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昨日の北海道新聞夕刊に、JR北海道が現在函館線と札沼線の電化区間の一部の普通列車に使用している旧型の711系電車の引退の記事が掲載された。
ボクが北海道旅行を始めた学生時代からずっと走り続けている車両で愛着もあり、ついにその日が来たかと思って記事を読む。
それによると、北海道に昭和42年から投入された711系電車全車を2014年度末までに新型電車に置き換えることが決まったようだ。
なんだ、すぐに引退なのかと思ったら違うのか。
現存しているのは最終製造車だが、それでも昭和55年製だからすでに30年以上経過しているわけで、そろそろ引退の方針というのはごく自然で無理もないだろう。
ほぼ同時期に北海道向けに製造された特急型電車、781系は2007年にとっくに全廃されており、711系も時間の問題だと思う。
元々急行型電車として製造された711系は、一部3扉化改造された車両もあるが、未改造の車両は車端部のみにデッキがある2扉車で、デッキ付近のみロングシート、あとは4人掛けボックスシートがずらりと並ぶ急行型の面影を残しており、今となっては貴重な存在である。
まあ、ついに引退が決まったのは寂しいが、記事が本当だとすると2014年度末までまだ2年以上使う可能性が高いということでもある。
ただ、記事には「今後の投資状況などで時期は前後することもある」とも書かれており、場合によっては早まるかも知れないが、老体に鞭打って走り続ける711系、もうしばらく楽しめるようである。
次はキハ40の置き換えだろうか。
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