2012/3/25
フジテレビ 「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」。 MCの
高島彩さんが、ゲストの
杉崎美香さんにコメントを振るとき、「
“スギちゃん” はどうですか?」 と訊いた。高島さんがゲストをそういうふうに呼ぶのは聞いたことがないので、ちょっと愉快な響き。 「どうだい? ワイルドだろう〜?」
2012/3/26
某TV番組で
「テスティー」 という英語を使用。ゲストは 「テイスティー」 と勘違い。testee は “被験者” の意。フランス語の過去分詞語尾 -é (〜された<者>) を、英国を支配したノルマン系フランス人は -ee と綴った。英語もアクセントのある 「エー」 で借用したので 「イー」になる。
「モヤモヤさまぁ〜ず2」 の鎌倉編を見ていて驚いたこと。昭和14年4月1日までの
鎌倉郡 (古代に設置された、律令制による行政区画) は、内陸にクサビ形に長く伸び、東京の町田市と手をつなぐ形をしていた。鎌倉街道 西ノ道は、東京の町田市から、直接、鎌倉郡に入っていたのである。
橋下徹という人物は、どうも好きになれない。彼の言っていることがどうのこうのではない。それはアタシの専門じゃないから。コトバの使い方が誠実ではないのね。野田佳彦という人物のコトバ使いも好きになれない。“修辞的な技法” を多用する人には要注意。感動はウソを糊塗する。
2012/3/27
日曜に仕事を片づけて今日は、市川崑監督、高峰秀子助演の
『三百六十五夜』 を見てきた。あの
市川崑が、こんなベタでヘタクソな演出をしていたんだ、と面白くなる。そうねえ、フジの午後ドラ 『牡丹と薔薇』 的な、あっちゃ〜な展開。モンタージュには工夫もあるが。しかし、昭和23年のフィルムの品質はひどい。
『三百六十五夜』 は、現在、『総集編』 しか存在しない。昭和23年、『東京編』 (78分)、1週間後に 『大阪編』 (74分) が公開された。信じられないだろうが、当時の映画館は週替わりで新作を掛けた。その後、『総集編』 (119分) 再公開。今はそのネガしか存在しない。33分は永久に失われた。
土曜日の 「爆笑そっくりものまね紅白歌合戦」 を見ていて発見。 “前髪をあげて、オデコを出した
優木まおみさん” が、何かの拍子に、
“若いころの八千草薫さん” に見えることがあって、へえぇ、と思った。ネットを探したんだけど、オデコを出した優木まおみさんの写真ってないんだな、これが。と笑ってるのもない。
3月11日、日テレ 「鉄腕DASH」。山口達也さんのチェルノブイリ・レポート。放射性セシウムの高濃度地域、ブラギンスキイ区の取材で、農家をいとなむ
“ツカチェンコ” さんが出てきた。これ変な姓なのだ。考えうる綴りは Ц(у)каченко C(u)kachenko のみ。ところが、これはありえない。
ロシア語の [ts] は、古代に [k] が口蓋化したもの。ロシア語では tsv-, tse- でしか現れない。「ツカチェンコ」 がありえない理由。ドキュメンタリーの登場人物の名前が幽霊姓ではまずい。と、突然気づいたんだが、これ Tkachenko
「トカチェンコ」 のスカタンな転写の可能性が大。
アタシは、録画したTV番組に、地震速報とか、臨時ニュースの
テロップが入るのが大嫌いなのね。純粋に、映像を損なう “傷” にしか見えない。NHKの洋画の “デカイ文字の字幕” も嫌い。「ブラタモリ」 は再放送がある。“新宿編” は2回ともテロップ。そういう場合、無傷の部分をつなぎ合わせて完品にするの。
日曜の早朝、昨年5月29日の
「三遊亭圓歌の演芸図鑑」 の再放送。ゲストが、今話題の由紀さおりさんだからだと思う。これ、当日、地震があって、やっぱりテロップ入りだった。で、録画の入れ換え。古い番組の頭を少し切って、おとといの番組とつなぎ、また、頭をカットする。そうすると番組情報に当日のものが残るの。
高島彩さんの表紙+インタビューが載っている、小学館のコスメ雑誌
「美的」 を買うた。躊躇するね。「これください」 ってレジに出すとき、どれが気恥ずかしいかっていうと、こういう順序だなぁ。「週刊プレイボーイ」 < 「EX大衆/アサ芸エンタメ」 < 「美的/マキア」。脳裡をかすめる 「ナニ変態」?
今日の
「徹子の部屋」。無謀にもゲストに
ローラ。どちらも会話が成り立たないことにおいては横綱、という対決。けっきょく、徹子さんのほうが “会話を成り立たせようとして” しまい、独り相撲に。あらゆる芸人を泣かせてきた徹子さんが、「かわいいよ〜、パンダみたい」 と軽くいなされる。パンダは誉めコトバにならないヨ。
ふと気づいたんだが、東京メトロは、
駅名のローマ字表記から “長音記号” をとっぱらっちゃったんだね。良いこととは思わないが、実用的には問題ないんだろう。世界の大多数の言語は、母音の長短で単語を区別しない。近在では中国語、韓国語。英語、仏語、西語、伊語など欧米の主要言語も。
2012/3/28
中野美奈子さんが退職かぁ。海外渡航だから引退だなぁ…… ヒトそれぞれの人生だから、粛々と送るほかない。誰の笑顔がいちばん和むか、ってえと、ナカミだったんだよね。高島彩さんとのツーショットもこれまで。「旅人は 雪呉竹の 群雀 泊まりては発ち 泊まりては発ち」。名代 (なだい) のフジのアナ層も、厚味に危機、と思う。
オレには
「洗濯ハンガーの呪い」 が掛けられているのか。深夜、眠りこけた空気をつんざいて、「パキッ」 という、硬いものが折れる音。かけつけて目をこらすと、いちばん大きいハンガーのフックが破損。マジックハンド風のフックの “アゴの部分” が内部のバネの反撥に絶えられなくなって、吹っ飛んだのだった。
“ミスターどうでしょう”
鈴井貴之さんの
『ダメ人間』 が文庫化されていた。MF文庫。580円。業界のうさんくさい裏などを、包み隠さず書いていてよい。「ダメ人間」 は、“水曜どうでしょう” で運のないカードを引いたり、ツキのないサイの目を出したりしてしまうミスターを、大泉洋さんが罵るコトバでもある。
小泉今日子さんのCMでおなじみの
AQUA 「アクア」 というのは、中国の青島(チンタオ)の企業 「海爾」 (ハイアル) が製造する家電の “日本におけるブランド名”。もとは三洋の洗濯機の商標だった。ドイツの Liebherr 「リープヘア」 との技術提携でのした、もとは倒産寸前だった企業である。
「海爾」 (ハイアル) は、もとはドイツ語の Liebherr (リープヘア)を写して 「利勃海爾」(リーポーハイアル)を名乗っていた。日本では、2002年から
「ハイアール」 で販売をおこなってきたが、この2月に AQUA を採用。世界シェアに比して伸び悩む日本国内のシェアを伸ばすのが狙いらしい。
じゃっかん心配になることがある。かなり前になるが、
DVDの生産が海外に移り始めた時期がある。日本製が入手しづらくなって、中国製・台湾製を試したが、うちの初期生産のパイオニアのレコーダーと合わなかったのか、書き込めなかったり、データを失ったりしてサンザンな目に遭った。
つづき。それ以来、
海外で製造されたディスク類は信用していない。現在のブルーレイも、一度も試していない。DVDで3回も試して、ずいぶん、ムダな時間と金を使ったからである。にもかかわらず、日本製は確実に入手しづらくなっている。ディスクの海外生産は、海外の自社工場でない場合が多い点も要注意なのである。
テレ朝
『都市伝説の女』 だそうだ。予告編を見て、「あれ?」 と思ったヒト、多いと思うなぁ。
長澤まさみ=竹中直人。 『探偵Xからの挑戦状』。 美女と野獣的インスピレーション?
2012/3/29
昼のフジTV。モヤモヤが毎日2つ。「笑っていいとも」 の “テレフォンショッキング”。タモさんが 「明日大丈夫ですか?」 と訊くと間髪入れずに
「いいともォ!」 と答える人が多すぎ。「大丈夫です」「じゃあ来てくれるかな」「いいとも」 だよね。もう1つは、「ごきげんよう」 の当たり目、どーでもいいわ!
2012/4/1
昨夜は、
TVッ子には、苛酷な過密スケジュールだった。TBSの 「感謝祭」 と、フジの 「めちゃイケ」 と 「スケート」。「感謝祭」 は、まだ、“休憩時間” だし、「めちゃイケ」 は藤井隆くんが潜入したところだし、「スケート」 は小塚くんが滑ってる。ニュースが結果を言うのでツライ。日テレは手つかず。
TVッ子は、「めちゃイケ」 を見終わった。
“霊長類最強バカ” 決定までのプロセスを満喫。「角田信朗」 (かくだのぶあき) さんが、文武両道に秀でた人物であることに感心す。“最強バカ” が誰であったかは本人の名誉のために申し上げない。「感謝祭」 はまだマラソンが始まらない。
デニス・テンはカザフ代表だが、高麗人(こうらいじん)である。これはロシアにおける民族名で、要は、スターリン時代に沿海州から中央アジアに強制移住させられた朝鮮人のことだ。韓国、北朝鮮、ロシア、日本、中国──こうした地域に住む朝鮮半島に起源を持つ民族集団は 「朝鮮人」 と呼ぶしかない。
ソ連沿海州の朝鮮人は古い発音の朝鮮語を話していた。そのため、
ロシアの高麗人の姓は、韓国音と異なる。たびたび申し上げるソ連のロッカー Victor Tsoj 「ヴィクトル・ツォイ」 の Tsoj は韓国姓の 「崔」 にあたる。伝統音
[ʧʰø] “チェ”、現代ソウル音
[ʧʰwe] “チュェ”。
デニス・テン Денис Тен は、カザフ語で 「デニス・テン」、ロシア語で 「ヂニース・テン」。母語はカザフ語でも朝鮮語でもなく、ロシア語と考えてよい。 Ten は現代韓国語の
「전」 [ʧɔn] 「チョヌ」、もしくは
「정」 [ʧɔŋ] 「チョン」 である。「ㅈ」 が t で現れるのね。
デニス・テンの Ten が朝鮮姓のどれに当たるかは議論されていないようだ。当人は知っているだろうか? 可能性の高い順に挙げる。 「鄭」 (テイ) Cheong 5位姓、「全」 Cheon 21位姓、「田」 〜n 35位姓、「丁」 〜ng 36位姓、「程」 〜ng 75位姓、「銭」 〜n 122位姓。
高橋・トラン組は日本のペア選手として初めてメダルを取った。
トランはベトナム人とカンボジア人を両親としてカナダに生まれた。Tran というのはベトナム姓 「陳」
Trần だろう。tr は反り舌で中国語の ch に相当。英語の try の音に近い。tran は、本来、「トラン」 ではなく 「チャン」。
2012/4/2
「このかたが、今年の
ミス・ユニバース・ジャパンです!」。そのたびに、TVの画面を見て、きょとんとしてしまうんだな。今年は原綾子さん、というヒトだそうだが、やはり 「?」。オンナは外見じゃなくて、内面も重要なのよ、って言う? じゃあ、バラエティやクイズに出てきても魅力を感じないのは、なぜよ?
西尾由佳理さん。昨日、4月1日から、テレ朝 (ABC制作) で “日テレ退社後、初のレギュラー番組” を担当。
「ヒットの泉」。日曜、朝の9:30から。2時間前のTBS、「がっちりマンデー」 に似てるなぁ……。ヨシズミさんはいいとして、北村森(もり)というオジサンの貧乏くさいナリをなんとかしないと。
子役ブームで、
「小林星蘭」 (せいらん) ちゃん、って女の子が出てくるでしょ。あの子って、去年の今ごろ頻繁に放送してた AC の 「正しく分別してちょっとだけバイバ〜イ」 の子よね。あのね、あたし、芦田愛菜ちゃんを見てもナンとも思わないけど、あの 「バイバ〜イ」 の女の子にはキュンキュンしてたの。
2012/4/3
今日は神保町シアターで
高峰秀子さんの映画
『名もなく 貧しく 美しく』。監督は夫の松山善三氏である。氏は、もと脚本家で、この映画で監督デビュー。高峰さんは当時37歳。フィルモグラフィでは後期に属す。聾(ろう)の夫婦の物語。浪花節に堕さず、エンタとアートの分水嶺でうまくフィルムを撮り上げた。
神保町シアターで
高峰秀子さんの映画の人気投票をおこなった。1位 『浮雲』 (成瀬)、2位 『二十四の瞳』 (木下)、3位 『名もなく貧しく美しく』 (松山)。アタシの好きな3本は、
『あらくれ』 (成瀬)、
『稲妻』 (成瀬)、
『永遠の人』 (木下)。映画の評価ではなく、女優 高峰秀子の観点からの評価。
4/21〜5/18。渋谷のシネマヴェーラ (ユーロスペースの上) で “妄執、異形の人々” と銘打った特集上映がある。ソ連のSF
『キン・ザ・ザ』、『火を噴く惑星』 が上映される。必見。ホドロフスキが3本掛かるがブルーレイとビデオ上映だから見てはいけない。その他、エド・ウッドの
『プラン9』 など。
こういう写真を集めてみると、
フィギュアスケートってのは、苛酷なスポーツなんだなぁ、と思う。なんの拷問?
あんね、
鈴木明子さんが、ショートプログラムで着用するコスチュームの色が異様に好き。銀ネズの色味、質感、なんかポーッとする。色味って、わずかに異なるだけで、全然、印象が違うんだよね。ドンピシャでいい感じ。うつくしわ〜。写真だと、質感が伝わってこないんだよね。
本日、午後9時より。
『幕末太陽傳』 (デジタル修復版)。 NHK BS3。デジタル修復は、現存するフィルムを全て調査し、各部分について、もっとも状態のよいものをデジタル化し、キズ、揺れ、コマ跳び、音声などを修復し、35ミリ フィルムに焼いて公開した。BSで放送する、ということは、デジタル直、だね。
あたしが、よく、昔の映画の写真を載せるでしょ。あれね、多くの場合は 「映画の1コマじゃない」 のね。
スチル写真 (昔は、誤ってスチールと言った) は、映画のカメラマンとは別の 「スチール・カメラマン」 がいて、撮影を別のカメラで望遠で撮ったり、映画のシーンを再現して撮ったりしたの。宣伝用ね。
「アイコラ」 知ってます? 「アイドルの顔」 と 「おぬうど」 なぞを合成するゴクロウな趣味。ところが画像を渉猟していると、一見して合成とわからない写真がひそんでいて困る。「麻薬撲滅ポスター」+「ノリピーの顔」 みたいな合成。たとえば、これは水樹奈々さんの有名なコラ。右が本物。意図が微妙なのね。
ワタシは
アイコラではありません、みたいなフリしたアイコラが増えると 「疑心暗鬼を生ず」 で、ナンでも怪しく見えてくる。たとえば、今では第一線の女優さんの若いころの水着写真とか、一流女性アナウンサーが温泉に入ってレポートしてる写真とか。これなんかどうだろう。吹石一恵さんだけど、本物だと思う?
以前、日記のほうで、NHK の
テレビ体操のキャプチャーを取り上げたことがある。これも、普通のヒトには、まったく意図のわからないコラージュだったのね。答えを見なけりゃ、まずわからない。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1710151120&owner_id=809109
なに、つまんないことをつぶやいてんだか、と思われるかもしれないけど、きっかけは、このナンでもない
「中野美奈子」 さんの1枚。目がヘンなの。こういう微妙にヘンな目って、できるものかな? コラ? でも、そんなところに細工するだろうか? 疑い出すとキリがない。
上野樹里さんが出てる
「イーハイフン」 のCM。「ハイな日」 (アクセントは○●●● 低高高高) が、どうしても 「ハンナギ」 に聞こえる。声は日本人? 「イ」 が 「ナ」 の前で鼻音化して、「ヒ」 が摩擦性の強い
[ʝ] 化している。
[haĩnaʝi] で 「ハンナギ」 になる。ハテ真相は?
n の前の母音が鼻母音化する現象はブラジル・ポルトガル語などに見られる。ポルトガル語は過去にも同じ現象を起こした。
「リスボン」 のラテン語名は Olisipone オリスィポーネ。俗ラテン語 Lisbona リズボーナ。n は o を鼻母音化して消失。o の鼻音性が失われると Lisboa になる。
マーヴィン・トランは日本スケート連盟所属だが、カナダ人である。先だって申し上げたとおり、Tran はベトナム姓の 「陳」
Trần チャン。同じくカナダ人の
パトリック・チャンは、両親ともに香港からの移民。広東語姓は 「陳」 Can4 チャン。同じ 「陳」 なのに、かたやトランで、かたやチャン。奇妙。
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