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2012年02月25日18:32

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映画「聖トリニアンズ女学院」を観る、不良はエレガントである。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341357

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341613





今、2を観ている最中だが、1が非常に面白かったので、皆さんにも紹介したい。
いわゆるフダつきの不良学園が学園一同となって危機を乗り越えるという物語なのだが、本作品は女学院で、そのワルっぷりは我が国で思い浮かべられるスケバンなどという貧相なイメージにとどまらない、突き抜けたイメージで表現される。

まず、セリフでも言われた一言。「イカれた魔法学校(ホグワーツ)みたい!!」

その通り、看板からして干し首や脅し文句が迎えてくれるようなブラックさは、英国独特の悪趣味満載であった。こういう仰々しさは英国ならではのもので、ノーブル・サベージのなんたるかがここでも見え隠れしていた。

ここで小話を紹介しよう。

明治時代のロイヤル・ファミリーは我が国の刺青技術の美しさを高く評価し、何人かが来日の際、是非刺青を全身に入れようとしたところ、当時の日本政府の強硬な反対にあい、やむなく断念したそうである。

詳しくは以下の本を。

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表紙だけをご覧になってもお分かりのように、刺青は不良だけのものではない。
むしろ、不良もまたエレガントのうち、なのである。
その証拠にキャデラックを無造作に運転するアメ公と比べて、ノートンやトライアンフ、ローバーミニを乗りこなす英国人の方が優雅に見える。

ノーブル・サベージとは何か。

この映画で今一度その意味合いを考え、子供たちにとってどのような教育が理想的なのかを考えてみるのもいい。
二作品で校長を演じているのは、「女装した」ルパート・エヴェレット。
ヒゲの剃り跡も青々な顔で、コリン・ファースとキスしかけるシーンには思わず笑ってしまったが、このへんも英国ならではの笑いだ。

楽しい映画なのに、我が国ではスルーされているのが誠に残念でならない。
WOWOWでやらなければ私も永遠に知らないままでいただろう。

オススメ!!
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