mixiユーザー(id:366862)

2014年04月02日14:43

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だいぶ暖かいですね

日々、上着いるのかいらないのか良くわからないの巻き。


土曜日はウォーハンマー、悪太郎氏GM。嫁を連れ戻しに冥府くだり。まったく御伽噺のようじゃあないかの巻き。
日曜日はBoA、私GM。許されざる角度とりわすれたの巻き。


ウォーハンマー東方世界ジャーニーキャンペーン、最終回。
つっても今月で終わらせるべくという、回数の関係ってだけで、別編で続いても不思議じゃないですが、

とりあえず各種困難を乗り越え日本にたどり着いたので、一区切りというところでしょうか。


先回、天空竜の僧兵の寺院を辞して、オウガキングダムからインドゥアに向かった我々。
多神教の色濃く(まあエンパイアもそうですが)、混然とした信仰が幾度とない対立と台頭を繰り返すお国柄、
現在の王朝はどうやら現世肯定派の信仰を容れている様で、
エンパイアでは邪神と言われている快楽の魔神スラーネッシュにしか見えない何かを普通に崇めるような連中が高官を占めているようです。

なにしろミュータントの類は、神にその力をいただいた聖人だの化身だのと呼ばれる始末。

PC中、半分進んで・半分成り行きで混沌変異と魔術の力を手に入れ続けてきた駄氏のPC・ミュータントニンジャなど、
ほとんど神の化身として、その出現を喜ばれ、歓待される有様。


ミュータントといえば常傍NPCとして、もう一人、数メートルを数える巨人の魔術師もついてきてくれております。

彼らを祭る巫女を気取って王族に取り入ってみれば、
ちょっとばかり冒涜的ながら、左うちわな時間をむさぼることが出来てしまう私。
あれ…交易の途中によっただけの国なのに…この居心地の良さは何?


ミュータントニンジャにゾッコンなヒロインのゾンビさんも、
「主様、この地はこそとうとう、主様を良く認めてくださる地ではないですか。もう少しいてもよいと思うのです」
とかなんとか。
き、君を生家のニッポンにおくりとどけるのがこの旅の目的の一つなのよw?


根が生える前に出立。

道中、ネズミ軍団による追いはぎというか、ちょっとした勢力争いを目的とした襲撃を受けるのですが
撃退そのものは難なく出来たのですが、
人の恐怖心を煽る魔術を撃たれた折、文字通り「魂消た」カンジで不死者のヒロインさんの魂がどっか飛んでいってしまいそうになり、
死体に戻ることこそなくとも、意識不明の状態に陥ってしまいます。

ネズミに金で雇われたという(やっぱり快楽の邪神に帰依しているっぽい)踊り子さんを捕虜にしつつ、
前回から我々をいまだに付けねらい、追いつきながら、出るタイミングをイマイチ見失っていた、ティーンチのチャンピオンにしてサムライに対して、むしろ対戦の約束を交渉材料として、
異国の死霊術に長けた、大キャセイの商人のもとに、空飛ぶ円盤(型の魔物)をお借りできないかと頼み込み、ひとっとび。


専門家の意見を聞くことが叶い、詳しく調べたところ、
ヒロインさんは不死者というよりは、「一度死を経過することで、まったく別の高位の存在に生まれ変わる」、
東方世界においては「屍解仙」と呼ばれるナニカだということが判明。
厳密にはゾンビじゃなく、「生まれ変わった不死身のからだ」みたいな言い方が正しいというか、
「動いている死んだ故人」ではなく、「生きている、故人の精神を受け継いだ新たな体」のほうが正しいというか。

そんなんでアタシの死霊術ギライが緩和されると思ったら大間違いなんだからね……!

ただ、
もともとの体と命ではないことに変わりはなく、
大きなショックを受けて、本来からだから離れていて、術を用いてこの世に留まらせている魂が、「冥府」に帰りそうになってるのだとか。


彼女を救う方法はいくつかあるようなのですが、
PCの手の出せそうにないひどく専門的な方法か、
そんなんでいいのかと思えるほど直接的な方法かに、大体絞られます。

前者は、
この稀有な術の成功例を欲しがって、ずっとPCたちを付けねらうブラッドドラゴンバンパイアが、
こんなことで彼女を失うわけに行かない、と持ちかけてきた、
彼に任せきりにする方法。


後者は、
PCたち自身が「冥府」に直接降りていって、旅立ちかけてる彼女の魂を連れ戻すという方法。
冥府への道は、キャセイの商人さんが開いてくれるとか。

PCたち…というか、ヒロインさんを大事に思ってるミュータントPCが選んだ道は、冥府くだりのほう。

なんとまあ、
嫁探しに冥府くだりの類話を体現する羽目になるとは。
えらいおっかない顔のオルフェウスもいたもんだね。
不死者とはいえ、屍解してきれいな体の嫁よりか、
ミュータントの旦那の見た目の方が、うじたかれころろぎてる、という……。


で、冥府ってなにって言えば
普通にウォーハンマー全体の敵対勢力地である「混沌の領域」のことであるとか。
うぇ。
早く帰りたい。


見た目がきれいで中身が腐っている果樹園とか、
小動物の死体が振ってくる嵐とか、
血の滝で満たされたすごい高い壁とか、

そうしたものを目撃しながら
彼女の魂を探してまわったところ、
とうとう見つけた彼女と我々の間に、
血と戦、髑髏の王、邪神コーンのチャンピオンが立ちはだかります。

……
後で詳しくわかるのですが、
このヒロイン、
死霊術という「人工的な」技術を用いて、
仙…いっちゃえば神に限りなく近い存在を作成できてしまっている実例ということになるので、
とりわけ混沌の勢力はみんな彼女を欲しがるのですね。
収集欲か実用欲か、はたまた知識欲か、目的は様々にせよ。


だもんで、
どうやら今回の最後の障害は、このケイオスチャンピオン。
レッサーディーモンやらといった手ごまも沢山呼ぶようなのですが、

こちらの陣営も
多量の混沌変異を繰り返し、ネズミの忍術を多く修めたヒロインの旦那、
魔狩人などのキャリアを収めきり、射撃成功率99%をマークし、それをラウンド毎に3度は射撃できる猛者()たるハーフリング。

加えて、
猛者()の駆る、数多の冒険をともにし運命点とか入手してる巨大なトカゲ、
怪物じみた体躯と怪力を変異の末に手に入れた(けどソレを使いたくない)強力な魔術師、
ヒロインを守るべくナニモノカに随伴を命じられたアンデッドのサムライ、
(このときは信仰まで判明してないものの)スラーネッシュの加護を受けた踊り子。

といった強力な布陣。
わたし?
このゲーム、SWみたいなセージバリアないからな。なんだろ。
生き残ればみんなの傷を後で癒せる弾除けです。
とかかな。



敵ボスとのサシの戦いを実現すべく、
敵陣の真っ只中に突っ込んでいくミュータントニンジャ。
ソレをジャマさせまいと、
弓を手に、トカゲを駆ってザコ散らしをするハーフリング。
撃ちもらしをひきつけるべく、
敵陣入り口付近に陣取るアンデッドサムライ。

ふわっと犬っぽいディーモンに群がられて、とりあえずコレを叩いてればいいのかな、みたいになる残りの連中。



敵ボスの「失敗しない3回攻撃」に苦戦を強いられながらも、
ボスが自分との撃ちあいに食いついたと判断したニンジャは、
ワープジツを使いサムライの後方に一時退避、回復薬を用いて体勢を立て直します。
その間もアメあられとボスに遅い来るハーフリングの矢。

ザコたちも、
サムライの剣術に、トカゲの毒に、転ばされたりマヒさせられたりと、順調に無力化され、
「あんたなんかしないの?」といわれた踊り子も、「舌が伸びて敵を串刺しにする魔法」とか急に使い出し、
徐々に大勢が見え始めている中、

ニンジャを追って、サムライ・ハーフリングがともに待ち構える布陣に飛び込む形になったボス、
その強力な攻撃も、そうした戦闘屋どもらを即死させられる火力があるほどではなく、
攻撃を散らされながら、自分は逆に集中砲火を食って行く様になります。

ハーフリング「判定値99%あったらさすがに外しませんよ(一回前の戦闘で97を出している)。3射、一応振ります。…10点。1点も通らない?硬いなあ。次、…10点。…次、…10点ですね。」
PCたち「頼むよ、おい猛者()!」
GM「ボスもうすぐ重症の域に入るのに…次はニンジャさんの番ですね」
ニンジャ「当てた!」
GM「あんたの武器って防護点無視なんだよね…さすがに致命傷に入ります、クリティカル表は…片手が使えなくなった、二刀流はもう保てない!敵の番ですが、コレでは殺しきれないなあ!」
ニンジャ「ココまでだな!次でトドメをさしてやる!」
GM「こしゃくな!…さて、次誰の番?NPCたちが順調にザコを散らして…学者さんの番が終わったらターンまわる?」
学者(私)「うい、攻撃はずした。でもまだラウンドまわらないよ、次トカゲの番」
GM「あっそうか。じゃあ飼い主のハーフリングさん、トカゲの攻撃ふって」
トカゲ(ハーフリングの人)「おっ、当たりました」
ニンジャ「…おいまて、敵、いま致命傷入り始めてるんだよね?これ…」
トカゲ(ハーフリングの人)「あっウルリックが……(ダメージの目が高い)」
GM「あっ」
みんな「あっ」

GM「じゃあ敵ボスはトカゲにゲロリと呑まれました」
ニンジャ「おま……く、空気よめよぉ!オレが…オレの…おい!」
トカゲ(GM)「シュ〜……」


このオチのためにダメージ調整をしたとしか思えない、トカゲの飼い主の出目。


この、なんだろう。
最近容赦なくいろんなオチをもってっちゃうトカゲを見ていると
コモドお姉ちゃんが頭に浮かぶんだが




……
さて、冥府をとおり、
直接ニッポンの地を踏むことがかなったPCたち。

アンデッドサムライの生家にたどり着き、
かれは、ニンジャの介錯を受け、成仏を得ます。

そこで、彼らを作成した術者「ヴォルフガング」が現れ、この旅路を褒め称え、ネタ晴らしをしてきます。

ヒロインがニッポンの有力者の姫であったこと、
お家のために身を嫁がせ、といった経緯の果てに、それでも逃れられぬ勢力争いの末に死を得てしまったこと、
そして彼女を守り続けていたアンデッドサムライが、誰あろう、彼女の父だったこと。

己は、混沌の勢力に対する、あるいは連中のような大それた計画など考えていたわけでもなく、
ただ優れた固体を作るつもりだっただけであり、
そして彼女が、新たな一つの人生を得つつあることに満足していること。


死霊術が生理的にキライな学者さん(もと墓荒らし)のガマンできない一撃を避ける形で、彼は姿を消します。

(墓荒らしはアレだな、「自分はもう死霊術とは決別した」みたいなポーズを取って過去から逃げてないと、イロイロ保てないんだなきっと。
明らかに味方側の死霊術には慣れが出てるしなあ……。)


彼女の新たな人生は、ミュータントニンジャとのニッポン観光から始まります。
混沌の勢力の手が全て退けられたわけでもなく、前途は多難でしょう。
せめて、ひと時の安らぎを。
そんなこんな。

次回があれば、ニッポン観光編をやってみたいとか何とか。






日曜日は、
性懲りもなく薬味さらいさんの「DODO」「かみやすみ」といった薄い本から、

ケロちゃんと早苗さん中心にお話を抜き取り、
BoAにアレンジしていきます。



はるか昔に退治され、もはや聖痕者以外には姿さえ見えないほど力を失った「タタリの魔神」が、
どういうわけか力を取り戻し始め、
住まう鉱山の川に毒を流し、下流の村の人々を苦しめる様になる……

ようにも見えるんですが、


鉱山では技術革新が進み、
錬金術による発破採掘が実験的に行われ始め、
例のない技術から、見たことのない鉱毒事故が起きているにすぎない、という現象が、
PCの目に入ってきます。

「人が掘ってるから」「物理的に存在する毒が流れて」「人が病気になっている」

という構図と、魔神との関連性がなかなか見えてきません。
それなのに、
川に流れている毒には、なにか闇の気配、「タタリ」の気配が感じられるんです。


ヒロインの少女は、「コレは魔神のタタリだ」と確信を持っていいます。
大昔に、ある聖人が倒した魔神の伝説が、このあたりにはあるのだと。

信憑性もある程度はあります。
なにしろ、
彼女自身、その「聖人」の末裔であり、
その力を受け継いでいるのです。


妖精、自然の声、そうしたものと先天的にコミュニケーションを取る能力がある彼女には、
見えるのです。
河を流れ、
今、自分の両親の腹に巣くっている「タタリ」が。


なのに、
件の魔神、
鉱山に行ってみれば、力を失っている風。
眷属の毒蛙や毒蛇、毒虫といった連中はこそ、「いまこそ、タタリ神復権のとき!」と騒ぎ立てますが、
本人にやる気はない様子。


一度は神にお叱りを受け、一度は人に負け。
真の死こそ得ていないものの、その権能を殆ど失った「魔神」は、
もうこのまま、人々から忘れ去られてしまおうと思っているのです。

姿が見えるPCや、ヒロインには少しばかり、愚痴を漏らします。

「昔、人々が神の存在をまだあまり知らなかったころ、”やってはいけないこと”をしたとき、人々に対して”怒る”のは、山や木々、土地そのものだった」
「真教のおかげで、人々に”怒る”のは、原初の如く、唯一神の役目に戻った。山は、木々は、怒らなくなった。タタリは、私のものじゃなくなった。怒る土地は、悪魔と呼ばれ、その怒りは正当なものじゃなくなった」
「今では、”なぜやってはいけないのか”は、神の怒りに触れるからではなく、例えば”鉱毒が出るから”といった理由がわかってきているものも多い。”災害”も、神秘の世界のものでなくなりつつある」
「だが、その怒りが”私のものじゃなかった”とするなら」
「”悪魔が悪かった”わけじゃなくなるのなら」
「この地を平定し、我らを追い出し、罪を擦り付けて己を鼓舞した人間よ、果たして、”悪魔”とは誰のことだ?」


と、

ミドルティーンの少女なればこそ悩むような問いを。

PCたちは年のいった連中も多く、この手の質問への答えなど何度も出し終えているし、
魔神本人も、殆どからかうつもりでしかなく、その問いから来る現状をすっかり受け入れているのですが、

そんな話初めて聞いた少女と、

タタリ神の復権を願う眷族たちには、
この愚痴は冗談になりません。


「この毒は、タタリ神の仕業である」

という認識を、
多くの人が持つならば、

それは、現実のものになる。
鉱毒だけでなく、
「入ってはならぬ、切り開いてはならぬ山」を”人々が荒らした”、
その報いは、

河の汚染だけでなく、
作物の汚染、
それ以外の疫病の氾濫、
山崩れや火災といった関係あるんだかないんだか判らない災害を、

「魔神のタタリ」を呼び起こすことになるでしょう。


そして、
「人間たちこそが原因」なのなら、
滅ぼすべき悪魔とは誰なのか。

魔神の眷属たちは、少女に囁きかけます。


聖人の末裔であり、
そして、


聖人に負かされ、
敗北を受け入れ、
自分を負かした聖人に惚れ込み、とうとう添い遂げた「タタリの魔神」その人の末裔として、


忘れ去られたいなどと腑抜けたことを言う本家にかわって、
我々の新たな神になってはくれないかと。




……
一瞬悩むそぶりを見せたヒロインでしたが
PCのツッコミが早かった。

もともとボケというか、
ヒーロー気質で、微ダサいポーズを頻発する猪突猛進ヒロインなので
ここまでPCたちがずっと突っ込みに回っていた関係もあって
揺らぎかけた意思をすぐ修正されます。


ヒロインを魔神にすべく、眷属たちが集めた瘴気も無駄になるところでしたが、


ココはご先祖様、
その瘴気を一息に飲み干し、
全盛期ほどとはいかないまでも、
ソコそこの力を取り戻します。

「私を打ち破らない限り、病に倒れた村人の命はないと知れ(訳:これが物理現象だったらどうしようもないけど、”魔神のせい”にして、”魔神を倒せば”、その被害にあっている村人の病も治るよ)」


「力のある魔神」を倒せば、何らかの魔法、呪術的影響が、必ず形となって現れる。
なぜ聖人は、魔神を完全に滅ぼさなかったのか。
この、ちょっと危険な土地の災害を制御する、リミッターとしての役割を見出したのではないでしょうか。
だからこそ、魔神はこの地に封じられ、数百年動くこともなかったのでしょうか。


いやまあ、聖人にしても、ほれた弱みに命を取れず、
魔神にしても、愛したものの子孫が心配でその地を離れなかっただけかもしれませんが。
本人達しか知りますまい。



かくして、
腐敗竜ザーグシュノーの竜血を流用した(というより、設定上は”あの腐敗竜を作った呪いの大本である”)魔印をいくつかでっち上げ、
聖痕者たちとの戦いが始まります。

一見茶番っぽい戦闘ながら、なんだか久しぶりに善戦した。
カバーリング役のザコなんてほんとに久しぶりに出した……。
ダイス一個で1だして完全防御すること2回。すごいぞミシャグジ。

ターンの終わりに画面全体回避不能の150点ダメージが発生する(「腐臭の血」の広域版魔印が発生する)ので
時間稼ぎに徹する構成にはなっていたのだけれど。
身内のPC達の中でも有数の強キャラ二人を相手取って良く1ターン持った。さすがタタリ神ぜ。



どっかで、
聖人VSタタリ神の時代を直接体験するエピックかifシナリオをやってもいいな。
ちょっと突貫で作ったところがあったので、
全盛期の(作りこんだ)タタリ神に戦闘させてみたくはある。
やっぱ「因果応報の印」とかあるのかな。
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