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2013年09月14日16:27

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師から受け継いだもの

目が覚めて気がついたら何だか空が明るい・・・変だなあ?

と思って時計を見たら7時40分、完全に寝過ごしていた(笑)

ラマナアシュラムで厳密に?規定されているゲストのスケジュールは、3度の食事とお茶の時間だけで、「起床・就寝」時間などは全くゲスト個人の自由である。


朝一番の儀式は6時45分から始まる「ミルク・オファーリング」、それが終了して7時から朝食となるので、通常私は6時半に起床することにしている。

日本からやってくる訪問客も大概はチェンナイもしくはバンガロールに夜中に到着して、アシュラムに依頼したタクシーで未明頃に到着する。

当然オフィスは閉まっているのだが、アシュラムに依頼して手配してもらったタクシーの場合は、アシュラム門番が客の到着を知らされているので、とりあえずそのままあてがわれたゲストルームへ案内され、休息できるのだ。

で、朝食のあとオフィスが開く(8時)のを待ってあらためて手続きをすることになる・・・わけで、事前に私に連絡を下さったゲストの場合、基本的にこの朝食時に顔を合わせることが多い。

まあ、今日はそういう段取りはないので寝過ごしても何ら問題ではない・・ただうっかりすると「スズキは朝食に出てないが、どこか体調が悪いのか?」と心配されかねないのだが(笑)


一昨日のこと、スコールというより「ゲリラ豪雨」と言うべき凄まじい雨が降り、サマディホールが浸水するという状況になり、たまたま現場に居合わせた私も「排水作業」に加勢することになった。

でまあ、インドの「道具類」というのは非常に使いにくい形をしているので、「中腰」姿勢を余儀なくされ予想以上にハードな作業になってしまった・・・翌朝起きたら「あちこち筋肉痛」という有様で、

それでご案内業務の一環である、「登山道コース」・・といっても頂上を目指すルートではなくスカンダアシュラム〜ヴィルパクシャケーヴ〜アルナチャレシュワラ大寺院という定番コースを歩いたので、↓

http://www.geocities.jp/ramana_mahaananda/ramanasramam-holder/around-Ashram/m-way.htm


「筋肉痛」は更に激しくなったようで、その疲れから寝過ごしてしまったようだ、わはははは・・・!!!


現在グループ訪問(4名)のご案内をしているが、明日から2個人・1家族(4名)・1グループ(6名)が立て続けにやってくる予定なので、これでなかなかご案内の「段取り調整」がややこしい。


因みに「ご案内業務」の内容を紹介すると・・・・

先ずは「オリエンテーション」。

昨今ではアシュラムHPでもアシュラムの概要を掲示するようになった(昨年から「日本語ヴァージョン」も登場)ものの、やはり「不親切」なのは不変で初訪問者に対しても殆ど何も説明がない(笑)

ということで、とりあえずはアシュラムの中のあれこれを案内しながら説明する・・いくつか「タブー事項」もあるのでそこらへんを知ってもらう必要もあるわけだし。

3度の食事とお茶の時間も、一通り実地に「作法?」を解説する・・・いや別に「禅寺生活」のような「細微にわたる厳密な作法」があるわけではないが、知らないと「面食らう?」こともあったりするので。


アシュラム外回りもいくつか主要ポイントを案内する・・・特に「アルナーチャラ山全容を一望できる広場」というのがあって、これは案内されないと分からない事が多い。

アシュラム自体は御山のすぐ麓に建てられていて、木立も立派なので中にいるとあんまり良く見えないのである。


それから基本的に2日目の午前になるが、朝食後に前述の「登山道コース」の引率案内・・・そんなに急な勾配はないが、特に女性一人で歩くのはアシュラムとしても「出来るだけ控えるように」要請している(ごくたまに「強盗」が出る)こともある。


道のりそのものは1時間ちょっとで歩けるが、それぞれの施設で座ったり見学したり・・もあるので、案外時間がかかり、最後は寺院参道前からリキシャで帰るのだが、それが昼食30分前位になるかな?


そして最後に?「ギリプラダクシナ」ご案内。

もっともこれは「3日に一度・夕方から夜にかけて」という私のスケジュールに合わせて頂く必要があるし、13キロ半の道のりを「歩く」というのはそれなりに大変だから(まあ「裸足で歩く」ことは外国人には必須事項ではない・・・私の場合は故・柳田先生に「うまく騙されて?」初回からずっと裸足なのだが)、あくまでこれは希望者のみであるが。


それで明日(15日)からほぼ連日初訪問者が来るのだが、全員が一度に来るなら案内も一度で済んで楽なのだがツアーじゃないからね(笑)


例えば朝食後にオリエンテーションをするとなると、その日は「登山道案内」は出来ないし、「登山道案内」をした日の夜にギリプラダクシナというのは、ちとしんどいので出来るだけ避けたい・・その逆のギリプラダクシナの翌朝に「登山道案内」は体力的に無理ざんす(笑・・若い頃なら出来たにしても)。


そんなこんなで結構「段取り調整」が必要なのだ。

この「ご案内業務」というのは別にアシュラムから依頼されているわけではなく(とはいえ私の滞在期間中に「初訪問の日本人」がうろうろしていると、「ミスタースズキに教えてもらいなさい」と紹介される・・こともしばしばある)、

あくまで私の「おおいなるお節介」で勝手にやっていることではある・・・こちらに定住されている日本人も数名いらっしゃるのだが、それぞれご自身の生活があるし、アシュラムの中に住んでいるわけではない。


私自身の初訪問の際(96年1月)最終日に、当時こちらに居住されていた故・柳田先生(日本ラマナ協会会長、甲南大学名誉教授・経済学博士。いくつかのラマナ関連書籍の翻訳がある)にお目にかかることになって、それが機縁で翌年からは「先生の家の留守番屋」としてアシュラムに長期滞在するようになったわけで、

その間先生に様々なことをご教示頂いたわけだが、先生は「新しい訪問者」が来ると大変熱心に「ご案内業務」をされていたのであった。


先生が逝去(享年77歳)されて来年で10年になるのだが、この「ご案内業務」に関しては私が引き継いでいるのだ・・・という自覚もあって(「臨在」サイト運営も然り)、だから案外「説明内容」は先生からの「受け売り」も多かったりするざんす・・(笑)


というわけで今夜はギリプラダクシナご案内ざんすよん!!!
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