「皿ネジ」というタイプのネジがあります。
道具をかけるボルト頭部分が平らで、座面が円錐状になっています。
固定物に同様の円錐穴を開ける事で、ネジ頭の突起が完全に隠れて
表面が平坦になるネジです。
また、専用の「ローゼットワッシャ」を組み合わせると
座面の広い、美しいナベボルトとしても使えます。
でも欠点も多数あるネジです。
ボルト頭が逝くと、外すのに困る。
円錐穴がテーパーになって食いつくと、さらに厄介。
固定する素材に、皿を埋め込む厚みが必要。
ローゼットワッシャが高額。
「皿モミカッター」という専用工具が必要。
円錐穴を開けると、他のボルトが使えない。
素材が弱いと、穴が広がる方向へストレスを受けて割れてしまう。
穴位置のズレに対応できない。
よって、使い方はかなり限定されてきますね…
私が切実に感じる欠点は… なかなか近所で売ってない事です。
以前遠出したついでにネジ専門店に寄って、よく使うM5、M6、M8あたりの
ステンレス製皿キャップボルトを適当に購入しました。
試しに、右ステップのブレーキマスター取付部分を皿モミカッターでエグり、
M6皿キャップボルトに交換してみました。
この部分は足元なので、ネジ頭が飛び出していないほうが都合が良いのです。
うん、完全にまっ平ら。 実に気持ちいい。
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