mixiユーザー(id:366862)

2014年11月12日10:06

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蚊がオレを

攻撃するんですよ、
どうして十一月に最後っ屁の被害を産むのが恒例になってきてるんですかヤツラ。
ここんとこ涼しいし、もちろん顔以外毛布の外に出してないわけですが、
アヤシイ羽音に目を覚まさせられて、頬っぺたをかくと腫れてくるんですよ。
こんな時期はずれの生き残り、
わずかな攻撃面積を求めて感覚器の集中する顔を狙いやがったわけですから、
(音とかゆみを感じて手を動かした)私の反応も早く、羽を破壊されて逃げる力もなしにその場で倒れているのを発見しましたが……

やはりヤツラとはわかりあえん……!!!

それはともかく、
土曜日はシルバーレイン、しらたき氏GM。これだけPCの設定をつかって遊んでもらえるとPC紹介した甲斐もあるなあ!の巻き。
日曜日はウォーハンマー、悪太郎氏GM。強請りやるシナリオなら、グランセフトオートとかしっかり予習しといたほうが良かったかなの巻き。





シルバーレインは都合これで5度めですが、
こう、どのくらいホラーをやるつもりで行っていいか難しいですな。

現代伝奇系というか、超能力者がオカルトに立ち向かう類の世界観で、
特に恐怖判定とかがない世界なので、
怪奇現象なんて当たり前の物として対処して行く職人をやるのがオーソドックスに感じもするんですが、

探索パートなど、GMが行う描写にホラーめいたものが多くなるのもまた事実ですし、
そういうのに対してある程度、なんらかの強いリアクションを取らないと
PLはなんなの、今のに何の感想も持たないの?
的な構図もおきがちにもなっちゃいそうですし。


怖がる一般人と対処する職人とか、
仕事初めて間もない若いPCとベテランとか、
まあ「怪奇現象に対するリアクション」なんて実のところバリエーションなんていくらでもあるわけですし、
それがどんなリアクションでも、PLが意識さえしていればマンネリ化はしないわけではあるけれど、

これを、
GM含めた共通意識としているかという部分もあるわけで。
がんばってかっこいい職人リアクション返しても、
GMがホラーやるつもりでいて、「ぜんぜん怖がってもらえなかった」とか言い始める場合だってあるだろうし。

……そうか、
シルバーレインこそ「PLはなにやるゲームなの?」が
まだつかめてないゲームなのだ。
フワっと単発で入る機会しかねえからな、今のところ……。


今回のお話は、
「自動連続監禁殺人があったお屋敷の探索」。
……おお、一行でまとめられる。
もちろん、ボリューム不足を意味するところではなく、
テーマのはっきりしたシナリオ、ということでございます。


運命予報士に、われわれがナニモノカに敗北している予報をされ、
それがおきる地域と時期を教えられ、

あとは調査し、必要なNPCと出会い、
事件のあった館に探索に入る。
その中で、何人かの、いまだに苦しめられながら館から出られないでいる子供達の霊などと邂逅しながら、
PC達のトラウマを刺激するような強力な幻覚などに翻弄されつつ、
(能力と特異な見た目のために迫害されてきた少年には、家族や友人が再び彼を迫害する光景を。ネグレクト気味だった母を食い殺し、いつの間にかなり変わっていたバケネコを自分の手で殺害した少女には、優しく微笑んで近寄ってくる”ニセモノの母”の幻覚を。)

「事件時、誰かに殺害された常態で見つかった」、「子供の中のきれいなモノを沢山見たかった」などとのたまう殺人犯の霊を探し当て、
これを退治する。
で…ご自身の色はなに色ですか、ナヒキさん。的な。

という流れ。



しらたきさんのアドリブ能力が、
ともすれば危険な方向に上達している気がするなぁ。
うまいし面白いし、
PCの設定とか良く拾った上でそこを良くくすぐる描写をその場でがんがん入れてくるとかコンスタントにできるんだが(あの若さでアレはすごい!)、

聞くところでは「事前にシナリオを準備する、というのがなかなかできない」とのこと。


シナリオの骨子だけあれば、あとはゲームとしてつじつまを(もちろん、完璧に)合わせあられれば十分、というGMもいますし、
ゲームとしての辻褄ってなにかっつって、
常識的な判断以上に、PCやPLの心をくすぐったり、「物語として完成度の高い」盛り上がり方を展開できるか、
と言うところが満たせているかが大きいわけですが、

あまり頼っていると、
「準備をする」ということに心と体が慣れられないまま(つまり、コツをつかまないまま)他の部分が上達してしまって、
それだけで足りなくなってしまったときに
(あつまるメンツが固定化されて長くなると、センスによる即興で引き出せる”喜ぶ展開”がテンプレ化して行ってしまったり)
その手の「準備の仕方」を学びなおそうとするとちょっと大変ですからね。
……偉そうに書いてますが、
この手の準備の仕方を、それこそ体系的に教えるマニュアルを自分の中に持ってる人どのくらいいるのかなあ。


さてはて、

シルバーレインは、
シナリオの大筋を決めて、その筋にPLを従わせるルールがよく整備されています。

このゲームの場合、
結局「チャプター(シナリオ内の進行単位)の終了条件を満たし続ける」というのが
シナリオクリアに向かう方法となります。

「調査で一定の成果を出す」
「指定された場所、キャラクター、イベントなどに遭遇する」
といった
「そのチャプターで求められていること」がいくつかに区切られており、

いわゆるTRPGにおける自由度というか、
変な話
「シナリオに関係ないこと」は、チャプター終了条件を満たしに行く前に、やっておこうかー、とかいいながらやって行く感じになるため、

大筋を変更する自由度は余り与えられていませんが、
GMによる卓の制御力にはむしろシーン性のゲームより優れているように感じます。
(細かい各シーンを全作成するほどの労力なく、”なにをするチャプターか”という目的の提示がルールで定められているため)



……このシステム、
「チャプターの終了条件」をきちんと箇条書きにしたら、
それ以上の準備ほとんどいらねえように出来てる……。


「需要」と「デザイン」の間に
世代の壁じみたチグハグさを感じさせる部分も多いゲームですが、
根幹の「技術」の抑え方はやはりさすがの友野さんゲーだなあ……。




たまに入ってくる身内悪太郎さんウォーハンマーは
ウチのラズレットさんが強請り屋ユスレットさんでいられるうちに
誰かを強請る話をやっとこうかみたいな話をしてもらえたんですが、


つ、強いバックからの依頼を受けて弱者を強請りにいくならともかく、

われら冒険者でござい、みたいな根無し草集団のの思いつき強請り工作で、
ちょっとした経済ギャングを、スキャンダルをだしに脅しにいこうかってのは、
な、なかなかに冒険ですね!?

あ、冒険者でした。



ある酒場の帳簿がごまかされている、
脱税の疑惑もありうる、
というお話に目を付けるところからスタート。

一番簡単なのは、このネタを税務署にたれこんでやろうか?という脅しですが、
聞けばここの店主はなんだか苦労しているらしく、
正直これ以上むしりとる金があるかというと微妙なところです。

その酒場はある醸造所から酒を購入しているのですが、
この醸造所がまたひどいところで、
ごく不衛生なところで作ってる目のつぶれそうな酒を大量に買わせてくる、
買わなきゃ暴力沙汰やら嫌がらせの嵐だが、買えば用心棒をつけてやる、
という典型的な「みかじめ量払え」系のギャング。

とても客に捌けないほどの量の酒を買わされて、
酒場の店主は来る島切れに、
酒の購入量をせめても少なく帳簿に付けて…といった小細工で節約する日々。

うん……これこの人から取れるお金なさそう。


そのひどい醸造所のお酒、
しかし最近なんだかおいしくなったと評判。
よく調べて見れば、
アルコール性の薬物を混ぜ物として混入されているらしく……。

この話のめんどくさいとこは、
やっぱりこの「嗜好品に対する税金等の問題」。
つまり、
アルコール性だろうが、うまかろうが、
「お酒」として認定されてないものを「お酒」という名前で売ると
法律違反だったりギルドの規定違反になるよ、という
公の責任問題をチェックしていかなきゃいけないところ。

また、
酒樽を底上げしていたという事実も発覚し、
そもそも運送している酒の量が申告どおりかどうかも怪しいということすらわかります。



さあ、誰の首を誰に捧げちゃうよと脅したものか。


というわけで、
「ちゃんと○○しないと××にいうよ?」の
××は、酒屋ギルドということに。
ただ、本当に「金を払わないといっちゃうよ?」は
われわれ自身にバックボーンがあるわけでもないので、
結局、ゆすりというより、
この醸造所連中の処遇を動かすことによって喜ぶだろう人達から、なんか依頼をもらおうという感じになりました。


たとえば、ギルドからしてもこの経済ギャングと化した醸造所は目の上のたんこぶなのですが、
いまやそこそこの規模を持ってしまっていること、暴力屋や暗殺者といった幹部のやり口が非常に強力であることなどから
手をこまねいていたということ。


タルを製作する工場は半分ぐるだったものの、
これらのことが明るみに出そうな今、その罪を減じるような立ち回りを
われわれが提示することも出来そうです。

というわけで、
醸造所の連中が言い逃れできない場面を作り、
ギルドから、この街から追放するための
やはりミニ戦場をプロデュースする方向になっていく流れ。

ユスってる場合じゃねえ……!!
(敵も場数踏んでるだけあって、動じないまま議論になり決別するという、ユスリというより宣戦布告行為はしましたが)


御用改めの委任をされたPC達は、如何に彼らがあこぎなことをやってるか、ちゃんと文章で連中に付きつけたうえで、
先に向こうに手を出させて(短気な暴力幹部に髪の話を振って見るテスト)戦闘の正当性を確保しちゃえ、といったことに。

結局幹部3人にはごこの世から退場を願い、
ギルドや彼らに迷惑させられてた人達から謝礼金を受け取る形。

おう、普通に冒険者だ。


ち、チンピラにゆすれる相手じゃなかったんすよ!
うーん、もうちょっとチンピラらしくはっちゃけた強請りをするべきだった。か、最初から宣戦布告するつもりでいればよかった。
どっちつかずだとかっこ付かないんですよね…しかしあと一回前後で強請り屋満了しちゃうなあ。
まあ、うん。はよう盗賊頭になろう。なって足早くなろう。
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