度沈んだが、”偽りの不死の印”で再び上り始め…」「”霊操撃”、おとなしく沈んでろ!」の巻き。

そらりぅさんがカオスフレア立てるってのは意外でしたが
アンクィスさんのリクエストやったんやね。
プレイヤーはともかくGMなんてやったことないシステムでしょうところを、
経験点青天井とかのレギュレーションで開催するから、どうなるかなーと思ったけど…
結果としては、あのゲームが如何に大味な部分でうまくまとまってるかを再確認した感じでしたね。

なにしろルールブックにかいてある敵の作り方を、そのままフワっと用いると、
判定値やダメージを無制限に伸ばす特技やプロミネンスをアホみたいにとったりでもしない限り、
達成値は80〜130、ダメージは200〜300点+差分がいいところになるので、

PCが役目を理解してない等、弱すぎるならともかく、
PCが強い分には、HPとLP以外にそれほど気を配らなくてもそこそこのバランスになるようにできているという。


……それもこれも
PCのパーティバランスがそろっていてこそ、ですが。

防御役の光翼騎士予定のPLが体調不良で欠席すると聞いたときには
シナリオ一回しか使えない系ボム特技でボスを完封しないとPCが全滅するみたいなクソゲーが始まるのか……!!
とも思いましたが

今週は見学予定だった騾馬さんが急遽入ればいいんじゃない
と言うお話になり落着。



お話は
よくある世界を救う巫女さんの話。
「闇の王」なるものが世界を闇に覆おうとするので、
それを祓う力を持った光の女王なるものの力が必要である、という。

大昔に同じ事件があったということで、
いつか未来に同じ辞退が起きたときにそれに倣うため、
光の女王の末裔である少女は箱入り気味に育てられてきたようなのですが、

いざや、実際に同じ事件が始まってしまい、
PCとともに対処に向かうことになります。

闇に閉ざされた街、影そのものから生まれたような、数多の漆黒の怪物、
人々の暮らしは脅かされていたのですが、

「闇の王」に接触を取ってみれば、ひとりぼっちの小さな子供。
自分がいつ生まれたかもなにをしなければ行けないかもわからず、
いつか殺される事だけは理解しており、
光の女王の到来に怯えきっております。


よく良く調べてみれば、部隊の町が暗いのは「黒昼」なる自然現象(白夜の逆です…ということは極点に近いのかこの街。それも冬ただなかじゃねえか。寒いじゃすまねえ)
「闇」の王が悪さしてこうなってるんだと言われていた伝説は、これは怪しいぞという事になり、

闊歩するナゾのケモノを中心に事件や伝説を洗いなおすのですが、
どうも闇の王は関係ないと言うか、
他のナニモノカが独自に悪事を働いており、闇の王にその濡れ衣を着せようとしていると見当がついたあたりで、

「黒いケモノ」が本格的な攻勢に出始め、
その親玉をつぶしに行く事になるPCたち。

その先で、
暴走したグレズの機械細胞を手ごまとして人々を襲わせ、
同時に闇の王を絶望の淵に放り込んで、なおも手勢を増やそうとしていた
「浮かぶ仮面」が待っていたのです。


実行犯である、被害者を取り込んで巨大化したグレズ細胞の塊を、
太陽をひとつ落としてその動きを封じたところ
邪剣シャラカンで太陽後と真っ二つにしたり、と
一話目から大層なスペクタクルがおきていましたが、
ともあれ仮面は逃がしてしまったので、来週に続く、と言ったところ。


3回やると体験した最大ダメージが更新されるイメージのあるカオスフレアですが
今回は7000点ダメージが出ましたね。
さすがのシャラカン。
ダメージの基準値が600点オーバーと言ってたのと、他の人からのダメージサポートもありましたので、

執行者のオレごとやれを、最終ダメージ2倍レギュレーションでやっているので、
実際に出たダメージは3500点、
武器のダメージの初期値が600点オーバーだと言うので、
残りが達成値の差分でまかなわれているはず。
それが2800点になるとして、
差分は9倍になっていたから、
敵との達成値差は……300差ちょい?

そもそも達成値も偉い出たんだなあ。
あ、そうか、フレア大量回復の特技持ってたから
2撃め用のフレアとっとく必要のないキャラだったんだ。
サーカスきもいのう。
阿修羅真拳インストラクターロボもキモかったが。





BoAは
潮ちゃん改二記念と言うのではないですが
そのうち曙・潮ネタ

をどっかでやりたいと思ってたのと
Carchariasさんのお久しぶりの東方漫画「憂サレ珠」が素敵だったので

虐げられたものが下克上のために、太陽を落とそうとするお話。

曙が元ネタのキャラとなると
彼女のメンタリティーをきちんと軸にすえるなら
・成した事・起きた事実は、正しい評価をなされなかった
・その扱い、ひいては人生全体が、上層部の都合だけのために決定されていった
・結局、軍全体のスケープゴートとしての役割しか与えられなかった
というところをちゃんとやる必要が出てくるので、

ちょっと攻略難易度の高いヒロインになります(ハンドアウトで予告するくらい!)。

自分の人生を勝手に決めていく帝国の軍と、自分の境遇を作った父親(帝国に媚を売らなかったために左遷された)への反感を軸に、
「太陽(の魔神)を部分復活させて、一帯を焼き尽くしてやる」という作業を行おうとするのですが、

この行いを否定したり嗜めたりすると、逆にバッドエンドになります。
なにしろ、PCがそんな事をしたら、
PCは
「彼女の行いを否定し、彼女の未来を勝手に決定しようとしてくる連中」
の仲間入りです。

通常のセッションと言うかヒロインなら、
「間違っている部分は正してやる」必要は絶対にあるのですが、
今回は根がそこにない……
つまり
「間違ってるのは、正さなきゃ行けないのは本当にヒロイン?」
というところに根があるので、
彼女に焦点を絞ってしまうと
腐った世の中と一緒に太陽に焼き尽くされる事になるでしょう。
……実のところ、「自己実現欲求」であって「復讐心」ではないので、
最終目標は別のところにある、というのは後にわかる話。


彼女の心情を知る事ができるパートは、
もともと彼女の親友であった、別のヒロインとの絡みにあります。
こちらは、父親が帝国に媚を売るのがうまく、経済的にも潤っている家柄であり、
「貸し与えられた部隊が勝手に活躍し、全部彼女の手柄になる」という持ち上げられ方をしている娘で、
自分の人生が誰かに作り上げられていっているという印象に変わりはないものの、
「自分が勝手に幸福にされる」影で「勝手に不幸にされる」親友がいる事に心を痛めている、という状況。



そんななかで、
不幸な親友が、闇の眷族との戦場前線で敵の捕虜となったと言う知らせを受け、
すっかりと消沈。

それどころか戦死したはずの親友の父が闇の下僕となっており、傷心の幸運ヒロインにコンタクトを取ってきます。
「捕虜となった娘を助けたければ、闇の軍勢が探している者を見つけてこい」
というお話。


探されているものというのは、泥棒。
何をどこから盗んだかと言えば、

闇の居城から、「暗黒の太陽」にして、魔神全ての長である皇帝シャハスのカケラを盗んだものがいるとか。
大昔にアルカイに砕かれ、ばらばらになり、復活を待つ彼を、
その妻と宰相たる魔神が集めているというのは、闇に詳しい人ならばある程度知られている話しですが……


一年くらい前(リアル時間)に永い眠りから覚めたアマノジャクの魔神が、
これを盗み出したとの事。
「強いやつが弱いやつを押さえつけているのがとにかく我慢ならない」輩で、
叛乱、反抗、逆転がその権能になる、
弱者のなかの弱者がそんなものを盗んだら、
神や、ヒエラルキーの上位にたつ魔神たちを脅かすために使うに決まっている。
下克上をしたいと思う誰かのために使うに決まっている。


不幸なほうのヒロインは、実のところ闇の軍勢になど捕まっておりません(その家族は捕まって捕虜になってたり洗脳されていますが)。
この反逆の魔神と手を組み、太陽の7分の一を、人と小競り合いをしているオークの集落の真ん中で復活させるべく活動中です。
幸運なほうはそうとも知らず、不幸な親友のために、反逆の魔神を捕らえようと働くのですが……。



結局、
PCの手引きもあって(!)、
反逆の魔神と不幸ヒロインは合流し、
太陽の微復活は成ってしまいます。



太陽は、復活させてくれた不幸ヒロインのために、一度だけ「彼女の望む範囲」を焼き尽くしました。
結果、オークの集落は焼かれ、捕虜となっている彼女の家族は安全に逃げられ、
人間の戦線は建築物と物資のみ瓦解し、退却を余儀なくされます。

敵地からナゾの大爆発。戦線の維持困難。
もうこの戦線では、「誰にも賞罰が与えられません」。
なんか戦争が終わった。誰のせいでも誰のおかげでもない。
でも、家族は助かった。

不幸ヒロインは、「この結果」を自分の手で作りたかったのですね。
止めたほうがいい、と口でだけ言って彼女のツンデレを引き出しながら、
彼女の考えを実現するために、潜入だの武力行使だのひたすら働いた担当PCは、

「大人な態度で彼女の意見を受け止め、選択肢だけを増やしてあげる」という
一番わかりやすい態度でこれを成させてくれました。
無難というには美しく、理想というにはクールに過ぎる、みたいな難しいラインでしたが。



あとは、
出ちゃった太陽の始末。

こちらは、反逆の魔神のモチベーション。

彼が何より嫌いで反逆したいものといえば、
この世界の全てを見下ろしてくる「太陽」そのもの。
コイツを手ずから倒したくて、わざわざ復活させてみたのです。
そうすれば他の強い魔神たちもあたふたするしね。ウける。

というわけで、
「太陽」VS地上の生き物、というひどい下克上シチュエーションを作ってそれを成し遂げ、満足。
この「太陽の7分の一」は地面に沈み散り、
再び見つけようとすると、いらん労力がかかるようになった事でしょう。


闇と手を組み、軍にうんざりした不幸ヒロインは、
果たして、自分の領地に戻るのかどうか。
(……キャラデータ的にはアングルス・ウェントス・ルナとかなので全うな暮らしに戻れるかは疑問なんですが)
それでも、
親友との友情はきっと変わらないでしょうが。



最近、パラメータお化けのボスにリアクションさせないで
1ターンで数百点のダメージを叩きだせるかゲーに頼りすぎな気がするなあ。
それこそカオスフレアじゃねえんだから…。
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