どぜうを食べた。
どじょうではない。どぜうである。
浅草の駒形どぜう。
創業は1801年と言うから、200年以上の歴史ということになる。
どじょうは「どぢやう」とか「どじやう」と書くのが正しいらしい。
では何故「どぜう」なのか。
初代の越後屋助七が四文字は縁起が悪いとして三文字にしたと伝わっている。
柳川はどじょうを裂いて使うが、どぜうなべは裂かない。
ニョロリと丸ごと使う。
どぜうは甘辛く煮込んである。
鉄鍋で温め、ネギをたっぷり乗せる。
ネギに火が通れば食べ頃である。
山椒を振って口に運べば、どぜうはとろりと溶ける。
臭味など全くない。
どぜうに合うのは日本酒である。
京都・伏見のふり袖というお酒。
店主が選び抜いた酒だという。
これがどぜうに合うのだとか・・・。
どぜうがとろりと溶けた後に、常温のふり袖を流し込む。
スッキリとした味わい。
なるほど、甘辛い味をすっと運び去ってくれる。
どぜうの他にくじらもある。
刺身とベーコン。これまた美味。
どぜうなべで暑くなる。
ここで三社祭のお酒、二之宮純米に変更。
祭りの勢いで酒を飲む。
昨夜の面子は、局が四人と代理店が二人。
楽しくスマートな飲み会となった。
「またやりましょう」
次回は夏、池尻大橋にある日本酒の店で再会する。
ビールはない。
日本酒しかない、一見さんお断りの店。
実に楽しみである。
ログインしてコメントを確認・投稿する