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2014年05月14日21:54

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クール・アーナンダ・・「醒めたる静謐たる喜び」


さて、韓国公演随想総括の続きである。



韓国金浦空港にて、羽田への帰国便を待合い中の食事の間にもたらされた不可思議な感覚というか体験・・・・を、当時(体験直後)にポメラDM100に記録していたので、一部修正編集して掲載する。



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自分の周囲の光景から、事物・事象それぞれの「意味」が「ただ流れていく」という感覚・・・かってのタイ・パンガン島でのドラッグ体験での「意味消失」に似ているが、


その時と異なるのは記号としての名称が消え去るのではなく、どこにも引っかからず・「生成発展せず」、ただそのままで「意味が流れ行く」のを一切の「判断・解釈」なしに「ただそれを冷徹に見つめている」感じ。


流れ行くそれらの事象を「一切の感傷なし」で「見送っている」ような感じ・・例えば食事に同席している仲間のおねーさんたちの美貌を眼前にし、その「美」それ自体は感じつつも、それらに対する諸々の「個人的な情動的反応」が希薄もしくは全く生起してこない、とでも言おうか。


そのような「判断停止的」状態でありながら、理性が入眠時のように朦朧・麻痺しているのではなく、意識はしっかり覚醒して機能しつつも、それに対して「個人的な感情・・・たとえば悲しい・寂しい・嬉しい・羨ましいなどというような、あらゆる喜怒哀楽の感情や想念の波が全く起きてこない「ベタなぎの湖面」のように鎮静・透徹している茫漠感。


・・というのが表現過剰だとしたら、少なくとも瞬間「感情が生起する」にしても、それが殆ど粘着することなくただ「流れ去っていく」・・という表現の方がより適切であるのかもしれない(笑)


例えばそれは何かに集中している時の「内的静寂」に近似しているのではあるが、ただし集中時と違って「周囲の状況」は全部関知し得ている・・という違いがある・・とでも言えるかな?

人との会話はしっかりと普通に成立していたし、おそらく同席していた仲間たちには、その時私がそのような「特殊な意識状態」の渦中にあった・・とは気がつくことはなかったであろう。



・・・これらは何かしら霊性上のオルタナティブな変性意識状態というかある種の「瞑想状態」であり、あるいはプチ「覚醒」状態の一様相と言い得るのかもしれない。


もちろんこれは、現在の「ただ一人在る孤高」モードならではの「付随現象」であろうが、あるいはこれがヨーガ・スートラ第1章冒頭の記述である、

「ヨーガの目的は『心(想念・マインド)の働き』を停止させることである」

というものにあたるのかもしれない。


いわゆる「サット・チット・アーナンダ」状態、というには若干アーナンダ感覚が希薄なような感じもするが(笑)、

「心をかき乱されない平静・平穏」というシャンティさをアーナンダの発露とするならば(「神様酔い」や「麻薬的融解感」としての半ば神経回路系身体感覚的な『至福』とはまた別物の)、



何というかこれは「醒めたる(クールな?)静謐たる喜び」というようなアーナンダなのかもしれない。



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もしかしたらこの体験は、これまでの「刃傷事件」と「南無大師遍照金剛」体験と並ぶ、個人史上の「霊性の道」におけるエポックメイキングな体験・・・と評しても過言ではないのでは?


・・と密かに?思ったりもしているがまだ評価確定するのは早いかも?


まあ何というか、これが「孤立している疎外感」をバイパスさせるための心理的防衛機制としての「回避反応」の発露ではないことを祈りたいものだ(笑・・その可能性は否定できないからねえ)。


このような現象・体験は、変にうぬぼれたり得意がったりせずに「徹底的に懐疑する」ことが望ましいのである。


もしそれが真に「覚醒(プチではあるにしても)」体験ならば、生活の様相にそれなりに影響があることだろう。

それはおそらく出来事としての「新たなる地平を拓く」という水平軸の展開ではなく、垂直軸上の「質的変容」がもたらされる可能性であるのだが、評価確定はそれを検証してからかな?


・・もっともそれを「期待」する事自体が、既にこの体験の本質を変容させてしまうわけだが(笑)



もっともこの体験以来、これまで懊悩していた「某おねーさんに対する熱い想い」がすっかり落ち込んでしまった(ただし「美代ちゃん」恋し!!は不滅だ・・笑)、


これが今後どうなるか?・・単純に「恋心の正弦曲線」のボトムにあるだけで、またぞろ時間が経てば復活するのかも?という疑いの方が濃厚である・・も、


この体験の「真偽を見極めるキーポイント」の一つかもしれないですなあ、あはははは・・・・・!!!!!



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