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2014年06月18日12:48

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奇しくも

土日ともホラー的だったというか。


土曜日はクトゥルフ2010、リーズン氏GM。若人に希望が持てる感じの巻き。
日曜日はウォーハンマー、ましゅまろまん氏GM。PC3人で、ぞ、ゾンビ20体を通過させずに通せんぼしきれと!?の巻き。


リーズンさんの卓に入ることがかなったのは実に2回目。
サンプルシナリオであるところの”腕に刻まれる死”、
人をせきかさせるウイルスに犯されるクローズドの研究所内を探索していくうち、
それが病ではなく”ナニかの呪い”であることが判り、
ある男に、ほぼ私物化された研究所内で真相を探り、呪いの解除方と脱出方法を得る過程で、
「ナニか」と接触し、変貌を遂げた研究所長に出会う…というお話でしたが


なんというかオアシスというか
2年生衆の運営するシナリオの中では大層好感が持てます。
もっと上手い人はほかにいますし、マズイ人も沢山いますが、「好感が持てる」に特化してるというのは珍しい。


こういうと上から目線というか偉そうな物言いになっちゃいますが、

まだ学ぶべきところは沢山あるものの、
「自分のこの部分を向上させたい」という明確な目的を持って、実験的な取り組みを忘れないようにしつつ
一番大事かつ基本的な部分はハズさない、
という卓というのは

面白かったかどうかって言うより
入ってよかった、みたいな感想を持たされますね。



一番「基本的」というのは、
とりわけサークルの環境で、学校を使って開催している場合、
タイムマネジメント部分になってきます。
時間内に終わらせること。

これをマスタリングの手際として言い換えると、
少し前に議題にした
「GMが主導権をもって進行・運営する」事に他なりません。




シーンを進める、イベントを起こす、雑談を切る。
もちろんPLに委ねるべきところは委ねつつ、

大切なのは、
上記のような作業を出来そうなタイミングを見逃さない、あるいは自主的に作るという意識でしょう。

雑談を切ったり、シーンを進めるような発言をだせるタイミングを、
GMが「待ったり、行いそびれたり」
という感じで、

つまり「会話のスタートを切り出せない」「会話のエンドを切り出せない」的な
とにかく、悪く言えば会話そのものの主導権を持てない、持とうとしない例と言うのは枚挙に暇がなく、
私を含め、年寄り勢を見渡しても、
明確かつ全局面的に出来ている人というのはなかなかおりません。
会話が楽しすぎて伸びる、などは”遊び”である事のメリットをどうしても含む部分があり(全肯定するいいわけにはもちろんなりませんが)、
それゆえ偶発的にこの管理に失敗する可能性というのは、宿命的についてまわるものでもあります。

この発生をなくそうというより、
やっていい場合とまずい場合の実際目をし、メリハリをつけていくこと、
というほうが上達に近くなるのでしょうが、


コレはなんにしても、
「今はマズイ、ここではなくそう」という方法論自体を知っていて実践できなければ、
ハリはともかくメリを実現する方法がないわけですから、

とにかくこの
「主導権を自主的・積極的に持ち」、「次」に進行する、させるということに強力にチャレンジする機会というのは、
一度以上設けてみたほうがいいものではあるのだろう、というお話になるわけです。


かといって、自由度がなかったわけではありません。
何をするか、という選択や
慎重さ故の(あるいは余分な)作戦行為を規制するといったことはもちろん行われていない。

PLが会話に迷いそうなら、GMから会話を始めるのはもちろん、
それが長引きそうなら、やはりGMの口からさっさと”次”を提案する。

「進行の役に立たない雑談」を程ほどに切り上げ、
「進行の役に立たない思考」(”PCの病気が進んでいく恐怖”が今回あったのですが、その病気の症状が悪化する条件はともかく、”悪化判定の成功・不成功のボーダー”などの推理に時間をかけようとした人とかいたので)
よりは次の行動を促す。


これら一群の行動は、
もちろんセンスも必要で、そもそもどうやってもできない、やり方を知らない人もいますが、

センスだけあっても
「自分がシナリオを進行しないと」という強固な意志がないと(っつったって”新人相手のGM”とかやるなら大体の先輩はもてるもんですが)、やっぱり手が出ません。
対等以上のロールプレイが出来る人を相手取った途端に時間が伸びる様になっちゃうGMというのもまた(自戒含め)良くみる光景。



今回はコレに加えて、
「自分、”ロールプレイしてれば楽しいんだろ!?”と言われることがままありまして、とりわけ今回時間ないし、探索メインのクトゥルフだし、NPCのロールプレイを極力減らそう!って思ってやってたんです」というお話。

これ「進行」にNPCの口をあまり使わないことを意味するので
人によっては難易度上がるところです。

実際には、極力「提案」と「裁定」に腐心しよう、という作業を落としどころにしていました。



ここで、しかしクトゥルフ。
ホラーゲームです。

すると、「描写」は本来不可欠になるところ。

「ロールプレイ」と「描写」の差、みたいな話になってきます。
どちらも叙情的な部分であり、
言ってみれば「探索」をするには必要ないといえばない。

この際、
自分のステップアップのために、ロールプレイを封じてみるのはいいとして、
=「システム的な探索裁定に終始しよう」ということになってしまうと、

SWやARAのような、もっと言えばボードゲームで探索しているのと、果たしてホラーゲームであるはずのクトゥルフが、同じゲームになってしまうのではないか。


ホラーゲームをあくまで”ホラー”たらしめるために、
「描写」、というのは必要になるのだろう、というお話に移った辺りで


今度は、
「ロールプレイをしているときでも、それとは別に、GMはメタ的な視点を持ち続ける必要があり、意識にフィルター設けるものだと思っている…のだけど、言葉で表しづらいなあ!」
なんていってくれたのは、
新入生のこよーむ氏。

クトゥルフのキーパーに限ってある程度の期間経験したことがあるという人なんですが……。



この意見は
「GM自身と違う人格をちゃんと作る」(どうやら同卓したハルク氏の解釈)だとか
「同化してロールプレイにのめりこみすぎない様に程ほどにして、裁定のためならNPCのメンタリティは妥協する」(おそらく同卓したかのすけ氏の解釈)だとかという
初心者向けの指摘ではなく、


例えば、
悪太郎氏の「NPCは正確に濃く演じるとして、GMはNPCではないし、ゲームを運営、ジャッジする役割を持つ”別のもの”として(例えロールプレイ中でも)常駐する必要がある」とか、
古くは0-1000氏の「PCにしろNPCにしろ、”ゲームのための駒”(楽しむためのPCであり、(時として楽しむことを忘れて)PCを演じること自体を目的にすると、齟齬が生じる)であるという認識」

だとかといった、

「メタ視点とゲーム内視点の、対立させない両立」という

ロールプレイだけになるかシステムだけになるかといった天秤バランスの操作だなどという器の小さいことではなく
「両方常に100%やれ」という言葉に通じていく意見であり、


そんな視点を
ヒョイっと提案してくれる新入生というのは
大層すごいなあと思うことしきり。





こうしてサークルの未来が開けるといい。




・見つかったメモ(うろ覚え)

KP「いくつかの部分は墨で塗りつぶされていて読めない。(印刷されたメモをPLに手渡す)」
見つけたPC「……これは……解読できるかしら……」


しばらくのち、他PLにも見せる

「……は紛れもない事実である。我々と異なる■■を遂げた者たちは、
                             発酵
■■■か、あるいは■■■だろう。
お漬物        くさや

我々と違う■■■を持つ者との■■■■は、
       食文化        お食事会

最悪、■■の破壊をもたらすことになる……」
    胃腸


ほかのPC「お前ズルイ!あと人間は発酵しない!」
見つけたPC「おなかすいちゃって」






ウォーハンマーでは前回
とうとう運命点が減少を見せ始めましたが
今回もうひとりメンバーが増えた関係で
タンクが……
いやいや
戦力の増強が見込めるというものです。
エルフの魔法使いさん。



やったことはバイオハザード……というよりかデッドライジング。出すぎだろあいつら


住んでる町から馬車で半日しない程度の距離に
モールの信徒からすら放置された墓地があることを聞いたもと骨拾いの故買屋は
そりゃあ墓荒らすほどでもなく、調べてまわるだけでもちょっとした拾いもんがあるかもしれないと行ってみたところ
ゾンビが徘徊する残念空間。


PCたちより一足早く来ていたたった一人のモール信徒は
この見捨てられた墓地で行われた邪悪な死霊術を解決しようと頑張っているんですが
その中心地点を清めにいこうにもアンデッドが多すぎてとてもいかれず。

一度取って返して、
モールの教会からもお願いされて(宗教集団の依頼って見入り少ないんですが…)
件の墓地の中心、神殿まで、お清め係の護衛と、
お清め作業中に邪魔が入らないようにアンデッドの足止めをすることに。

……100体からいるそうですがね……




とにかく囮を一人立て、隠れる・敏捷判定なしで教会にたどり着き(これ判定して一人でも失敗したら2連戦になるところだった)、
やってくるゾンビどもらを、お清め終了までの10ターン足止めしようってなお話しですが

この木造神殿の、すっかりもろくなってること!
壁マスは3ターン、扉マスは2ターン、窓マスにいたっては1ターン、
ソンビがバシバシ叩くだけで壊れて通行可能になっちゃうという有様で、

マップ最後部のマス群列を通過されちゃったら、一匹につき制限時間が1ターン延びるとか何とか。

護るべき神殿の敷地は、6×8の横長空間。
初期配置のゾンビとスケルトンは、入り口から4〜5マスはなれたところから、4匹ずつ合計8匹スタート、毎ターン増援判定。

こ、これを新規キャラ込で3人で護りきれと…

こいつら
・ウルリックの憤怒なし
・武技25%、移動力4、筋+・耐+とも恐らく3、HP10とか12とか
・防御手段なし
・移動範囲内にPCを攻撃可能マスがあったら絶対攻撃してくる
・縦横にしか移動も攻撃も出来ない


と控えめなんですが、
3〜4体集まれば、多対一修正で命中率45%まで上がりますし、
さほどいい装備持ってないこのパーティのダメージ減少はせいぜい5、魔術師にいたってはもちろん防具着られないので3という中

毎ターン、初期位置ないし、3ターン目からは窓際に直接、あわせて1〜3体ほどの増援(それでも出現数決定ダイスは振るわなかったそうですが)が来る有様。

もちろんPCへの攻撃可能マスがなければ、直進してゴールラインに行こうとするので、
自主的に敵に殴られる位置取りを得つつ、
上手く頭数を減らして新たな敵が入る場所を作成し、
多対一の状況を積極的に保たなければならないと言う
精神衛生上良くない戦場。

当然、
初期キャラ魔術師でさえ自ら敵の的にならないと立ち行かない状況……。

みな後一撃はいればクリティカルに入るかもという状態で
全員4匹に囲まれ、防御専念(敵武技マイナス20%)しつつ、もうダメか、とただ耐えるというか攻撃が外れることを祈るだけの最終ターン突入など。

すげえゾンビ映画っぽい。

久しぶりにはらはらした。
これで実入りが殆どないとなるとねえ。

まあ、
カイン信徒がとうとう(こっそり)祈祷書をイベント的に手に入れられたようなので
ほんとは100〜数百GCの実入りがあったようなもんなんでしょうけど。

今回殆ど義憤というか、
カイン信徒によるモール教会への怒りと
新米魔術師さんの好奇心のための冒険だったので

またぞろカイン信徒さんが他PCに報酬を配ろうとしたりしたんですが

なんだかパーティ内で金が行ったりきたりしてるだけな環境が気に食わない骨拾い。
なんだろう。
パーティ全体の総生産が高くないとイヤなんですかね。
祈祷書のことを知れば文句ないに違いないけど
それを知ったら知ったで、禁教徒が身内にいることが知れるという恐怖。

でもあの人そろそろ、司祭にキャリアアップしたりしてるし、
シグマー教徒の皮はいい加減被ってられないよなあ……。

こちらも故買屋からゆすり屋への転職が近いし
今一人は尋問者とかいうおっかない職業してるし
段々パーティが後ろ暗くなってきた!頑張れエルフの魔術師!
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