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2012年06月08日07:10

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JRで行く根室出張はおいしい、列車の待ち時間に「浜作」でちょっと一杯(5/30)

[2404]
前日も日帰り出張で根室へ行ったが、5月30日水曜日も根室へ東京からの出張者3人に同行しての根室への日帰り出張だった。

この日はJRで行ったが、17時過ぎに根室での仕事を終えたら根室19:10発まで列車がない。

あまりゆっくりはできないが、列車の時間まで2時間くらいあるから、時間つぶしに根室の街で一杯引っ掛けるしかないだろう。

そんなわけで、4人で根室の飲み屋街・梅ヶ枝町の「浜作」ののれんをくぐる。

お通しのカスベの煮付けをかじりながら根室の地酒「北の勝」を冷やでいく。
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カスベとは北海道の郷土料理でエイの一種である。

エイはサメの仲間だから骨は軟骨でコリコリかじって食べられ、新鮮なうちに調理しているから、サメ類特有のアンモニア臭もまだ出ておらず素朴でいける。

そして、今が旬のトキシラズだけでなく、マスノスケ(キングサーモン=紅鮭)も仕入れてあったので食べ比べだ。

マスノスケは1切れが大きかったので1皿、トキシラズは2皿注文。

トキシラズとは、秋に産卵のため川を遡上してくるのを捕獲するアキアジ(白鮭)と同じ魚だが、海を回遊して産卵に備えてたくさん餌を食べている今は生殖器官が未発達で栄養分を身に貯め込んでおり脂が乗っており味わいはまるで違う魚で、塩漬けにされていない生のトキシラズ焼きは繊細な味わいで旨い。
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サーモンの王様マスノスケはもっと脂が乗っており、こちらもおいしく甲乙つけられない。
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時間がないので次々と注文していたが、「あぶらぼうず西京焼き」も2皿出てきた。

青つぶ(貝)も添えられている。
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「アブラボウズ」は姿が超高級魚のクエにも似ており関西や九州などでクエとして偽装されて提供されることもある魚だが、道東では獲れるのに十勝の広尾周辺以外ではあまりお店では見かけない魚である。

種類としてはクエが属しているハタ科ではなくギンダラ科の魚であり、西京焼きはギンダラ同様脂が乗った身離れのいい白身がおいしい。

そして、「八角一夜干し」も2本焼き上がった。
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ハッカクは、スズキ系カジカ亜目の魚、トクビレのうち大きくなるオスのことで、釧路・根室地方で獲れるのに大部分が高級魚として珍重する小樽方面に出荷されてしまい道東ではあまり食べられることのない魚だが、アブラボウズに負けず劣らず脂乗りのいい白身が旨い。

そうこうするうちあっという間に1時間半が経過し、帰りに列車の時間となり会計を済ませて店を出たが、切らすことなく地酒「北の勝」を飲み続け、1人1合以上は飲んだが、それでも4人で1万円と安かった。

列車で行く根室出張はおいしい。
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